
子どもの熱中症対策で知っておきたい「WBGT」って? 知っている保護者は約3割
個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパンは、小学4年生から中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1,000名を対象に「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する意識・実態調査」を実施しました。
小中学生の子どもがいる家庭の4分の3が熱中症対策を実施

「夏季期間中、熱中症対策をしているか」質問したところ、74.2%が「熱中症対策をしている」(熱中症対策をしている:28.4%、どちらかというと熱中症対策をしている:45.8%)と回答しました。
「暑さ指数(WBGT)」を知っている保護者は3人に1人

「暑さ指数(WBGT)」を知っているかを尋ねたところ、34.2%が「知っている」(知っている:16.5%、どちらかというと知っている:17.7%)という結果に。半数以上の保護者が暑さ指数(WBGT)を知らないという結果になりました。
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、人間の熱バランスに影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱」の3つを取り入れた温度の指標。熱中症の危険度を判断する数値として、環境省では平成18年から暑さ指数(WBGT)の情報を提供しています。 暑さ指数(WBGT)は乾球温度計、湿球温度計、黒球温度計による計測値を使って計算されます。
熱中症予防情報サイト:https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php
熱中症について親子で話し合っている家庭は6割近くに

「熱中症や熱中症予防について子どもと話し合うことはあるか」聞いたところ、57.1%が「話し合っている」(話し合っている:20.3%、どちらかというと話し合っている:36.8%)と回答しました。
暑さが原因で体調を崩したことがある子どもは半数以上

「暑さが原因で子どもが体調を崩したことがあるか」質問したところ、51.3%が「ある」と回答しました。
暑さが原因で食欲不振になったことがある子どもも半数超え

「暑さが原因で食欲不振になったことがあるか」を尋ねると、51.2%が「食欲不振になったことがある」(食欲不振になったことがある:15.0%、どちらかというと食欲不振になったことがある:36.2%)と答えました。
約9割が、夏のマスクの着用が熱中症に影響すると考えている

「夏季期間中の子どものマスク着用は熱中症に影響すると思うか」については、87.1%が「影響すると思う」(影響すると思う:48.0%、どちらかというと影響すると思う:39.1%)と回答。
多くの保護者が夏季期間中の子どものマスク着用に対して、熱中症のリスクを感じていることがわかりました。
8割近い保護者が夏のクラブ活動に熱中症などの不安を感じている

体育系のクラブ活動に所属している子どもの保護者807名を対象に、「夏季期間中のクラブ活動について、熱中症など暑さに対する不安を感じるか」質問したところ、75.7%が「不安を感じる」(不安を感じる:30.4%、どちらかというと不安を感じる:45.3%)と回答しました。
6割を超える保護者「気温の高い日のクラブ活動は控えてほしい」

体育系のクラブ活動に所属している子どもの保護者807名を対象に「気温が高い日の子どものクラブ活動」について質問しました。
その結果、63.4%が「クラブ活動を控えてほしい」(クラブ活動を控えてほしい:22.6%、どちらかというとクラブ活動を控えてほしい:40.8%)と回答しました。
調査概要
調査対象:小学4年生~中学生3年生の保護者1,000名
調査期間:2023年6月16日~6月21日
調査方法:インターネットリサーチ調べ
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