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2022年03月29日 18:09 更新

朝顔(アサガオ)の花言葉|朝顔の概要や特徴、花言葉、名前の由来

ひまわりと並び、夏の花の代表的存在である朝顔。小学校で育てることも多く、日本人にとって馴染み深い花ですが、朝顔の花言葉を知っている人はそう多くないのでは。ここでは、朝顔の概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

朝顔の花言葉

朝顔

夏の朝に彩りを添えてくれる朝顔の花。朝顔というと、子どもの頃の夏休みを思い出す人も多いのではないでしょうか。

大ぶりでカラフルな朝顔には、明るい花言葉がつけられていそうなイメージですよね。

しかし、実際のところ、朝顔につけられている花言葉は「はかない恋」「固い絆」「愛情」

明るく元気なイメージの朝顔からは、少々かけ離れた花言葉です。

「はかない恋」は、朝に開花しても昼にはしぼんでしまう短い命であることから、「固い絆」「愛情」は、支柱にしっかりとツルを巻きつけ離れない様子からつけられています。

朝顔の色別の花言葉

朝顔

原種の朝顔は青色ですが、現在までに赤、ピンク、白などさまざまな色の朝顔が登場。以下で、朝顔の色別の花言葉をご紹介します。

青色の朝顔の花言葉

青色の朝顔の花言葉は、朝顔全般の花言葉と同じ「はかない恋」

やはり、咲いている時間が短い短命であることからつけられており、「短い愛」の花言葉もあります。

赤色の朝顔の花言葉

赤色の朝顔の花言葉は、「はかない情熱的な愛」

情熱の色として知られる赤。赤い花には、熱い愛情の花言葉がつけられることが多いです。
朝顔の場合、この情熱的なイメージに青色同様の短命というはかなさも加わり、この花言葉になったと考えられます。

ピンク色の朝顔の花言葉

ピンク色の朝顔の花言葉は、「安らぎに満ち足りた気分」

青色や赤色と異なり、短命であるはかなさは感じさせない花言葉です。
ピンク色は「攻撃的な気持ちを鎮める色」とされていることかつけられた花言葉とされています。

紫色の朝顔の花言葉

紫色の朝顔の花言葉は、「冷静」「平常」

こちらもピンクの朝顔の花言葉同様、朝顔の短命さにちなんだものでなく、色のイメージからつけられた花言葉のようです。

朝顔に怖い花言葉はある?

朝顔

これまでに紹介してきた朝顔に怖い花言葉はありませんが、実は朝顔には「あなたに絡みつく」という花言葉もあります。

粘着質な愛を想像させる、少し怖い花言葉ですよね。

さぞかしゾッとするような由来があるのでは…と思いきや、ツルが支柱に絡みつく性質からつけられた、単純な由来のようです。

朝顔の特徴

朝顔

朝顔はヒルガオ科サツマイモ属に分類される一年草の植物。
朝顔と昼顔は特徴が異なりますが、実は同じヒルガオ科。花の形も似ており、円錐形でラッパのような花を咲かせます。朝顔は夜明け頃から咲き昼になるとしぼんでしまいますが、昼顔は昼になってもしぼまないことで区別されています。

古くから親しまれている朝顔ですが、日本が原産国ではなく、日本には奈良時代に中国から渡来しました。
当時は薬草として用いられており、観賞用となったのは江戸時代から。現在は園芸品種も多くつくられ、花の色も花の大きさも豊富。ポピュラーな大輪のものから、花や葉がユニークな形に変化した変化咲き朝顔もあります。

朝顔の基礎知識

・分類…ヒルガオ科サツマイモ属
・原産地…熱帯アジア、ヒマラヤ山麓
・別名…ケンゴシ
・開花期…7月~9月
・出回り期…6月~7月

朝顔の名前の由来

朝顔

朝顔の名の由来については諸説あり、そのまま夏の朝に花を咲かせることから、という説や、朝に美しく咲く様子を「朝の美人の顔」にたとえ、「朝の容花(かおばな)」から朝顔になったという説があります。

ちなみに、朝顔の英語名は「morning glory」。直訳で「朝の輝き」という意味です。
英語圏でも、朝顔は朝の花の象徴的存在のようですね。

朝顔の誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
朝顔が誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

4月14日(白)、7月6日、8月1日、8月6日

江戸時代に一大ブームを巻き起こした花

朝顔

朝顔は日本原産ではありませんが、日本で園芸化が進み、実に多くの品種が生まれています。

この品種改良活性化のきっかけとなったのが、江戸時代の朝顔ブーム。
奈良時代末期に渡来した朝顔は、江戸時代になると庶民の間で一大ブームとなり、朝顔を趣味とする人が急増。多くの人たちが新種の朝顔を生み出そうと夢中になりました。

突然変異体の変化朝顔も次々登場し、朝顔は鑑賞用の花として親しまれるように。当時は、現在見ることのできない濃色な黄色の朝顔なども存在していたようです。

現在は「緑のカーテン」でブームに?

緑のカーテン

ツル植物である朝顔は、周囲にあるものにツルを絡ませ、葉をたくさんつけながら成長していきます。この性質を利用したのが、グリーンカーテン。

グリーンカーテンとは、窓際や壁際にネットを張り、ツル植物に這わせてカーテン状にしたものを言います。葉が日光を遮ってくれるので夏場でも暑さが軽減でき、室内の温度を下げる効果も。

近年、電気の消費量を抑えるエコな生活が注目されている中で、このグリーンカーテンを取り入れる人が増加。グリーンカーテンにぴったりの植物として、朝顔を育て始める人も増えているようです。

まとめ

少し怖い花言葉もある朝顔。プレゼントするのなら誤解されないよう気をつけたほうがよいですが、育てる分には花言葉にこだわる必要はないでしょう。

夏休みには、家族で朝顔の観察やグリーンカーテンづくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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