Tシャツ購入で「−1才の命にむきあう」チャリティーを――NPO法人親子の未来を支える会 8月7日まで1週間限定で開催中
生まれてくる子の25人に1人は、なんらかの病気や症候群をもっているといわれています。医療技術の進歩と共に、生まれつきの病気は生まれる前にわかるようになりました。そのように生まれつきの病気や症候群を調べる検査が、出生前検査です。
-1才の命にむきあうお手伝い。
NPO法人「親子の未来を支える会」は、「−1才(うまれるまえの)命にむきあうお手伝い。」をキャッチコピーに、生まれつきの病気や障がいをきっかけに不安や葛藤を感じる家族を妊娠中あるいは妊娠前から支えたいと、中立的な立場での胎児ホットライン相談窓口、当事者同士が交流できるオンラインピアサポートシステム「ゆりかご」の運営などを行っています。
団体の代表で産婦人科医の林伸彦(はやし・のぶひこ)氏は、「出生前にできる検査のことや出生後の生活のことなど、個々の家族の不安や葛藤を理解した上で、その先の見通しを立てられるよう心がけています。生まれてからを支援する団体はいくつかありますが、産むかどうか迷っている時点から出産後までを連続的に支援している団体はまだ珍しいと思います」と話します。
日本でも、ママの血液を調べるだけでおなかの赤ちゃんの染色体異常がわかる検査「NIPT(無侵襲的出生前遺伝学的検査)」を受けられる施設が増えてきており、出生前検査への注目が集まっています。
なかには、親子の未来を支える会が行っている「胎児ホットライン」に相談を考えた人もいるのではないでしょうか。胎児ホットラインは相談料がかかりません。ブックレットの販売や助成金の取得、そして寄付によって運営されているからです。
8月7日までチャリティーを実施
そんな「親子の未来を支える会」とチャリティー専門ファッションブランド「JAMMIN」(京都)は、2022年8月1日~7日の1週間限定で、コラボキャンペーンを実施。オリジナルデザインのチャリティーアイテムを販売します。
JAMMINのホームページからチャリティーアイテムを購入すると、1アイテム購入につき100円~700円が団体へとチャリティーされ、活動費として活用されます。
JAMMINによるコラボデザインには、うまれるまえの尊いいのちと、それを包むやさしい社会を星や鳥、風や山が表現されています。
アイテムはTシャツを中心に、パーカー、スウェット、トートバッグ、エコバッグ、エプロンなども展開しています。今回のチャリティーは胎児ホットラインの運営や相談員の人件費、ブックレットの増刷、事務経費、研究のための諸費用にあてられます。
出生前検査について適切な理解を
親子の未来を支える会では、出生前検査への適切な理解が進むことを願っています。
「出生前検査は『産むか産まないかを判断するため』という単純なものではなく、いのちへの向き合い方のひとつでしかないにもかかわらず、そこが十分に知られていません。いのちに振るいをかけるものであるという面だけが広まっていると感じますが、そのためだけの検査ではないということを伝えたいと思っています」(林医師)
うまれるまえから医療があたりまえに受けられること、病気を予防すること、胎児診断の先に治療という選択肢を用意すること、その選択のための情報提供を行うこと、それらはどれも大切なことです。
「親子の未来を支える会」はこれからも、うまれるまえから親子の未来を一緒に考え、支え、誰もが安心して妊娠や子育てをできる未来を目指していくそうです。
▼JAMMINチャリティーTシャツ販売ページ
https://jammin.co.jp/shop/
▼JAMMINのサイトでは、親子の未来を支える会のインタビュー全文も掲載中。こちらもあわせてチェックしてみてください。
https://jammin.co.jp/charity_list/220801-fab-support/
(マイナビ子育て)