おいしさUP！家庭用精米機ならこの４機種が人気！

家庭用精米機の最大の魅力は、精米したての美味しいお米をいつでも食べられることです。また、まとまった量を精米しなければならないコイン精米機と違い、少量のお米を短時間で精米することができます。

精米機は、玄米からぬかを取り除き、お米を食べやすくする機械です。それを家庭用に改良したのが、家庭用精米機です。

精米によってできるお米は大きく分けて3種類あります。それは、白米・ぶつき米・無洗米です。この違いは、ぬかやはい芽のつき具合にあり。ご存じ白米は、玄米からぬかや胚芽をしっかり取り除いたお米。玄米のぬかや胚芽を残したお米は、ぶつき米。そして、白米からさらにぬかやホコリを取り、洗わずに炊けるようにしたお米が無洗米です。ぶつき米は、ぬかなどの除去量により「３ぶつき」「7ぶつき」などと呼ばれ、その数字が大きくなるほど白米に近くなります。

家庭用精米機は、白米やぶつき米などに自動で精米できる各種コースが設定されています。そのため、初めて使う方でも簡単に精米することができるのが魅力です。使い方は、電源を入れたら、指定の場所に玄米を入れてスイッチを押すだけ。

家庭用精米機には「かくはん式」と「圧力式」の2種類があります。

■かくはん式
かごの中にある羽根で玄米を回しながら摩擦により精米する方式です。精米機の価格が手頃で、主流のタイプ。精米するときに、熱が発生しにくいため、お米が劣化しにくいのがポイント！しかし、その一方でお米が割れてしまうということも。

■圧力式
圧力により玄米同士をこすり合わせて精米する方式です。米粒が割れにくく、形状を保ったまま精米することができます。また、こすり合わせることで熱が発生し、米が変質してしまう場合も。かくはん式と比べて、精米機の価格がやや高いものが多いです。

家庭用精米機の中で人気の高い、4つのメーカーを紹介します。

アイリスオーヤマの精米機は、かくはん式の5合タイプです。独自の特機形状を持つディンプルメッシュ構造により、お米をきれいに磨き上げます。さらに、主要31銘柄のお米に合わせて精米するので、よりおいしさを引き出せるのが特徴です。

ツインバード工業の精米機は4合タイプで、空気を巻き込みながら精米するかくはん式です。精米にかかる時間が短く、お米が変質する原因となる温度上昇を防ぎます。

タイガーの精米機には、なんと10種類の精米コース付き。「もち米」「白米強め」「古米みがき」など、お米をよりおいしく食べられる機能がついています。中でも「やわらか玄米」コースは、タイガー独自のもの。お米にキズをつけることによって、水分をふくみやすくし、ふっくらと炊き上げることができます。

象印の精米機は、家庭用精米機では数少ない圧力式（圧力循環式）です。狙いの精米度に仕上げる「精米度センサー」が装備され、玄米、白米どちらからでも無洗米が作れます。また、古い白米の美味しさと鮮度を取り戻す「白米コース」も。

精米機で悩まないための購入のポイントについてお話しします。

家庭用精米機を選ぶ上で最も重要なのはずばり「価格」です。各メーカーの精米機の価格を比較すると、おおむね数千円〜2万円台となっています。精米機のタイプ別に見ると、かくはん式より圧力式の方が価格が高めです。そのため、コストパフォーマンス重視なら、かくはん式を選ぶとベターです。ただ、圧力式の精米機は本格的に精米ができるため、お米の味にこだわるなら圧力式も選択肢に入れてみましょう。

精米完了までの「時間」も要チェックです。なぜなら、精米に時間がかかるほどお米が変質しやすくなるからです。最近の家庭用精米機は、速い機種だと5分程度で精米が完了します。そのような機種なら家事の時短効果も期待できますね。また、お手入れが簡単で後片付けの時間をいかに短縮できるかも重要なポイントです。

家庭用精米機は、機種により音のうるさいものがあります。そこで、実際に音がどの程度出るかもチェックしましょう。タイプ別で言えば、かくはん式よりも圧力式の方が音が静かです。なお、家庭用精米機の音は、家電量販店等に置いてある商品や動画サイトなどで確認できます。

よりお米のおいしさに追及するなら、家庭用精米機で鮮度の高いお米で炊くことをおすすめします。また、精米を購入することにより、お米の酸化を防ぎ長く保存できるというメリットも。毎日のご飯をより楽しく、おいしくするために、精米機をためしてみてはいかがでしょうか？

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