
子供に共済は必要?おすすめの商品を徹底比較
子供の医療保障の選択肢として、共済を検討している方もいるのではないでしょうか。共済は、掛け金が手頃なわりには、手厚い保障があるとして人気があります。子供の共済の必要性や、それぞれの共済ごとの違いについて、考えてみましょう。
子供の共済は本当に必要?


子供の共済はどれも一緒だと思っていませんか?子供の共済はいくつくらいから入るべきなのでしょうか?共済は、掛け金が安いと言いますが、掛け金はいくらくらいなのでしょうか?
子供に共済って必要?
子供は大人が想定しているよりも思わぬ行動を取ることもあります。そのため、事故によるケガや病気などで、病院のお世話になることも多いですし、他人の大切なものをうっかり傷つけてしまうこともありがちです。子供の共済は、病気への備えと、ケガへの備え、さらには他人に対する賠償責任の補償なども含まれており、少ない掛け金ながらバランスのとれた備えが得られるとして人気があります。
子供の共済っていつから入るべき?
共済保険も、一般的な生命保険と同じく加入していなければ保障を受けることができません。そういう意味では、早く入っておいた方が安心でしょう。ただし、自治体によっては乳幼児医療費助成制度がとても充実しているところもあります。自治体の助成によってどの程度まで子供の医療費が保障されるのか、何歳までが対象になるのかなどを確認して、加入時期を検討するといいでしょう。
また、子供共済は、日常生活の中で他人のものを傷つけた場合などに補償される個人賠償責任保険がついているものが多くなっています。掛け金に含まれているもの、特約のものなどさまざまですが、こちらは利用価値が高いでしょう。
子供の共済っていくらくらい?
子供の共済は「掛け金が安くて良いよ」という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 共済の掛け金は、一般的な生命保険の保険料よりも比較的手ごろなものが多いものです。子供の共済の一般的な掛け金は月々1000円前後です。さらに、各共済では、年に1回、割戻金(加入者から集めた掛け金から、支払った共済金や事務経費を差し引いて、あまったお金を加入者に還元するお金)が戻ってくるので、実質の負担額はもっと安くなるというメリットもあります。
保障内容や割戻率は商品によってさまざまなので、内容と掛け金のバランスを見て商品を選ぶことをおすすめします。共済選びに迷ったら、実際に加入している人の口コミをチェックしてみても良いでしょう。
子供の共済、徹底比較!


子供向けの共済はさまざまですが、中でも代表的なものをいくつかチェックしてみましょう。掛け金や保障内容などを見比べて自分の求めるものに合うものを探してみましょう。
コープ共済連「たすけあい ジュニア20コース」
月掛け金は1000円~。入院1日目から日額6000円の医療保障がついていて、保障期間も360日と長めです。ケガ通院にも日額2000円が支払われるほか、日帰り手術でも手術給付金が支払われます。先進医療特約が特約保険料100円でつけられるほか、特約保険料140円で上乗せできる個人賠償責任保険特約は、保障額最高3億円と高額です。19歳までのお子さんが加入できます。
●コープ共済連「たすけあい ジュニア20コース」
http://coopkyosai.coop/thinking/lineup/tasukeai/jr/feature.html
全労済「こくみん共済 キッズタイプ」
月々の掛け金を抑えたい方におすすめなのが全労済の「こくみん共済」キッズタイプです。月額900円から加入できます。入院1日目(日帰り含む)から5000円が最高365日間支給されるほか、ケガ通院も日額2000円が支払われます。個人賠償責任保険も最高100万円の補償ではありますが、特約ではなく、標準の保障に含まれています。14歳までのお子さんが加入できます。
●全労済ホームページ「子供の総合保障 キッズタイプ」
http://www.zenrosai.coop/kyousai/kokumin/kids/kids.html
全国生活協同組合連合会「都道府県民共済 生命共済 こども型」
全国各地の都道府県別にある共済で、住所や勤務先がある都道府県の共済を選んで加入します(ただし、すべての都道府県が網羅されているわけではありません)。こども型には月額1000円から加入できます。個人賠償責任保険も最高100万円までではありますが、特約ではなく標準の保障に含まれています。保障内容や割戻率は都道府県ごとに異なりますので、自分のエリアの都道府県民共済のサイトから、「生命共済 こども型」の詳細を調べてみましょう。
●全国生協連ホームページ「生命共済 こども型」
http://www.kyosai-cc.or.jp/yakusoku/
まとめ


子供向けの共済は、手ごろな掛け金でバランスのいい保障が受けられます。乳幼児医療費助成制度などの公的制度や家計の状況なども総合的に考えながら、子供向け共済を比較、検討してみるといいでしょう。