ベビーベッドはいつまで?買う前に知っておきたいメリット・デメリット7選
使う?使わない!? 賛否両論あるベビーベッド。「レンタルでいい」という人から、「長く使うからいいものを買ったほうがいい」という人まで様々な意見があります。今回は、そんなベビーベッドについてじっくり解説していきます。
ベビーベッドとは
赤ちゃんを寝かせておくベビーベッド。一昔前までは、大きなサイズだけでしたが、最近は小さなサイズもあり、使い勝手が良くなって来ました。とはいえ、決して安くない大型ベビー用品の代表的な存在です。買うと決めていても、「サイズはどれがいいんだろう?」「どの高さが使いやすいんだろう?」などと迷ってしまいますよね。まずは、ベビーベッドのメリットデメリットを紹介します。
メリット
■赤ちゃんのお世話がしやすい
高さがあるため、特にオムツを替える時や寝付いた赤ちゃんを寝かせる時に、腰への負担がかかりにくいです。腰痛持ちのママにはありがたいですね。
■赤ちゃんの安全が保たれる
兄弟・姉妹がいる場合は、赤ちゃんを床のお布団に寝かせておくと、間違って踏んでしまうことがあります。また、家族で川の字で寝ていると、蹴飛ばしたり、覆いかぶさってしまうこともあります。そんな危険を防ぐことができます。
■ベビーゲージとしても使える
赤ちゃんがある程度動くようになってくると、家の中は危険でいっぱい。ママが料理をしているときなど赤ちゃんから目を離してしまうときに、ベビーゲージとしても使えます。
そのほか、床のホコリから守ってあげることもできること、一人で寝る習慣がつくこともメリットだと考える方もいます。
デメリット
■部屋での存在感が大きい
ミニサイズでもそれなりの大きさがあります。日本の住宅事情では、「圧迫感がある」「部屋が狭くなる」というデメリットはどうしても避けられないかもしれません。
■値段が高い
「使用期間が短かった」「赤ちゃんが嫌がって結局使わなかった」という場合、非常に高くつく可能性があります。
■使用後の処分や保管場所に困る
処分する場合は粗大ゴミ費用がかかります。また、「次の子が生まれるまで取っておこう」と考える場合は、折りたたんでもかなり大きいのでスペースを取ります。
■添い寝ができない
寝かしつけの際に添い寝(添い乳)ができません。ずっとトントンしてあげたり、寝付くまで抱っこしてあげて寝たらベッドに移動させなければなりません。
そのほか、柵の部分をしっかり管理しないと転落や挟まったりする危険性もあります。
ベビーベッドはいつまで使う?
日本で一般的に販売されているベビーベッドには、主に2つのサイズがあります。ベッドで使う布団やシーツなども、このサイズが基準となっています。
ベビーベッドのサイズ
・スタンダードサイズ:内寸120cm×70cm
・ミニサイズ:内寸90cm×60cm
サイズはかなり大きく異なるのですが、使える期間はいずれも新生児~最長24ヶ月までとなっている商品が大半です。ただし、2歳をすぎてくると、寝返りを打つというよりも寝相が悪くなってきて頭や体を柵にぶつけてしまうことも出てきます。また、柵を登ってしまうお子さんもいるかもしれませんね。そういうことを考えると、子供の成長や性格に合わせて、いつまで使うかを見計らうのが良さそうです。
また、つかまり立ちができるようになってくると、枕やおもちゃを踏み台にして、よじ登って落下してしまう可能性も出てきます。つかまり立ち対策として、ベッドの脇には床にマットなどを敷いておく対策をしておいたほうが良いでしょう。
また、もともとよじ登ったりしにくいよう、柵が高めに作られているベッドもあります。購入する際には、柵の高さはしっかり確認しておくのがオススメです。
ベビーベッドを選ぶときのポイント
ベビーベッドを購入したりレンタルしたりする際には、目安となるポイントがあると選びやすいですよね。どのようなところに注目すると良いのでしょうか。
■どこで使用する?
まずは、ベビーベッドをどこに置くかを検討しましょう。寝室に置くという方が大半かもしれません。しかし、新生児の赤ちゃんは大半の時間を寝て過ごします。そのため、ママが日常を過ごすリビングにベビーベッドを置くと、常に目に届く範囲に赤ちゃんがいるので安心です。新生児のうちはリビングに置き、お昼寝の時間がしっかり決まってくる頃から寝室に置く方法もあります。どこで使用するかによって、便利なサイズも異なってくるため、まずは、どこに置くかを決めましょう。
■サイズは?
先ほどご紹介したように、スタンダードサイズとミニサイズがあります。また、ミニサイズよりもさらに小さい、内寸70cm×50cmのベッドも登場しています。こちらはベッドの足にタイヤが付いていて、家の中で移動できるようになっています。新生児~12ヶ月までしか使わないのであれば、こういったタイプを選ぶのも良いかもしれません。
■他に兄弟・姉妹はいる?
上にお兄ちゃん、お姉ちゃんのいる二人目の場合は、赤ちゃんの安全対策としてもベビーベッドが役立ちます。家のスペース的にずっとベビーベッドがあるとしんどい場合でも、新生児のうちだけでもベビーベッドをレンタルしておくと安心だと言えるでしょう。
■乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐために
SIDSによる死亡例の多くは、親のベッドで起こっているそう。そのため、米国小児科学会(AAP)は、睡眠環境に関するガイドラインで、「少なくとも生後6ヶ月まで、できれば1歳を迎えるまでは親と同じ寝室に寝かせる。ただし、親と同じベッドを共有せず、ベビーベッドやバシネット(ゆりかご)などに寝かせる」としています。SIDSを防ぐためには、ベビーベッドの準備は必須と言えるかもしれません。また、ベビーベッドに使用するマットレスは固いものを選び、シーツもぴったりと敷くことでSIDSを予防できるとされています。
■ベッド以外の機能もチェック!
ベビーベッドには、オムツなどをしまっておける収納機能があったり、ベッドとしての役割を終えた後はデスクとして使えたりと、ベッド以外の機能を持っているものもあります。購入する場合は、ベッド以外の機能もチェックしておくと、長く使えるのではないでしょうか。
ベビーベッドのレンタルもある
ベビーベッドはレンタルも多く出ています。様々なレンタルショップで取り扱っていますが、実際借りる際には、いくつかのショップを比較検討してみると良いでしょう。いくつかあるレンタルショップをご紹介します!
■ダスキンレントオール かしてネッと
大手レンタル会社のダスキンが経営しています。店舗数も多いので安心感がありますね。
●公式ホームページ
https://www.kasite.net
■ナイスベビー
超小型ベッドも揃ってます。「おまかせ里帰りパック」などレンタルしやすいセットもあります。
●公式ホームページ
https://www.nicebaby.co.jp/
■べびーあいらんど
送料、回収料込みの値段が表示されている上、スタッフが組み立てを行ってくれるサービスもあります。
●公式ホームページ
http://www.baby-love-land.com
■ベビレンタ
赤ちゃんのプロである元保育士さんが運営しているサイトです。内祝いのギフトショップも充実。
●公式ホームページ
http://babyrenta.com
■ホクソンベビー
レンタルだけでなく、購入できる商品もあります。また、介護用品のレンタルもあります。
●公式ホームページ
http://www.hoxon.co.jp/
■愛育社
セット商品やモニター、おもちゃも充実しています。
●公式ホームページ
http://www.aiiku.com/
■ベビーフレンド
クリーニング店が行っているので清潔な商品を借りられます。
●公式ホームページ
http://baby-friend.com/?transactionid=bc33f37f5a9c22c8493bfe3730e6ee56e82dfd3a
ベビーベッド卒業後は?
すくすくとあっという間に大きく育っていく赤ちゃん。いつか、ベビーベッドを卒業する日がやってきます。その後、ベビーベッドはいったいどうすれば良いのでしょうか?
レンタルであれば返却すれば良いのですが、購入してしまった場合は、処分にも費用がかかります。しかし、高額なベビー用品なので捨ててしまうのももったいないもの。実は、ベビーベッドとして使用したその後にも使えるように、もともと3way、4way、5wayと多用できるようになっている商品もあります。ベビーサークル、キッズデスク、収納棚、テーブルなどとして使えるので、ベッドとしての用途を卒業した後も長く愛用できそうですね。
また、DIYでリメイクする人たちもいます。マガジン収納ラックにしたり、キッズ用のデスクにしたりと、アイディアと工夫次第で活用できます。ネット上には素敵なリメイク商品が紹介されているので、チェックしてみては?
まとめ
使う? 使わない! 論争が激しいベビーベッド。赤ちゃんが嫌がって結局使わなかったという可能性もありますが、レンタルで手軽な価格で試せたり、ベッドとしての役目を終えた後も他の使い方ができたりするので、安心したのではないでしょうか。
サイズが大きい分、妊娠中にベビーベッドが家にやってくると、「わ! もうすぐ赤ちゃんが生まれるのね!」とワクワク感が高まります。生まれた後も、ベビーベッドでスヤスヤ眠る赤ちゃんを眺めているのは、本当に幸せな時間。
レンタルするにせよ、購入するにせよ、満足のいくベビーベッド選びができるといいですね。