猛暑の食中毒、100名に聞いた「一番怖い食べ物」は? KULASIFULが"食中毒回避術6選"を公開
主にキッチン用品の製造・販売を行うKULASIFULはこのほど、一般家庭の100名を対象に「夏場の食中毒に不安を覚えるか」の意識調査を実施。7月27日にその結果を発表しました。
「夏場の食中毒が不安」の声は96%と、圧倒的多数に!
厚生労働省によると、令和2年における食中毒患者は14,613人にも及んでいます。中でも6月〜8月の暑い時期は、1年の中でも食中毒の患者数はピークに。特に今年は関東で40℃を超える猛暑日が発生しているため、食中毒事件の発生はますます増えることが懸念されます。
そこで今回、KULASIFULが一般家庭100名を対象に「夏場の食中毒に不安を覚えるか」について調査を行ったところ、「不安を覚える」と答えた人が96%、「覚えない」が4%に。ほとんどの人が夏場の食中毒に不安を感じているということがわかりました。
また、「食中毒が一番気になる食べ物は何か」という質問に対しては「魚介類(生魚・貝類・寿司など)」が最も多く49%となりました。次いで、「生肉」12%、「お弁当・作り置き料理」「カレー・味噌汁」が11%、「たまご」が10%、「その他(野菜・乳製品・豆腐など)」が7%となりました。
共働き夫婦に知ってほしい! 食中毒衛生月間に意識すべき食中毒回避術とは?
厚生労働省によると、令和2年の食中毒患者数は10〜14歳が2,395人と年代別で最多となる結果に(令和2年食中毒発生状況/厚生労働省)。この結果を受け、同社では小中学生の子どもを持つ夫婦に伝えたい食中毒回避術を公開しています。
回避術① 消費期限を確認して購入
スーパーなどで食品を購入する際には、生鮮食品も含めて消費期限を確認しましょう。また、生鮮食品を買い物カゴに入れるのは買い物の最後にし、食品の温度ができるだけ上がらないようにすることも大切です。また、購入後のお肉や魚のドリップが他の食品に付着するのも食中毒発生原因の1つ。ビニール袋に入れて持ち帰りましょう。
回避術② 冷蔵庫は詰め込みすぎない
食品を冷蔵庫に入れたら安心というわけではありません。庫内の温度が高いと、食品が早く悪くなり、食中毒のリスクが高まります。冷蔵庫に食べ物を詰め込みすぎると冷却効率が落ちるので7割程度を意識し。細菌の多くは10℃で増殖が遅くなりますので、10℃程度程度で管理ができるようにしましょう。
回避術③ 下準備も衛生管理を徹底
料理前の手指消毒が食中毒回避に役立ちます。また、サラダなど生食用の最良に肉・魚の水分(ドリップ)がかからないように気をつけましょう。肉・魚を切った後のまな板・包丁で、生食用の野菜や果物を切るのもNGです。肉などを切った後のまな板・包丁は食器洗剤で洗い、熱湯をかけることが大切です。
回避術④ 調理中の食べ物を室温放置しない
カレーなどの鍋物を煮込んだ後にそのまま放置しないようにしましょう。室温で放置すると細菌が食べ物内で繁殖してしまう恐れがあります。調理中の料理をしばらく寝かせる場合には冷蔵庫に入れる、再度調理を開始する際には十分に加熱するなどが重要です。
回避術⑤ 残った食べ物の扱いにも注意
食後、食べ物が残ってしまったら、新しいお皿やフードコンテナで保存しましょう。その際、食べ物の粗熱が早く取れるように浅い容器を使うことがおすすめです。また、作ってからしばらく時間が経過した場合は思い切って捨てることも大切。もし食べるとしても、十分に加熱をしてから食べるようにしましょう。少しでも味がおかしいと感じたら、食べてはいけません。
回避術⑥ 調理時はできる限り除菌を心がける
食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、殺す」です。手洗いや調理器具の除菌など、食べ物に触れるものの除菌を徹底しましょう。
【調査概要】
・調査機関:shufti(クラウドソーシングサイト)
・調査方法:100名にアンケートを取り、回答率から結果を算出
・調査時期:2022年7月25日
KULASIFUL
https://kulasiful.com/
(マイナビ子育て編集部)