ダリアの花言葉｜ダリアの概要や特徴、花言葉、名前の由来

ダリアの花言葉は「華麗」「優雅」「気品」。

言うまでもなく、その華やかな花姿が由来となっています。女性に贈ればとても喜ばれそうな言葉ですよね。実際にフラワーギフトとしても人気が高く、プライベートの贈り物はもちろん、退職や就職などビジネスシーンに贈られることも多い花です。

ダリアはヨーロッパにおいて実に品種改良が盛んに行われた花で、花色は多種多様。色別の花言葉もつけられています。

ダリアの定番といえば赤色。
赤色のダリアの花言葉は「華麗」「栄華」。

定番色とあり、ダリア全般と同じ「華麗」の花言葉がつけられています。

また、赤は勝利のイメージをもつ色ともいわれていることから、栄え輝く意味の「栄華」の花言葉も。就職祝い、開業祝いなどにぴったりの花言葉です。

白いダリアの花言葉は「豊かな愛情」「感謝」。

花言葉の由来ははっきりとはわかっていません。

白色の花は潔白さの象徴としてウエディングシーンに取り入れられることが多いです。白いダリアの花言葉もウエディングシーンにマッチしていますね。

黄色のダリアの花言葉は「優美」。

明るく陽気な雰囲気の黄色をさらに引き立てるような美しい花言葉ですね。
実は黄色の花にはネガティブな花言葉がつけられているケースが多いのですが、ダリアに至ってはそれに当てはまらないようです。

ダリアには美しい花言葉がある一方、「裏切り」「移り気」という、ネガティブな花言葉もつけられています。

これらの花言葉の由来は、フランスの革命家・ナポレオンの妻であるジョセフィーヌにまつわる言い伝えから。ダリアをこよなく愛したジョセフィーヌは自分の庭でダリアを育てていましたが、それを羨んだ貴族がジョセフィーヌからダリアの球根を盗み、自分の庭でもダリアを咲かせました。

この貴族の心無い行いから、「裏切り」「移り気」の花言葉がつけられたとされています。

呪いや死を意味するような怖いものではありませんが、穏やかでない花言葉ですよね。花言葉に詳しい人にダリアを贈る際は、余計な不安を抱かせないよう、ポジティブなほうの花言葉を添えて贈るとよいかもしれません。

ダリアはメキシコを原産とし、18世紀以降ヨーロッパに広がって多様な品種が生み出されました。現在も花の色だけでなく、形や大きさなど変化に富んだダリアが出回っています。

一重咲き、変わり咲きなど花形もさまざま。ポンポン咲き、オーキッド咲き、ボール咲きなどユニークな名前の花形も。大きさも幅広く、超巨大輪のダリアは30cm以上にもおよびます。

・分類…キク科ダリア属
・原産地…メキシコ、グアテマラ
・別名…テンジクボタン（天竺牡丹）
・開花期…5～11月
・出回り期…通年

「ダリア」という花名は、スウェーデンの植物学者「アンデシュ・ダール（Anders Dahl）」からつけられています。ダリアの種を贈られたスペインの植物園園長が名づけました。英語名も、そのまま「Dahlia（ダリア）」です。

日本名の「天竺牡丹」は、花姿が牡丹に似ていることが由来。「天竺」はインドを表す言葉で、日本に入ってきた当初はインドの花だと思われていたようです。

花言葉どおり華麗に輝くダリアは多くの芸術家たちを魅了してきました。

メキシコの女性画家フリーダ・カーロは、アップにまとめた黒髪にダリアを飾った自画像を描き、この絵は彼女の有名作品のひとつとなっています。

また、印象派の画家として知られるセザンヌやルノワールも、花瓶に生けたダリアを絵のモチーフに取り入れています。

通年出回っており存在感も圧倒的なダリアは、フラワーギフトやフラワーアレンジメントや花束でも人気です。

オフィスの開業祝いや引っ越し祝いのときは大輪のダリアが晴れやかでおすすめ。個人に贈るときは小さめのダリアを複数組み合わせてもよいですね。

フラワーアレンジメントに取り入れる際は、茎を短く切るのがよいでしょう。ダリアは茎が空洞なため、大輪のダリアは茎が重みに耐えられずよれてしまうことがあります。花や葉が傷みやすいため花の部分だけを使うことも多いです。

見た目に華やかなダリアは、贈り物として喜ばれること必至。大切な人の節目やお祝いにぜひダリアのフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。花言葉にネガティブなものもあるため、ポジティブな花言葉を取り上げたメッセージを添えて贈ると安心です。