
新生児の肌着「ロンパース」の選び方とおしゃれ商品10選
赤ちゃんが着るお洋服、どうやって選びますか? 素材、デザイン、着心地など、選ぶ要素はたくさんありますよね。そこで、今回は新生児が着るロンパースについてご紹介します。サイズ選びからおすすめブランドまで……ご自身のお子さん用にも、プレゼントを考えている方にも参考になると思いますよ。
ロンパースとは?


ロンパースとは、赤ちゃんが着る肌着のようなもので、上下分かれておらずつながっていて、お股スナップがついています。ボディースーツとも呼ばれています。上下がつながっているので、赤ちゃんが動いてもおなかが出る心配はありませんし、抱っこなどをしたときにはだける心配もないので、多くのママたちに支持されています。
カバーオールのとの違い
ロンパースの次によく耳にするカバーオール。上下が1枚でつながっているので、呼び方を変えただけ?なんて思ってしまいますよね。メーカーやブランドによっても、表記が違っていることもあり、消費者側では判断が難しいかもしれません。
ロンパースとカバーオールの違いは生地や裾に特徴があります。
ロンパースは1枚でも着ることはできるのですが、基本的には「肌着」です。肌に直接触れるので柔らかい綿素材のものが多い特徴があります。カバーオールは肌着の上に着る「洋服」という位置づけになり、ロンパースに比べ厚手の生地のため保温性が高くなります。
ロンパースは、足がおおわれないタイプが多く、カバーオールは足首まですっぽりおおわれているものが主流となります。
新生児はいつからロンパースを着るのがおすすめ?


いつから?
生まれて間もない新生児は短肌着や長肌着、コンビ肌着などを着て過ごします。生後4週間くらいまでは足を大きく動かすことも少ないので、肌着がはだける心配がいりません。
生後4週間目くらいからは足をバタバタさせたり、掛けた布団を蹴って体を布団から出し始めます。そうなると、おのずと肌着がはだけて赤ちゃんのおなかや足を冷やしてしまうかもしれません。
そこで着崩れしにくいロンパースの出番です。赤ちゃんの首がすわらない生後3ヶ月くらいまでは前開きのタイプを、首がすわり始める生後3ヶ月くらいからは頭から被るタイプを着せるママが多いです。抱っこやおんぶをしても、おなかが出なくて冷え対策にもなります。サイズ展開が60~の商品が多いため、大きすぎずに着られるようになり、足をよく動かすようになったらの着用が良いでしょう。
いつまで?
ロンパースは大体2歳くらいまで重宝できます。いつまで着せるかはママの考えにより個人差が大きいですが、おなかを出さないメリットがあるため、抱っこが多いうちは着せていることが多いでしょう。
活発に動き回るようになると、おむつの交換や、着替えさせるのがママにとって一苦労になります。着替えが大変になった、トイレトレーニングを始めたい、と感じたタイミングでセパレートタイプのベビー服にシフトするママは多いようです。
新生児用の肌着ロンパースの選び方


サイズ
ロンパースは大体60㎝~(50~60㎝)のサイズ展開です。新生児のロンパースは60㎝がいいと思います。すぐに小さくなるから大き目が良いと思うかもしれませんが、肌着はできる限り大き目を選ばず、ジャストサイズを選ぶようにしましょう。大き目のサイズを選んでしまうと、肌着の上に何かを着るときに、中で肌着がかさばり、赤ちゃんの肌に負担になることもあります。
素材
新生児はびっくりするくらい肌が薄いんです。敏感肌で湿疹等もできやすいので、肌に直接触れる物には注意が必要です。おすすめはコットン100%のもの。ロンパースは元々コットン素材が多いですが、肌に優しく、化学繊維を使っていないものを選ぶようにしましょう。
生産国
新生児の肌に直接触れるものなので、生産国を気にする方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃん用品店に行くと分かると思うのですが、やはり目立つのは「日本製」を全面に売り出しています。縫製や肌に当たる部分の縫い目の処理などが日本製は丁寧に作り上げられています。生産国をチェックすることも一つのポイントです。
デザイン
ロンパースには前開きタイプとかぶりタイプの2パターンがあります。まだ首の座っていない時期は前開きタイプ、首が座り、寝返り等で服を着せるのが困難になってきたらかぶりタイプにするのがおすすめです。
首が座っていない時期からかぶりタイプを使用してしまうと、着せにくく、赤ちゃんも疲れてしまいます。ですので赤ちゃんの成長に合わせて選びましょう。
ロンパースのおすすめブランド5つ


①赤ちゃん本舗

ママの味方、「赤ちゃん本舗」。ベビー用品で揃わないものはないというくらい品ぞろえがいいのが特徴です。ロンパースなどの肌着もラインナップがたくさんあるので、助かります。素材にもこだわっていて、作りもしっかりしているので、何度洗ってもくたびれません。
なかなか外出ができないママは、ネット通販での購入も。おむつなやおしり拭きなどを一緒に買いそろえることもできるので、とても便利です。
②GAP(ギャップ)

デザインにこだわりたい、アメリカンカジュアルが好き、という方におすすめ。
海外の雑誌から切り抜いたようなかわいいデザインが豊富なので、見ているだけでも楽しいですよ。オンラインストアもあるので、自宅からでも購入できちゃいます。もちろんママのものや、パパのものだって一緒に買えちゃうので、なかなかお買い物へ行けなくても、家族みんなの洋服をそろえることができます。
③combi mini(コンビミニ)

「本当にいいものだけを」がコンセプトなだけあって、質のいいものが揃っています。赤ちゃんに触れる物だからこそ、高品質なものを使い、赤ちゃんが快適に過ごせるよう研究しつくされています。
実際赤ちゃんに着せてみたママからの満足度も高く、ギフトにも喜ばれるブランドです。カラーもやわらかいパステル調のものが多いのも特徴です。
④miki HOUSE(ミキハウス)

ママが赤ちゃんの時代から馴染みのあるブランド、ミキハウス。ミキハウスには、赤ちゃんの肌着「天使のはぐ」があります。抗菌・抗ウイルス加工で赤ちゃんをウイルスから守るような加工が施されていたり、天然コットン100%の日本製を特徴としています。安心安全をコンセプトに種類豊富なラインナップが展開されています。
⑤Organically(オーガニカリー)

生まれたばかりの赤ちゃんのデリケートな肌を考え、オーガニックコットンにこだわっています。染料もヨーロッパ基準の安全性の高いものを使用していて、とても優しい風合いのカラーが特徴的です。肌に触れる縫い目なども、赤ちゃんへの刺激が少なくなるよう、考え抜いて作られているとても優しい気持ちのこもった肌着です。雑誌などでも取り上げられ、贈り物にも喜ばれるブランドです。
季節別おしゃれロンパース10選
春におすすめのロンパース

おしゃれなおくるみが出産祝いのギフトとして人気のブランド、「エイデンアンドアネイ」のロンパース。着脱が簡単なスナップボタンタイプだから、おむつ替えやお風呂上がりにも手間取ることはありません。素材に使われているモスリンコットンは、通気性に優れているうえに、洗えば洗うほど肌馴染みがよくなるので、デリケートな赤ちゃんの肌にぴったりですよ。

春は、花柄やパステル調の優しいカラーがおすすめです。2000年にカリフォルニアで生まれたこちらのブランド、「ペチュニアピックルボトム」のロンパースは、日本ではあまり見かけないおしゃれな柄が魅力的。見た目だけでなく、素材にはソフトストレッチの効いたオーガニックコットンを使用しているので、赤ちゃんの動きを妨げることはありません。カラーは、ユニセックスに着られる写真の「ティップドトライアングル」のほか、「エンジェルアンドアロー」「ジオジェム」の3種類です。
昼間はこのロンパースにレッグウォーマーのコーディネートでもOK。
ですが、朝晩はまだ冷え込みますので、羽織やズボンなどをはかせるよにうに調節をしてあげてください。
夏におすすめのロンパース

夏はガーゼ素材のロンパースもおすすめ。ガーゼは洗ううたびに柔らかくなっていきますし、汗の吸収もよく、通気性もよいので熱がこもらずすぐに乾きます。夏は汗をかいたらすぐに着せ替えてあげるのが良いので、夏のロンパースは洗い替えようにいくつか持っておいてもいいですよ。カラーは写真の「ブルー丸柄」のほか、「ほにゅうびん柄」「ドーナツ柄」「小花柄」「菊柄」がラインナップ。

カリフォルニア綿100%を使用した、吸水性と肌触りに優れたロンパースです。半袖タイプなので、夏場はコレ1枚で過ごしてもOK。前身頃はスナップではなくひもタイプなので、赤ちゃんに合わせた身幅調節が可能。かわいらしい小花柄と胸元についたリボンがキュートですね。

夏は特によく汗をかくので、通気性がよく着ていて涼しいメッシュの肌着もおすすめです。子育て中のママから支持されている「ユニクロ」には、メッシュタイプのロンパースが豊富に揃います。袖の長さが半袖・ノースリーブ・キャミソールの3種類もあるので、その日に着る洋服に合わせて選ぶことができるのがうれしいポイント。素材には、写真のコットンはもちろん、ユニクロ独自の「エアリズム」を使用したタイプも展開しています。
秋におすすめのロンパース

残暑が厳しい日と、少し肌寒く感じる日が入り混じる秋には、春よりも厚手の生地のものを選んであげましょう。パイル地のロンパースなら、気温が上がって汗をかいても吸い取ってくれますし、気温が下がる夕方にはふんわり温かく過ごせておすすめです。カラーは写真の「ピンク」のほか、「ブルーグレー」「アイボリー」「オレンジ」「グリーン」「パープル」「ブルー」の7色展開です。

男の子なら、ダークカラーや、一目で見て男の子と分かる男の子らしい柄がおすすめです。暑さと涼しさが入り混じっているようであれば、これにレッグウォーマーを使用してもOK。この時期くらいしか男の子もレッグウォーマーをはいてくれないので、ここぞとばかりに履かせましょ。
新生児のロンパースはタグの位置にも注目。襟元にタグなどがあるとちくちくしたりするので、このように襟首にタグがついていないのも嬉しいですね。肩幅も調整できるタイプです。

秋はボーダーデザインのものがかわいいかも。秋になるとなぜかボーダーに目がいきませんか?男の子も女の子もかわいいボーダー。ママやパパとのリンクコーデにもおすすめです。
秋も春と同様、朝晩の気温差が激しいですので、レッグウォーマーや羽織等で調節してあげてくださいね。おくるみなどで調節してあげるのもいいですよ。
冬におすすめのロンパース

赤ちゃん用品のチェーン店「アカチャンホンポ」オリジナルの、温かいキルト生地を採用したロンパースです。温かいだけでなく吸水性にも優れているので、冬でもよく汗をかく赤ちゃんにおすすめ。ふっくらとボリュームのある素材ですが、足口にあるゴムが赤ちゃんの足の動きにフィットしてくれるので、動きやすさもバッチリ!

ベビー洋品の総合メーカー「コンビ」のアパレルブランド、「コンビミニ」のロンパースは、温かさをキープし、身体を冷やさない「エアーニット素材」を採用。長袖タイプなので、袖の隙間から入る冷たい空気からしっかり守ってくれます。余計な飾りや柄がないシンプルなデザインなので、一枚持っておくと何かと便利です。カラーは、写真の「オフホワイト」のほか、「ブルー」「ピンク」「杢グレー」がラインナップ。
まとめ


新生児にはできるだけ、低刺激で、快適に過ごせるものを着させてあげたいですよね。新生児のロンパースを選ぶ際は、ご紹介した選び方のポイント等を参考にしてみてください。
「ロンパースからのぞくムチムチの足がたまらない」「おなかのポッコリ感がかわいい」と思える期間もごくわずかです。赤ちゃんはあっという間に成長していってしまうので、その時のかわいさをたくさん目に焼き付けてくださいね。