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2022年10月21日 17:02 更新

子供が勉強すべきことの「見える化」に成功! ルーティン表の実例

「お母さん、次は何をしたらいい?」と毎日聞いてくる子供たち。勉強スケジュールの管理で試行錯誤した結果、わが家がたどり着いたのが「ルーティン表」でした。子供の学級崩壊を経験し、知識ゼロからの中学受験に挑んだ木村美鈴さんが、実例とともにルーティン表作成のメリットと成功したポイントを紹介します。

ルーティン表とは?

ルーティン表とは、「やるべきこと」と「日付」をわかりやすくまとめた表のことです。小学校でも長期休み中の学習や、早寝早起きの習慣づけのために使われています。

わが家では、6年生の子と4年生の子の勉強を“見える化”するため、それぞれのルーティン表をつくっています。マス目には具体的な勉強内容が書いてあって、それをクリアしたら「ご褒美シール」を貼るのが決まり事です。

4年生のルーティン表

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4年生の子のルーティン表では、やるべきことを上から優先度順に並べています。子供も上から順にシールを貼りながら勉強に取り組んでいます。

シールで隠れている箇所には「テキストを読む/問題A/問題B」などと書いてあって、基本的には1週間で復習が終わるように予定を立てています。

4年生の宿題は6年生ほど多くないため、表はあえてすっきりさせ、勉強のモチベーションを保てるように意識したのがポイントです。

6年生のルーティン表

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6年生にもなると、塾からの宿題も増え、小テストに向けてコツコツと勉強を進める必要もありますよね。すると、「何をやったらいいんだっけ?」とわからなくなることがあります。その点、ルーティン表をつくると、やるべきことが見えます

わが家では、子供が自ら優先順位を決めて勉強に取り組むようになりました。

特に6年生は、ひとつの教科のなかでもやるべきことが細かく分かれます。そのため、それぞれの教科の欄をつくり、短時間でも少しずつ取り組めるようにしています。

ルーティン表のメリット

ルーティン表をつくって感じたメリットは、次の3つです。

子供の勉強のモチベーションが上がる

5、6年生の子をもつ保護者のなかには、「ご褒美シールなんて幼すぎるんじゃない?」と感じる方もいるかと思います。実は、私もそうでした。

ルーティン表を家庭学習に取り入れた当初、下の子にはご褒美シールを貼っていましたが、上の子には「レ点」でチェックをつけていたんです。しかしある日、上の子が「シールの表がいいな」とボソっとこぼしました

「シールは小さい子向けのものだよ」と言いたい気持ちをグッと飲み込んで、貼ってあげることに。「シールでやる気が起きるなら……」という気持ちもあり、子供心をくすぐるように複数のシールを買い揃えるなど、工夫もしてみました。

シールに変えると、子供のやる気にみるみる火がついていくのがわかりましたね。

教科ごとの偏りがわかる

「教科ごとの偏りがわかる」といったメリットも感じました。

私の子は苦手教科を避けてしまう傾向があったんですが、苦手単元を勉強しないと、そこだけシールが貼られていないので、列がすっぽり抜け落ちて見えます

そのため「この勉強をしなきゃ」と、子供が自分で反省するようになりました。

進捗状況がひと目でわかる

親から見ても、勉強の進捗状況がわかりやすくて助かります。

私自身は、すべてのマスが埋まることは期待しておらず、「7割程度できれば良いよね」といった気持ちです。

スケジュール表は合わなかった

スケジュール表を使って感じたこと

■良かった点
・勉強時間が掴みやすかった(付せんの幅で勉強時間を示していたため)

■合わなかった点
・終わらなかった勉強に目が向きやすく、モチベーションが下がりやすい
・嫌い(苦手)な勉強を飛ばすクセがつき、1週間で一度もやらない単元もあった

わが家は「スケジュール表」も使ってみたことがあります。

やるべきことを書いた付せんを模造紙に貼りつけて、「5時〜6時は理科をやる」など、勉強時間を細かく組み立てる表をつくっていました。達成感を得られるように、終わったら付せんをはがすなど、工夫もしていましたね。

たしかに、勉強時間の目安がわかりやすいのは親にも子にもメリットでした。

ただし単元によっては、いつもの倍以上時間が必要なこともあります。私の子供の場合、性格的にスケジュール通りに進められないと「今日も終えられなかった」とネガティブな気持ちになりやすかったので、結局スケジュール表は合いませんでした。

ガチガチに予定を組みすぎていたのも、反省点かもしれません。

わが子に合ったスケジュール管理を

子供の特性に合ったスケジュール管理法を見つけられるのは、親だからこそ。

「楽しみながら勉強できるようにするには?」と考え、試行錯誤していくと、親子の距離も近くなります。

お子さんの勉強がなかなか進まず悩んでいる方は、ぜひ試してみてくださいね。

中学受験ナビの記事をマイナビ子育て編集部が再編集のうえで掲載しています。元の記事はコチラ

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  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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