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2024年07月10日 11:35 更新

【ガーデニング】お世話が楽ちんな彩り豊かなカラーリーフ14選

花に負けない彩りと、バリエーションも豊かなカラーリーフの人気が年々高まっています。特にお世話をするのが大変な夏は、植えっぱなしでもOKなくらい丈夫で手のかからない葉を楽しむ植物がオススメですよ♪

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

花壇や寄せ植えなどで季節ごとに楽しめるガーデニング。今は世界中の色とりどりの草花が流通していて、どれを育てるか選ぶのも楽しいですよね。

過ごしやすい春や秋は植物を育てやすく作業もはかどりますが、真夏は人も植物も大変。高温多湿になる日本の夏が苦手なものも多く、お世話するほうも暑くて億劫になります。

夏, ガーデニング, カラーリーフ, オススメ

できるだけ少ない手間で、ガーデニングを楽しみたいときにオススメなのがカラーリーフ。花が次々咲く植物は華やかですが、花がら摘みをこまめにしないとキレイさをキープできなかったり、株の消耗が激しく肥料も定期的にあげなくてはいけなかったり、それなりに手間がかかります。その点、葉を鑑賞するカラーリーフはお世話も楽ちんなことが多く、花にはない美しさや落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。

今回は真夏にもオススメなカラーリーフを集めてみました。寄せ植えにしたり、花壇に植えてもOK。頑丈でほぼ手がかからないもののもありますが、中には繁殖力旺盛で増えすぎちゃう! なんてものもあります。植える場所や一緒にあわせるほかの植物をどうするのかも重要なので、選ぶときの参考にしてみてください。

涼を呼び込むシルバーリーフ

シロタエギク

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■キク科
■耐寒性常緑多年草

白銀を思わせるシルバーカラーの葉は、夏の暑さを和らげてくれる色としてカラーリーフの中でも特に人気です。

さまざまなシルバーリーフの中でも、昔から根強い人気があるのがシロタエギク(白妙菊)。名前の通りキク科の植物で初夏に菊らしい黄色い小さな花が咲きますが、この植物の魅力は何といっても葉の色。花を咲かせると株が弱るので、花芽が伸びてきたら早めに剪定します。

とても丈夫で育てやすく、寄せ植えでも地植えでもOK。葉の切込みは品種によって違いますが、どれも白い毛で覆われて、まるでベルベットのような触り心地となっています。

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シロタエギクは単体でも涼しげで素敵ですが、混植することでほかの植物の魅力を引き出す存在になってくれます。繊細な印象に反し葉も茎もしっかりしているので、剪定したものを花瓶に生けたり、アレンジメントフラワーとして挿すこともOK。葉の色と質感がアクセントになり、全体を上品にまとめてくれます。

シルバーレース

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■キク科
■耐寒性常緑多年草

シロタエギクの仲間として扱われることもあるシルバーレースは、シロタエギクよりも細かな切込みが入った葉で、より繊細な印象。名前のようにレースを編んだかのようなビジュアルのシルバーリーフです。上から見るとまるで雪の結晶。

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葉の形の違いはありますが、性質などはほぼシロタエギクと同じ。初夏に可愛い白い花を咲かせますが、株を弱らせたくない場合は早めに切ってしまいます。

シロタエギクのように産毛があり、葉が細かい分触った感触もソフト。主役になるよりもまわりを引き立ててくれる名脇役になってくれます。

エレモフィラ

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■ゴマノハグサ科
■常緑低木、または多年草

春に花を咲かせるエレモフィラは、細く短い葉が特徴のシルバーリーフ。花もキレイなのですが、花が終わった夏場は葉の色を楽しみます。ちなみに花の色は品種によって違い、紫、白、赤、ピンク、黄など多彩。

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スッと長く伸びる姿が美しく、混植したときに高さと動きを出してくれます。品種によっては産毛の無いほぼグリーンの葉のものもあります。

オーストラリア原産のエレモフィラは乾燥に強いものの蒸れるのは苦手なので、夏は風通しのよい場所が◎

ダイコンドラ(ディコンドラ)

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■ヒルガオ科
■常緑多年草

ハートの形の葉が溢れるように広がるダイコンドラ。寄せ植えにすると垂れ下がってきれいです。空気感のある、涼し気な雰囲気を演出できます。

シルバーリーフのタイプだけではなく明るい緑色のタイプもあって、こちらもオススメ。

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繫殖力旺盛で、地植えにするとどんどん横に広がってグランドカバーになります。シルバーの品種は日当たりがよく乾燥気味を好み、グリーンの品種は半日陰でも育って湿り気のある土を好みます。

明るい印象の斑入り&ライムグリーンリーフ

グレコマ

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■シソ科
■耐寒性常緑多年草

斑入ったハート型の葉が可愛らしいグレコマ。日本には「カキドオシ」という品種が自生していますが、この名前は垣根を通り越して向こう側まで伸びていくほどの繁殖力の強さからきています。

つるが伸び、脇芽もどんどん出て広がっていくので、ハンギングバスケットに植えれば動きのあるデザインに。

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短期間でどんどん伸びてくるので、グランドカバーにも◎。伸びすぎるくらいなので、適度に剪定してあげると姿が乱れません。

暑さにも寒さにも強く、日当たりのよい所から日陰までOK。ただし乾燥は苦手なので、水やりはしっかりと。白い部分が多いタイプや斑点模様の散らばっているタイプもあります。地植えにすると、まさに垣通しの名前に負けない広がり方をするので注意。

ラミウム

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■シソ科
■耐寒性常緑多年草

春にサルビアのような花を咲かせますが、葉は通年鑑賞用に楽しめます。葉は横に広がり、地下茎も広がってどんどん増えていくためグランドカバーにも使われます。グレコマやミントと同じ繁殖力旺盛のシソ科らしく、ラミウムも増えすぎに注意が必要なほど。

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ハート形の葉は斑入り以外にも、シルバー系や明るいライムグリーンの色のものもあり多彩です。真夏の強い日差しは少し苦手なので、半日陰の場所で育てると◎

ゴールデンセージ

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■シソ科
■耐寒性常緑多年草

セージはハーブとしてもよく名前が上がりますが、園芸的にみると「サルビア」の名前のほうをよく目にするかもしれません。主に花を観賞するものをサルビア、ハーブとしてはセージと呼ばれることが多く、実際には同じ仲間。品種によって花や葉の色や大きさ、姿までも多種多様。かなりバラエティーに富んでいます。

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ゴールデンセージは葉の幅も広く、存在感があります。葉は縁色に黄色味の強い黄緑色の斑が入った珍しい模様が特徴。葉色がキレイなのでカラーリーフとしてオススメ。暑さ寒さにも強く、乾燥や害虫にも強いので、寄せ植えでも花壇などに地植えでもOK。

ゴールデンレモンタイム

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■シソ科
■常緑性低木

ハーブはシソ科の植物が多く、香り豊かな上にカラフルな葉もいっぱい。

タイムは品種によって成長の仕方も違い、横に広がるタイプや縦に伸びていくものも。1枚1枚の葉は小さいですが、緑でもシルバー系のものから明るい緑色のもの、斑入りもあります。香りも柑橘系から甘い香り、スッキリした爽やかな香りのものなどさまざま。

その中でもゴールデンレモンタイムは明るい黄色の斑入りの葉に、レモンに似た香りを持ちます。

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華奢なように見えますが、草ではなく低木。日当たりと風通しのよい場所で育てれば病気や害虫被害もあまりなく、グランドカバーとして植えることも可能。春~初夏くらいに可愛い花を楽しむこともできます。

ハーブティーやお菓子や料理の香りづけなどにも活躍するので、観賞用としてだけではなく、幅広く活用できます。

ベアグラス(カレックス)

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■カヤツリグサ科
■耐寒性常緑多年草

細く長い葉がシュッと広がり、風になびく姿が美しいベアグラス。ほかのカラーリーフと姿が大きく違うので、変化を生み出せます。斑入りは2トーンの清涼感のあるビジュアルで、涼しさを演出できます。ほかにも緑、黄緑、銅色などカラーバリエーションも豊か。

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暑さ寒さにも強く、日陰でも育ちます。病気や害虫被害もあまりありません。

地植えの場合は根がはればそのまま水やりもほぼ不要。寄せ植えなどにした場合は、根がはりすぎることで乾燥しやすくなりがち。土が乾いたら、たっぷりと水をあげましょう。

葉先が傷む場合は、乾燥しすぎや日の当たりすぎが原因です。

アクセントになるカラーリーフ

ヒューケラ

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■ユキノシタ科
■耐寒性常緑多年草

カラーリーフの代表として人気のヒューケラは、ほかにはないような色や模様の葉が豊富に揃う貴重な存在。緑、白、ピンク、赤、オレンジ、黄、茶など、明るい色から暗い色、深みのあるニュアンスカラーまで本当に多彩となっています。

葉脈の色が違っていたりするものや、細かく霧吹きで吹きつけたかのような斑のあるものも。季節によって色合いが変化したりもするので、とてもドラマチックなカラーリーフです。

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初夏ごろには、これまた多彩な花をつけます。葉の色と反対色の花も多く、その対比がキレイ。ただし種をつけると株が弱るため、花は咲き終わったら早めに切ってしまいましょう。

品種にもよりますが、暑さ寒さにも強く、乾燥にも強いので育てやすいです。葉色が淡色系や斑入りのものは真夏の強い日差しで葉焼けすることもあるので、半日陰~日陰の場所がオススメ。

クローバー

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■マメ科
■耐寒性常緑多年草

昔から馴染みのあるクローバー。四葉のクローバー探しをしたことがある人も多いのでは?

丸い三つ葉は可愛らしく、今は観賞用のカラフルなクローバーがカラーリーフとして登場しています。クローバーの中でもシロツメクサは緑色で白い花をつけるものを指しますが、赤色、斑入りなどあり、緑と赤のコントラスがキレイな葉色のものもあるんですよ。

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初夏に咲く花の色も品種によって違い、赤や紫、ピンク、黄色の花が咲くものも。地に這うように広がっていくので、グランドカバーにも向いています。複数の色のクローバーを混植してもイイですよね。

ケントビューティー(オレガノ)

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■シソ科
■多年草

オレガノもシソ科のハーブで、料理などに活用されますが、こちらのケントビューティーは観賞用のオレガノです。ふわっと垂れるように伸びて空気感を演出してくれ、その姿はとてもエレガント。

葉先にホップのような花が咲いているように見えますが、この部分は苞(ほう)と呼ばれる花を包む葉。淡い緑やピンク色をしています。

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初夏ごろには苞の間にピンクの小さな花が咲きますが、この花がなくてもキレイです。

蒸れはちょっと苦手なので、真夏は適度に切り戻して風通しをよくしてあげると◎

オレガノは品種によって葉の色や形、花もいろいろ。ケントビューティーのような観賞用に限らず、カラーリーフとして使える品種もあります。

ロフォミルタス マジックドラゴン

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■フトモモ科
■半耐寒性常緑低木

日本ではこの数年で人気が出はじめている比較的新しいカラーリーフです。

小さめの葉は緑の葉に白い斑入りなのですが、気温が下がるとピンクがかった色合いに変化します。真夏には緑に白い斑入りの葉が多くなりますが、その状態もキレイ。

意外に初夏に出まわる苗でもピンク色が強いものが並んでいるので、色が変化していくさまを鑑賞するのもオススメ。

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枝は細かく分かれてスッと伸び、葉も小さいので、寄せ植えにしやすいです。こまめに剪定すれば、風通しもよくて蒸れ防止になります。

剪定したものは部屋に飾ってもキレイ。切り枝としても人気が高く、あわせる花も葉も映え、オシャレな雰囲気にしてくれます。

セダム

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■ベンケイソウ科
■一年草、二年草、多年草(種類による)

多肉植物としても人気のセダムは、カラーリーフとしてもグランドカバーとしても人気。多肉植物の寄せ植えにも使われますが、草花と組み合わせて植えることもできます。

品種によって葉の色や形、性質もバラバラ。世界中のさまざまな地域原産のセダムがありますが、日本で流通しているものは比較的乾燥に強く、暑さ寒さにも強くて育てやすいものが多いようです。

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シルバー、緑、黄色に赤、斑入りや混色の色合いも。気温で紅葉するものもあります。

葉の形や伸び方も多種多様で、とってもユニーク。セダムだけの寄せ植えも人気です。花も種類によって咲く時期や形、大きさも違いますが、可愛らしい花も多いですよ♪ 真夏はいったん成長するのはお休みになるので、乾燥気味にしましょう。

まとめ

カラーリーフは、花ではなく葉の美しさを楽しむ植物のこと。手間のかかる花がら摘みなどが不要で、葉は長くきれいな状態を保つものも多く、お世話が大変な夏場にこそオススメです。

グランドカバーになるような丈夫で繫殖力旺盛な葉物は、放っておいてもどんどん増えてくれますが、植える場所には注意が必要です。

育ちすぎたり、蒸れ防止のために剪定が必要なときには、剪定したカラーリーフはおうちで飾ってさらに楽しんでみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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