【春ネーム・サクラネーム】「春」「桜」を用いた名前や「さくら」「はる」と読む名前が人気、名づけトレンド
育児支援サイトを運営するベビーカレンダーは、2022年3月生まれの赤ちゃん9,317名を対象に「3月生まれベビーの名づけトレンド」を調査しました。その結果、女の子では「こはる」「さくら」と読む名前、男の子では「はると」と読む名前である「春ネーム」、「サクラネーム」が増加していることがわかりました。
専門家から直接アドバイスを受けられる育児支援サイトを運営するベビーカレンダー(旧社名:クックパッドベビー、東京都渋谷区 代表取締役:安田啓司)は、赤ちゃんの名前ランキングを毎月調査・発表していますが、このほど、2022年3月生まれの赤ちゃん9,317名を対象に調査した「3月生まれベビーの名づけトレンド」を発表しました。
3月生まれの赤ちゃんの名前は、男女ともに春らしい季節感を取り入れた名前が急増していました。漢字「春」を名前に用いたり、読みに「はる」を使った「春ネーム」や、名前に漢字の「桜」を用いたり、「さくら」と読む「サクラネーム」が増加しました。
3月生まれ名前ランキングの女の子の名前1位は「凛(りん)」、2位「結菜(ゆいな)」、3位「芽依(めい)」・「心春(こはる)」でした。1位の「凛」は2021年12月以降4カ月連続で1位を獲得しています。
男の子の名前1位は「蓮(れん)」、2位「蒼(あおい・あお)」、3位「碧(あおい・あお)」・「湊(みなと)」という結果でした。男の子の名前はTOP3のほか、7位「新(あらた)」・「暖(だん)」、9位「朔(さく)」などTOP10のうち7つが、漢字一文字の「一文字ネーム」でした。
女の子の読みでは、「えま」が2021年7月以降8カ月連続で1位です。 昨年の年間よみランキング1位と人気の読みが今年も人気。「こはる」や「さくら」といった春を感じる名前がTOP10入りしました。
男の子の読みでは、「はると」と「はるき」、2つの「はる」とつくよみの名前がランクイン。昨年の年間よみランキングで13位だった「そら」が、2021年8月以降TOP10入りし続けており、今年さらに人気が高まっているよみと言えそうです。
漢字ランキングでは、女の子の1位は「菜」。菜の花の開花時期に合わせ、毎年春生まれに特に多く用いられる漢字の一つです。2月の7位(205名)から、3月は1位(241名)へ増加しています。また、2位「花」、3位「莉」と「艹(くさかんむり)」を用いた植物をイメージする「ボタニカルネーム」が好まれていたことがわかります。
男の子の1位は近年人気ランキング1位の座を譲っていない絶対王者の「翔」。月間ランキングでも1年以上1位をキープしています。
以上のランキングを「春」や「はる」が使われている「春ネーム」に限ってみていくと、女の子の漢字ランキングでは、全体3位「心春(こはる)」が、2月58位から大きくランクアップ。「春」を用いた名前は「心春」のほか、「小春(こはる)」、「彩春(いろは)」、「春香(はるか)」、「琴春(ことは・こはる)」といった名前が人気です。読みランキングでは、「こはる」が、3月は2月11位(49名)から、2位(72名)と約1.5倍増になりました。「こはる」とよむ名前は、3位にランクインした「心春」のほか、「心陽」、「心晴」、「小春」、「心遥」、「こはる」、「瑚悠」など24種類のバリエーションがみられました。
「春ネーム」の男の子の漢字ランキングでは、「春」が2月100位圏外(18名)から、3月は52位へ人気急上昇しています。 「春」を用いた名前は89位「春輝(はるき)」のほか、「春斗(はると)」、「春(はる)」、「春樹(はるき)」、「春澄(はると)」、「春翔(はると)」など40名に、24種類のバリエーションで名づけられていました。読みランキングでは、ここ数年の年間ランキングでも1位をキープしている絶対王者「はると」が1位に。通年人気のよみですが、特に春生まれに多く名づけられる傾向があり、2月は100名でしたが3月は126名に増加していました。7位は「はるき」、11位は「はる」と上位に3つの「はる」をよみに使った名前がランクインしていました。
また、女の子は「〇春」と名前のうしろに春を用いる名前が人気、男の子は「春〇」といった形で一文字目に用いられていました。
また、「桜」や「さくら」が使われている「サクラネーム」に限ってみていくと、女の子の漢字ランキング12位「桜」は、2月22位(100名)から人気急上昇していて、「桜」を使った名前はほかに、22位「美桜(みお)」、62位「桜(さくら)、「実桜(みお)」、81位「里桜(りお)」、99位「愛桜(まお・あいら)」、「心桜(みお)」など146名の名前がみられました。女の子の名前ランキング11位には「さくら」、「咲良」が同率でラインクイン。「さくら」は2月58位から、「咲良」は2月87位から、どちらも3月は11位へと人気が急上昇していました。読みランキング5位の「さくら」は、2月42位から大きくランクアップ。2月は25名でしたが、3月は58名に名づけられており、2倍以上に増えています。
「サクラネーム」の男の子の漢字ランキングでは、「桜」が2月の漢字ランキング100位圏外(16名)から、3月は40位(49名)へ、なんと3倍に増加していました。「桜」を用いた名前では、「桜虎(おうが)」、「蒼桜(あお)」、「大桜(たお)」、「一桜(いお)」、「桜都(おと)」、「桜佑(おうすけ)」など40種類の名前で名づけられていました。
ベビーカレンダーが運営する「⾚ちゃんの名づけ・名前ランキング」サイトには、過去のランキング結果から名前が何位なのかを検索できる「名前ランキング検索」コーナーもあり、順位や「漢字検索」ができます。気になる名前や読み、漢字の順位を調べられるので、これから⾚ちゃんの名前を考える人には参考になりそうです。
「赤ちゃんの名づけ・名前ランキング検索」はこちら:https://nazuke-nameranking.jp/
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された人
調査期間:3月1日~3月25日
調査件数:9,317件(男の子:4,663件/女の子:4,654件)
(マイナビ子育て編集部)