桐谷美玲さん、イヤイヤ期の息子を叱るも響かず悩み「逆に睨み返してくるんですよ……」
女優・モデルとして活躍する桐谷美玲さんが29日放送の『DayDay.』(日本テレビ系)に出演。結婚生活や子育て秘話を明かしました。
「夫も若かったのでギラついていて……」
桐谷美玲さんは高校時代にスカウトされて芸能事務所入り。「内気な性格でこんな華やかな世界に入るなんて考えたこともなかった」といい、その頃は飲食店で食べたいものを注文することもできないくらい内気で、弟に全部言わせていたほどだといいます。
そんな性格から最初は戸惑うことがたくさんありましたが、レギュラーモデルになった雑誌「セブンティーン」(集英社)で揉まれて強くなったのだそう。「セブンティーン」では武井咲さん、大政絢さん、佐藤ありささんらと看板モデルとして大人気になり、第二の学校のような現場で充実した日々を送ったようです。
今では当時の仲間もみんな結婚していますが、家族ぐるみで集まることもあり、昔話に花を咲かせたり、「大人になったしちょっと体に気をつけなきゃね」なんて話もしているのだそう。
ちなみに、2018年に結婚した俳優の三浦翔平さんとの「一番最初の出会い」も、実は「セブンティーン」でした。なんと桐谷さん、「10代の頃はすごく苦手なタイプでした」と、三浦さんの第一印象が決して良いものではなかったことを打ち明けます。
「夫も若かったのでギラついていて棘が出まくってるぞみたいなタイプだった。結構私とは違うと思ってた。でも何年かして再会すると、二人とも大人になっているので印象も変わって優しかった」と、照れながら明かしていました。
夫婦での家事分担についてきかれると、どの家事をどちらがやるというような係は特に決めず、できる人がやる感じだと答えた桐谷さん。日頃から連絡を取り合って、「『今日は仕事が早く終わったから保育園のお迎え行けるよ』とか、私が一日仕事でいない時は『掃除やっといて』とか」、その日によって臨機応変にやっているのだそうです。また、仕事があっても桐谷さんは基本的に夕方には帰るスケジュールを組んでいるので、夕飯は作るようにしていて、一方で三浦さんは朝の掃除や洗濯をやることが多いといいます。
そんな三浦さんに「どうしても直してほしいところ」があるそうで、それは「謎の浪費」。三浦さんと桐谷さんは結婚してからも基本的にお財布は別にしていて、「自分の好きな物を買うのはいいんだけど、家に帰ると突然バイクがあったりとかテレビが大きくなってたりとか、わりと普通に出てくる」ことにしばしば困惑してしまうそう。それはビックリしますよね。
最近驚いたのは、大きな発電機!「一応、災害時のためと言ってるんですけど、こんなに大きかったら屋台とかできますよ、と。キャンプにも重すぎて持っていけないんですよ」と、桐谷さん。「別財布から出てるので、いいけど……なにこれ? と思う」と、思わず本音を漏らしていました。
長男は絶賛イヤイヤ期!
第一子である男の子はもうすぐ3歳の誕生日を迎えます。イヤイヤ期真っただ中で、桐谷さんは「いやもう~大変ですね!」と具体的なエピソードを話しました。
イヤイヤ期の長男は、朝、着替えるときから「やーだよ」と着替えてくれないなど絶好調(!?)。昨日も保育園のお迎えの帰りに「帰りたくない」と道路に寝転んで、靴も脱いでしまい、途方に暮れてしまったといいます。すると、前方から同じくらい年のお子さんを連れたお母さんがやってきて「あらあら大丈夫~?」と靴をはかせてくれ、長男も不意打ちをくらって落ち着いたのだとか。
悪いことをしたときはもちろん叱りますが、「うちの子全然響かなくて逆に睨み返してくるんですよ……どうしてそうなったのかがわからない」「ここはこうだから、ちゃんとこうしなきゃいけないから、こうだよね、ってちゃんと説明しているんですけど……」と頭を抱える桐谷さん。
ごはんの好き嫌いも「めちゃくちゃあります。偏食でしかない」と言い、しかも好物が「日替わり」で、ハンバーグが好きだったはずなのに「今日は嫌い」と食べない、というようなことはしょっちゅう。ピザだけは絶対に食べるので困ったときはピザに頼るものの、これも「マルゲリータピザのトマトとバジルを抜いた、トマトソースとチーズのみ」というこだわりが。
「とにかく野菜を食べたくないっていう。すごく細かく刻んで入れ込んだりするんですけどそれも発見します。野菜だけ口から出すんですよ」と、多くのママやパパが「あるある~!」と頷いてしまうようなお悩みが飛び出しました。
ただ、「お母さんにとって息子は小さな彼氏とかよく言われますけど、優しいところもあるんでしょ」と水を向けられると、体調不良のときに看病してくれたほっこりエピソードも明かされました。桐谷さんが体調を崩して動けなかったある日、保冷剤を冷蔵庫から出してタオルを巻いて持ってきてくれたり、それに加えて自分の宝物である恐竜やアンパンマンの人形をそばにおいて早くよくなってねと心配してくれたのだそう。風邪をひいたときにママやパパがやってくれていることを真似しているようで、愛情がしっかり伝わっているのですね。
そんな桐谷さんのストレス解消法は「脂こってりラーメンを食べること」。子どもと一緒にカウンターのラーメン屋さんには行けないので、一人時間や夫婦時間に、好みのとんこつや家系ラーメンを食べるのが至福の時間なんだそうです。
野菜を食べない2歳児、ちゃんと理由があった
2歳ぐらいだと、野菜を食べないという偏食さんは多いもの。特定の野菜だけ食べない子、ご飯と肉・魚は好きなのに野菜だけ食べない子、野菜が入ったメニューだと食が進まない子…などなど様々で、今まで野菜を食べていた子さえも急に食べなくなってしまうこともあります。
ピーマンなど苦みがあるもの、トマトなど独特の食感やにおいがあるものならいざ知らず、キャベツやカブなど大人からしたら味や香りに大きな特徴があるように思えない野菜すら嫌われることも。一体なぜなのでしょうか?
ひとつめの理由は、子どもは大人よりも味覚・嗅覚が鋭いことがあげられます。野菜には独特な味やにおいがありますが、大人にとってはおいしく感じられる風味も、子どもにとっては強すぎることがあるのです。
ふたつめの理由は、こだわりが強くなるイヤイヤ期だから。2歳児は自我が芽生え、こだわりが強くなる時期です。自分で「野菜を食べない」「これ(好きなもの)しか食べない」と決めてしまうと、大人が何を言っても食べようとしないというのはよくある姿です。
みっつめの理由は、食感です。野菜のおいしさを伝える時に「シャキシャキ」や「ポリポリ」「プチっとはじける」など食感を表現することがありますよね。子どもはまだかみちぎる力が大人に比べて弱く、口の中の感覚も鋭かったり、その食感になれていなかったりするため、そうした食感をおいしいと感じられない場合があるのです。
3歳児くらいになると徐々に、味覚や嗅覚、こだわりも和らぎ、野菜を食べられる子が多くなってきます。しかし大人にも「これだけは苦手」という好き嫌いがあるように、特定の野菜は嫌いなままのことも多いです。必ずその野菜を食べなければいけないというわけではありませんし、栄養は他のものからもとれるため、特定の嫌いなものに関してはあまり気にせず、楽しく食事の時間を過ごせることの方を大事にしていけると良いでしょう。