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2024年12月12日 11:10 更新

「小学校の頃の学内順位は将来の収入にまで影響する」信頼性の高いエビデンスを厳選した『科学的根拠(エビデンス)で子育て』が発売

ダイヤモンド社は12月11日、教育経済学者・中室牧子さんによる最新刊『科学的根拠(エビデンス)で子育て』を発売しました。

37万部のベストセラー『「学力」の経済学』発売から9年、待望の最新刊

書籍『科学的根拠(エビデンス)で子育て』

同書は、37万部を売り上げた『「学力」の経済学』から、9年ぶりの単著となる中室さんの書籍。世界トップジャーナルに掲載された論文の中から、信頼性の高い最新のエビデンスを厳選し、学校を卒業したあとの「人生の本番で役に立つ教育とは何か」を問うています。親として、教員として、指導者として、人生のどこかで「人を育てる」役割を担う人であれば必ず役に立つ知見が満載です。

同書が紹介している信頼性の高いエビデンスは下記のとおり。

●高校の課外活動でスポーツをしていた男子生徒は、そうでない生徒と比べて高校を卒業して11~13年後の収入が4.2~14.8%も高い
●高校時代にリーダー経験がある人は、そうでない人と比べて高校を卒業して11年後の収入が4~33%も高くなる
●学力の高い友人と同じグループになると学力が下がる
●4月生まれの人は翌年3月生まれの人と比べて30~34歳時点の収入が4%高い
●小学校の頃の学内順位は将来の収入にまで影響する
●別学に行くと学力は高くなり、女子の肥満が増える

同書ではまた、勉強できない子をできる子に変える3つの秘策についても解説しています。

目次

はじめに
第1章 将来の収入を上げるために、子どもの頃に何をすべきなのか?
第2章 学力テストでは測れない「非認知能力」とは何なのか?
第3章 非認知能力はどうしたら伸ばせるのか?
第4章 親は子育てに時間を割くべきなのか?
第5章 勉強できない子をできる子に変えられるのか?
第6章 「第1志望のビリ」と「第2志望の1位」、どちらが有利なのか?
第7章 別学と共学、どちらがいいのか?
第8章 男子と女子は何が違うのか?
第9章 日本の教育政策は間違っているのか?
第10章 エビデンスはいつも必ず正しいのか?

著者プロフィール

中室牧子(なかむろ・まきこ)さん
中室牧子(なかむろ・まきこ)さん

慶應義塾大学総合政策学部 教授。慶應義塾大学卒業後、米ニューヨーク市のコロンビア大学大学院でMPA、Ph.D.(教育経済学)を取得。日本銀行等を経て、2019年から現職。デジタル庁シニアエキスパート(デジタルエデュケーション担当)、東京財団政策研究所研究主幹、経済産業研究所ファカルティフェローを兼任。政府のデジタル行財政改革会議、規制改革推進会議等で有識者委員を務める。日本学術会議会員(第26期)。テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」コメンテーター(木曜隔週)。朝日新聞論壇委員。著書に発行部数37万部を突破した『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、共著に『「原因と結果」の経済学』(ダイヤモンド社)がある。

書籍概要

書籍名:『科学的根拠(エビデンス)で子育て』
著者:中室牧子
定価:1,980円
発売日:2024年12月11日
https://www.amazon.co.jp/dp/4478121095

ダイヤモンド社
https://www.diamond.co.jp/company/

(マイナビ子育て編集部)

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