中学受験のため塾に通い始めた時期は?「通塾なし」は2割、もっとも多いのは?【偏差値60以上の中学に通う子どもがいる保護者に調査】
イノベーションシステムが運営するひまわり教育研究センターは9月6日、偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者を対象に実施した「お子さんの中学受験」に関する調査結果を発表しました。
中学受験対策塾に通い始めた時期は、「小学4年生の2月~小学5年生の1月」が最多
まず、子どもの通う中学校がある地域を保護者に尋ねると、「関東」(41.3%)が一番多く、「近畿」(22%)、「中部」(12.6%)と続きました。
次に、子どもは中学受験対策塾(公文などを除く)に何年生から通ったか聞くと、最も一番多かった回答は、「小学4年生の2月~小学5年生の1月」(23.3%)でした。次いで「小学3年生の2月~小学4年生の1月」(22.0%)、「通っていない」(20.7%)、「小学5年生の2月~小学6年生」(19.3%)となっています。
「小学1年生」から中学受験対策塾に通っていたと回答したのは4%(6人)で、4人が近畿地方、2人が関東地方の中学校に通う子どもをもつ保護者でした。「小学1年生2月~小学2年生1月」と回答した保護者5人(3.3%)のうち、2人が関東地方、2人が東北地方、1人が九州地方となっています。
そこで、人数が多かった関東地方だけで集計すると、最も多い回答は「小学4年生の2月~小学5年生の1月」(26.2%)でした。その後は、「小学3年生の2月~小学4年生の1月」(23.0%)、「通っていない」(16.4%)、「小学5年生の2月~小学6年生」(14.8%)と続いています。
全体調査と比べると、「小学2年生2月~小学3年生の1月」から通塾したと回答した関東地方の保護者は、全国の保護者よりも割合が多くなっています(関東地方13.1%、全国7.3%)。一方、「小学5年生の2月~小学6年生」(関東14.8%、全国19.3%)、「通っていない」(関東16.4%、全国20.7%)と回答した関東地方の保護者は、全体の保護者よりも割合が少ない傾向にありました。
また、2番目に人数が多かった近畿地方だけで集計すると、「小学5年生の2月~小学6年生」「通っていない」(各24.2%)が最も多くなりました。次に多かった回答は、「小学3年生の2月~小学4年生の1月」「小学4年生の2月~小学5年生の1月」(ともに18.2%)でした。
全体調査との違いは、一番多かった回答が「小学5年生の2月~小学6年生」と「通っていない」だったことでした。「小学1年生」から通塾したと回答した近畿地方の保護者の割合は、全体の保護者より多くなっています(近畿12.1%、全国4.0%)。
調査概要
調査実施機関:ゼネラルリサーチ
調査時期:8月16日~18日
調査方法:インターネット調査
対象者:偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者150人
イノベーションシステム
https://www.himawari-child.com
(マイナビ子育て編集部)