「ハンバーグ」は海外で通じないって本当? もとはドイツの地名だけど……
子どもが大好きなメニューのひとつ、ハンバーグ。日本ではすっかり馴染んでいる「ハンバーグ」という言葉ですが、実は英語圏で「ハンバーグ」と言っても通じないことがあります。今回はハンバーグについて親子で学んでいきましょう。
「ハンバーグ」は海外で通じないって本当?
家庭やレストランで定番のメニュー、ハンバーグ。子どものころからなじみが深い言葉のひとつではないでしょうか。
ハンバーグはカタカナで書きますが、実は英語圏では通じません。
地名の「ハンブルグ」に似ていることもあり、英語圏で「ハンバーグください」と言ったところ「ハンブルグください」と勘違いされてしまった、という経験を持つ人もいます。
「ハンバーグ」が通じない理由は、日本で生まれた和製英語だからです。
英語でハンバーグは「ハンブルグ・ステイク」
英語でハンバーグは「Hamburg steak(ハンブルグ・ステイク)」と言います。
Hamburgは、ドイツの「ハンブルグ」という地名が由来です。
ハンブルグは、ドイツにある港湾都市。古くからドイツ北部における経済都市として発達してきました。
18世紀頃、この地の労働者が好んで食べていた挽肉料理がハンバーグの起源。それがのちに「Hamburg steak」として世界に広まり、日本には訛って「ハンバーグ」と伝わったそうです。
「サリスベリー・ステイク」の呼び方もある
「Hamburg steak(ハンブルグ・ステイク)」のほかに、「Salisbury steak(サリスベリー・ステイク)」の呼び方もあります。
Salisbury steakは、J.H. Salisbury氏が考案した料理です。
ハンバーグに似た料理ですが、牛肉だけでなく、豚肉を25%混ぜてもいいとされています。
丸めて焼いたミンチ肉に、肉汁がベースとなったグレイビーソースをかけて食べます。
家庭料理で作られる合いびき肉を使ったハンバーグと、その肉汁にケチャップなどで味つけしたソースをかけたものが近いかもしれません。
まとめ
日本ではお馴染みのハンバーグが、海外では通じない言葉だったとは驚きですね。このような和製英語を調べると、名前の由来や歴史もわかり学習にもなります。
おうち時間に、親子で一緒に学んでみませんか?