「椿」の意味と読み方例、男女赤ちゃんの人気&珍しい名前一覧、椿の名づけに込める願いや注意点
「椿」の花は昔から日本画を始めとして、数多くの芸術作品や着物などに描かれています。海外でも「カメリア」と呼ばれ、とても人気のモチーフです。女の子でも男の子でも名づけに使える「椿」を使った名前の例を集めてみました。
「椿」の意味や読み方・画数・由来・願い
椿の漢字の画数
13画
読み方(訓読み/音読み)
つばき/チン
椿の漢字の意味・願い
つばきの花。珍しく変わったこと。
椿の花のような人になって欲しい。雪の中で咲く椿のようなけなげさを持って欲しい。
椿の漢字の由来
「木」と、並んで生えた草と、幼児が髪を束ねた形と、太陽の形が組み合わさっています。
そこから「草が日を受け、群がりが生じる」ことを意味し、椿の木を表しています。
椿の名前の人気度
ランキングには入っていませんが、植物を由来とするボタニカルネームは人気が上がっています。昨年は桜、葵、柚、杏、梨、楓などが名前の人気ランキングにランクインしています。
「椿」がつく名前の有名人・芸能人・キャラクター
藤村椿(ふじむらつばき)タレント
猫背椿(ねこぜつばき)女優
中島椿(なかしまつばき)漫画家
藍原椿(あいはらつばき)ゲーム「オンゲキ」キャラクター
竜胆椿(りんどうつばき)アニメ「アイ チュウ」キャラクター
「椿」の名前のイメージ
椿のイメージ
椿の花は初冬から春にかけて開花しますが、日本人は雪の中で咲く様子を思い浮かべる人が多いのはないでしょうか。雪の中でも咲き続ける姿に、凛とした生命力を感じる花です。
椿油は食用や灯用、お化粧にも使われるので、万能で身近なイメージもあります。
椿は縁起が悪いイメージもある?
椿は花ごとポトリと落ちることから、首を切り落とす姿を連想するため、武士は嫌ったと言われています。同じ理由で病気見舞いに持っていくのは、避けたほうがいいことも。
一方で葉が丈夫なことから、「霊木」としてその生命力をあがめることもありますし、平安時代には椿油は不老不死の薬として珍重されていたそうです。
名前につけるなら「椿」の花も知ろう
椿の花言葉
控えめな優しさ、誇り
赤い椿「気取らない優美さ」、白い椿「至上の愛らしさ」、ピンクの椿「控えめな愛」
芸術の題材になった花
江戸時代、二代将軍・徳川秀忠が椿の栽培に熱中したことから、椿の人気が上がり、絵師たちはこぞって椿を描きました。
現代でも椿は着物や帯の柄に数多く描かれており、日本の伝統美にはなくてはならない花のひとつです。
有名デザイナーも愛した花
ココ・シャネルはカメリア(椿)をモチーフとしたコレクションをたくさん発表するほど、カメリアを愛したと言われています。ココ・シャネルの理解者であったアーサー・カペルから白い椿をプレゼントされたのがきっかけだそうです。女性の強さと美しさをカメリア(椿)で表現したといいます。
「つばき」と読む「椿」の字を使った名前例
椿 13画
椿姫 13+10=23画
椿妃 13+6=19画
椿希 13+7=20画
椿季 13+8=21画
椿月 13+4=17画
椿咲 13+7=20画
椿生 13+5=18画
椿紀 13+9=22画
「椿」を使った「つばき」以外の女の子の名前例(読み・画数付き)
椿彩(つばさ) 13+11=24画
椿紗(つばさ) 13+10=23画
莉椿(りつ) 10+13=23画
美椿希(みつき) 9+13+7=29画
彩椿季(さつき) 11+13+8=32画
椿芽(つばめ) 13+8=21画
美椿(みつば) 9+13=22画
実椿(みつば) 8+13=21画
世椿(よつば) 5+13=18画
椿花(ちか) 13+7=20画
椿菜(ちな) 13+11=24画
椿女(つばめ) 13+3=16画
椿子(ちこ) 13+3=19画
里椿子(りつこ) 7+13+3=23画
「椿」は男の子の名前には良くない?
「椿」の一文字ですと、花の名前なので女の子をイメージしますが、組み合わせる漢字によっては男の子っぽさを出すこともできます。
「日本書紀」には神聖な樹木として登場する椿は、古くから親しまれ、生命力を感じさせる植物ですから、男の子の名づけにも使える漢字です。
「椿」を使ったかっこいい男の子の名前例一覧(読み・画数付き)
椿生(つばき) 13+5=18画
椿輝(つばき) 13+15=28画
椿基(つばき) 13+11=24画
椿樹(つばき) 13+16=29画
椿爽(つばさ) 13+11=24画
椿渚(つばさ) 13+11=24画
椿人(つばと) 13+2=15画
四椿(よつば) 5+13=18画
椿喜(つばき) 13+12=25画
まとめ
「椿」は咲く花の美しさだけでなく、不思議な力のある木として大切にされている植物です。その生命力や美しさを子どもたちにも、と思う漢字ですね。「椿」には「つばき」以外の音もあるので、ほかの漢字と組み合わせることで女の子だけでなく男の子にも使えます。お名前候補のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。