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2022年07月02日 19:34 更新

元浪費家&元借金アリ夫婦。現在の貯蓄率は40%以上! 月のやりくり費を4.5万円におさめるコツは?

学費に教育費、日々の食費や日用品費など、子育て中は何かとお金がかかる時期。さらに自分たちの老後資金も必要……。そんなお金に悩めるパパママに向け、子育て中の共働き夫婦に「やってよかった!」家計管理術をインタビュー! 今回は元浪費家&元借金ありから総資産1200万円を達成したアミさんの、やりくり費節約法を聞きました!

月のやりくり費を予算4.5万円におさめる!

今回、インタビューしたアミさんは、独身時代、家賃の高いマンションに住んでいたり、趣味や美容にお金をかけたりと、ほとんど貯金がなかったそう。旦那さんも結婚前は多額の借金を抱えており、家計管理が決して得意ではないカップルでした。

ただし、結婚を目前にしたころから意識が変わり、一念発起! 主にアミさんがお金の管理を担うかたちで頑張り出し、旦那さんもアミさんのアドバイスをもとに借金を完済。現在は月の収入の40%以上を貯蓄に回す共働き夫婦へと進化しました。

ちなみに現在の二人合わせての収入は、月およそ50〜60万円程度(夫婦ともにボーナスなし)。この中から毎月30万円ほどで生活すると決めています。

子どもがいてもコンパクトな1LDK賃貸で暮らすなど、固定費を下げる工夫はもちろん実施済み! 今回は、アミさんが“やりくり費“と呼ぶ、食費などの変動費を月4.5万円に抑えるワザを教えてもらいました。

やりくり費の内訳は食費、日用品費、子ども用品費、レジャー費など

アミさん:
月の変動費を一括して、やりくり費と呼んでいます。内訳は、食費、日用品費、子ども用品費、レジャー費など。

毎月の予算を4.5万円と設定しているのですが、その理由は、尊敬する家計管理インフルエンサー・母さん家計365日(@kaasankakei.365)の“かーさん”さんが、夫婦と小中学生のお子さん2人の4人家庭で1日3000円生活を送っているのを参考にしたから。

夫婦2人+乳幼児1人なら、その半分の1日1500円でもいけるのでは?と思い、1500 円×30日の4.5万円を予算にしました。実際に試してみると、ちょうどいい金額設定だったので今も続けています。

料理が得意ではないからこそ、自炊のハードルは下げる!

「やりくり費を4.5万円に抑えるために頑張っていることは、自炊!」と話すアミさん。そうはいっても、共働き家庭。毎日仕事が終わって、子どもを迎えに行っただけでもヘトヘトなのに、予算内で自炊し続けるのはもっと大変なのでは? それとも、よっぽど料理が好きで得意なのでしょうか?

アミさん:
とくに好きでも得意でもありません(笑)。疲れて、作りたくない日もよくあります。ただ、そんな自分をよく知ってるからこそ、自炊のハードルを徹底的に下げることを意識しています。

まず、夕食だからといって豪華なメニューを作ろうとはしません。疲れた日は具だくさんスープとごはんがあれば、それでOK!

家に帰って食べるものがなかったり、作るのに時間がかかったりするのを避けるため、週末に業務スーパーでまとめ買い。ごはんも手間のかからない無洗米を使って、まとめ炊きして冷凍しています。

アミさん:
野菜は業務スーパーの冷凍野菜を重宝していますし、生の野菜も皮はほとんどむきません。調理器具は使ってもピーラーやキッチンバサミ。洗い物をできるだけだしたくないんです! 

ほかにも電子レンジや炊飯器でできるレシピが大好きだから、卵焼きは必ずレンチンだし、炊飯器ならお肉も冷凍のままドボン!(笑)。冷蔵庫にはそのまま食べられるちくわなどの練り物や納豆を常備していますよ。

外食するときは各自のお小遣いから!

決して自炊オンリーというわけではなく、外食やUber Eatsなどのデリバリーも普段から利用して楽しんでいるというアミさん。ただ、その支払いには夫婦独自のルールが……!

アミさん:
実は外食やデリバリーの費用はやりくり費に含まれていません。月の生活費の中の7.4万円(各自3.7万円)を夫婦のお小遣いとして設定していて、それぞれの昼食代や美容費、服飾費、趣味にかける費用などもそこから出しているのですが、家族での外食やデリバリーにかかるお金もお小遣いから捻出しています。支払い時にどちらかのお小遣いから出すのですが、前回は私のお小遣いから支払ったから、次は夫のお小遣いから…とかそういう感じです。

出ていく金額自体は一緒なのですが、やりくり費に入れるよりもお小遣いから出すほうが、重みがあるというか、身銭を切っている感じがして、慎重になる! 

ちなみに外食やデリバリーもクーポンやキャンペーンを活用して、できるだけ安く済ませられるよう、常日頃から意識していますよ。

マクドナルドの外食費は貯まった楽天ポイントで支払うときもあるそう(アミさんのInstagramより)

ふるさと納税やキャッシュレス決済のポイントバックをフル活用

ほかにも節約の工夫としてふるさと納税やキャッシュレス決済をあげてくれたアミさん。どちらもやりくり費を4.5万円に抑えるためになくてはならないものだそうです。

アミさん:
ふるさと納税は無洗米が返礼品の自治体に寄付することが多いです。我が家のお米はほとんどふるさと納税の返礼品かポイントバックを狙った楽天市場での購入か、そのどちらかですね。

ふるさと納税では、トイレットペーパーをいただいたことも。お得だったし、必ず使うものなので、人にもおすすめしています。

普段の支払いはほぼキャッシュレス決済です。主に楽天カードと楽天ペイを使用し、昨年だけでも年間で8万円ほどの楽天ポイントを貯めることができました。楽天ポイントは楽天市場で使わず、楽天ポイントが使える街のお店で利用することがほとんど。やりくり費が予算を超えそうなピンチのときは、ポイントでカバーするようにしています!

やりくりが苦手な夫とは目標を共有

メリハリをつけた家計管理のおかげで貯蓄ゼロから1200万円を達成したアミさん。さぞかし旦那さんもお金の管理はお手の物かと思いきや、今も苦手なままだといいます。最後に家計管理が苦手なパートナーを巻き込み、結果を出していくコツを教えてもらいました!

アミさん:
一つはパートナーのお金がなくならないように、工夫すること(笑)。

我が家の生活費はほとんど夫から出しており、夫の口座から家賃や光熱費など自動で引き落とされるように設定しています。それ以外もお小遣い分以外は家族財布へすぐに移動。あったらあった分だけ使ってしまう人なので、家計管理は私の担当です。夫のお金で生活費をまかなう分、自分の給料は貯蓄や教育費の積み立てなどに回しています。

アミさん:
あと、もう一つ大切なことは夫婦で「何のために貯めるのか?」、将来の目標を共有すること!

夫とは「2030年に家族で世界一周したいね!」という話や「子どもの選択肢をできるだけ広げてあげたい」と話をしています。それらが彼のモチベーションにもなっているから、私に完全に任せてくれているんだろうなと。

夫婦って仕事と同じで役割分担。夫はお金のことは苦手でも、それ以外のところでとても頼りになる人です。私は元浪費家ですが、家計管理をやってみると案外得意なほうでした。だから、できるほうがフォローしたらいい。我が家ではそれがいちばんいいかたちとして、落ち着いたと思います。

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