【医師監修】子供の熱中症対策におすすめの飲み物
熱中症対策として飲み物を工夫することもひとつの方法です。今回は、熱中症対策によいとされる飲み物をそれぞれご紹介します。
子供が熱中症にならないために知っておくべきこと
※画像はイメージです
熱中症対策に必要なことは?
人は暑い環境下では汗をかきます。汗には、体の外に熱を放出し、体温の上がりすぎを防ぐ働きがあります。しかし汗をたくさんかけば、水分のみならず、塩分も大量に失われます。これらのミネラルや水分が不足し、かつ自律神経の反応が弱くなると体温調節である汗が出にくい状態となり、放出できない熱が体に留まって熱中症につながります。つまり、汗をかくために必要な栄養成分を補給することは、汗が出やすい条件を作るという意味で、有効な熱中症対策となります。
子供の熱中症に注意!
夏は、スポーツや外遊び、アウトドアを楽しむ機会も増えるでしょう。特に子供の場合、友達と遊ぶ以外に、野外活動の機会も多くなります。このような外での活動では熱中症にかかる危険性が高くなります。乳幼児の場合は、体温調節機能が未熟であるため、また新陳代謝が良いために水分が失われる傾向があり大人が気をつけていても熱中症にかかるケースがあります。外遊びはもちろん、夏場は室内で遊んでいる時も、熱中症に気をつけなければなりません。
熱中症=夏とは限らない
熱中症が起きるのは夏だけではありません。特に、空気のながれがなく、閉めきった空間にいる場合は、気温がそれほど高くなくても体温が高くなるケースがあるので注意が必要です。JAF(一般社団法人・日本自動車連盟)の調査(4月の車内温度測定)によれば、締め切った車の中は、外気温が23度であっても、10分後にはおよそ50度近くまで上昇することが判明しています。(*)
どのような時も、子供を車内に放置することは絶対に避けてください。
(「JAFユーザーテスト」JAF
http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/temperature/index.htm)
子供の熱中症を予防するポイント
熱中症を予防するためのポイントをまとめましたのでご紹介いたします。
子供の状態をよく観察する
子供の顔が赤かったり大量の汗をかいていたりする場合は注意しましょう。深部体温がかなり高い状態であると予測されますので、涼しい室内で寝かせ、十分な休息を与えてください。
こまめな水分補給と休息を忘れない
室内外問わず、適度な水分補給をしましょう。また、10分遊んだら5分休憩させるなどして、遊びっぱなしにならないよう気をつけてください。
日頃から暑さに慣れさせておく
普段外で遊んでいないと、夏の急激な暑さには耐えられないでしょう。日頃から適度に外遊びをさせておくことで暑熱順化を促進させておきましょう。
服装を選ぶ
小さい子供は自分で温度調節ができません。服装はママ・パパが適切なものを選んであげてください。温度によって衣服の着脱が簡単にできるタイプがおすすめです。
熱中症を予防する飲み物
■経口補水液
脱水症状に効果的な、水にブドウ糖や塩分などが入った飲み物です。熱中症予防にもよいですが、熱中症にかかった際にも効果的だといわれています。
■スポーツドリンク
長時間の運動や暑い日の外出時に、少しずつ摂取することで熱中症予防に適した飲み物です。熱中症にかかる前の予防対策として有効です。しかし、糖分が多く塩分が少ないのでドリンク(甘過ぎるドリンク)は、糖分がビタミンを大幅に消耗してしまう恐れもあるため飲みすぎには注意が必要です。
■味噌汁
味噌汁の塩分は体液と濃度が近いため、体内から排出された塩分(汗)の補給に適しています。
また、ミネラルが豊富で、豚肉・じゃがいもなどを加えれば、熱中症対策の効果をより高めることが期待できます。
■麦茶・梅昆布茶
麦茶は豊富なミネラルに加えて、パックひとつで大量に作れるのもメリットです。一緒に、梅干しなど塩分の入った食品を摂取するとよいでしょう。また、梅昆布茶もナトリウムなどのミネラルが手軽に飲めるお茶としておすすめです。
まとめ
子供の熱中症対策ではこまめな水分補給がとても大切です。特に夏場は、汗をかいたら飲む、のどが渇いたら飲む、ではなく、汗やのどの渇きに関係なくこまめに水分を摂らせましょう。
※この記事は 医療校閲・医師の再監修を経た上で、マイナビ子育て編集部が加筆・修正し掲載しました(2018.08.20)