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2025年04月04日 12:11 更新

共働き夫婦の「なんで私ばっかり……」の対処法!|仕事と育児のちょうどいいをみつける本 #6

共働きでお互いに仕事をしているのに、育児や家事の負担が妻ばかりに偏ってしまう……。この不平等感を解消するにはどうすればよいのでしょうか?

先輩ワーママたちはどんなことに悩みどう解決していったのか……?

フルタイム・時短勤務・フリーランスなど、さまざまなスタイルで働く先輩ワーママたちのリアルな体験談と「あの時知っておきたかった!」をまとめた1冊。 書籍『先輩ワーママと考える 仕事と育児のちょうどいいをみつける本』(ハガツサ)から一部抜粋してお届けします。

今回は、『ママの自分時間がない問題』について、先輩ワーママのリアルな体験談とその対処法をご紹介します。

こんなときはどうした? 先輩ワーママの体験談

(A)外注の事例

ベビーシッター活用事例

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パートナーが出張、私が繁忙期、頼れる親族もいないので、ベビーシッターサービスを利用しました。子どもが打ち解けるかが心配だったので在宅勤務にし、私が家にいる状態でお願いしました。最初は不安でしたが、さすが相手もプロ。すぐに子どもと打ち解けて、私も仕事に集中できました。子どもも普段できないような凝った遊びが楽しかったようで、また利用してもいいかなと思っています。

働き始めてからは週に1回定期でお迎えから寝かしつけまでをシッターさんにお願いしていました。私もパートナーもじっくり仕事をしたり飲み会に行ったり、趣味の時間に使ったりしていました。お互いに予定がない時は2人でゆっくり外食をしながらコミュニケーションをとる時間にもでき、お互い心身共にとても余裕ができました。毎回同じ人がくるので子どもも懐いていましたし、安心してお任せできました。

在宅勤務が増えてきたので、30分送迎シッターさんを活用しはじめました。きょうだい違う園に通っているので、送り迎えが大変なのですが、週に1回、シッターさんにお迎えのみお願いすることで、バタバタする夕方に余裕が生まれました。短時間で利用料が手頃なので気軽にお願いできます。

自治体の一時預かり活用事例

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育休中、認可保育園の一時預かりを活用しました。私がずっと1人で面倒を見てきたこともあり、子どもにとっても同じくらいの月齢のおともだちと、広いところでたくさんのおもちゃで遊ぶのも楽しかったみたい。保育園入園の慣らしにもなりました。

子どもが通う保育園では勤務証明がなければ土曜日は預かってもらえませんが、一時保育なら誰でも預かってもらえるので、時々、土曜日に予約を取り、普段できない家事をしたり、カフェで読書したりする時間に使っています。1人でゆっくりする時間があるだけで心に余裕が生まれるので定期的に活用していますよ!

習い事活用事例

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土曜日にダンス教室に通わせています。送迎は必要ですが、クラス中は自由時間になるので、近くのカフェでゆっくりおひとり様時間を満喫しています。

英語教室に通い始めましたが、決め手は送迎があること! 夕方保育園にお迎えに来て、教室で英語のクラスを終えた後に、家の近くまで連れて来てくれます。子どもは延長保育がてら英語を習えますし、私にとってもお迎えが要らない分、ゆっくり仕事したり、夕食の準備をしたりする時間ができ、助かっています。

パートナーとの分担事例

分担を見直してストレス軽減

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復職から1カ月。保育園への送り迎えも私、おまけに連日ワンオペで心身ともに限界に。「明日は飲み会だから遅くなるね」と悪びれもせず言うパートナーに、とうとう心の糸がプツンと切れた私は「私も飲み会に行きたい!」と素直に言ってみました。私が復職してもパートナーの生活は変わらないので、パートナーの意識も切り替わっていなかったようです。それ以降、パートナーが夜や週末に、飲み会などで家を空けるときは同じ回数、私もひとりで外出したり、仕事をしたりする時間をもらいました。

時短をとって復職したので、保育園への迎えは毎日私でした。送りはパートナーがほとんど行ってくれていたので「半分にした」と思っていましたが、始業時間前に送って行くよりも、お迎えに遅れないように仕事を調整して切り上げて会社をでることのプレッシャーの方がはるかに重くてつらい、ということに気づき始めました。連日、上司や同僚に「すみません」と謝りながらバタバタと会社を出て、ギリギリに保育園に滑り込み、先生や子どもに「遅くなってごめんね」と言い、飲み会や残業があると毎回パートナーに「ごめんね」と謝ってお迎えに行ってもらう生活を1カ月ほどしていたら、「なんで私ばっかりこんなに謝らなければならないのだろう……」とノイローゼ気味に。パートナーと相談して、送りとお迎えで分けるのではなく、送りもお迎えも2人で分担する形に変えました。自分がお迎えの担当ではない日にじっくり仕事をしたり、飲み会に行ったりができるようになり、「ごめんなさい」を言う機会が激減して、メンタルも落ち着きました。

スケジュール共有でストレス軽減

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パートナーとママがいつ「絶対に動かせない予定」が入っているのかを事前に共有しておくと、お迎えの調整に加え、突然の残業や子どものお熱対応などの時にやりとりが減り、便利なのはもちろん、「え、なんで突然飲み会とか言うの?」「今日はお迎えをお願いするって言ってたじゃん!」とスケジュールの認識違いによるストレスも減ります。我が家では「Time Tree」という共有スケジューラーを使っています。

私がシフト制の仕事をしているので、毎週土曜日の夜にパートナーと一緒に1週間後のお迎え当番決めや予定の共有時間を紙のカレンダーに書き込んでいます。定期的に仕事の状況などをゆっくり話す機会にもなり、いい習慣だなと思ってます。

(C)その他

働き方を見直し

我が家は私が激務かつ重い役職についていたこともあり、パートナーが働き方を見直し、在宅勤務OK、働く時間の自由度も高い会社へ転職し、家事育児をメインで担ってくれました!

子連れOK! できる範囲でストレス軽減

子連れでもOKな気分転換法を探すのもオススメ。ママ友とおうちでデリバリーランチをすれば、子どもを見ながらゆっくり話せるのでストレス発散になります。寝かしつけ後の少し遅めの時間でも、ママ友となら気兼ねなく、時間を気にせず話せるオンライン飲み会が気分転換にはとてもよかったです! ゆっくり、悩みを共有できる大人と話す時間があるだけで気持ちが軽くなるのでぜひ大事にしたい!

続きは書籍でお楽しみください。

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