
第一子出産の峯岸みなみさん「感情がまだ追いつかない」ぽろぽろ涙も…滝沢眞規子さん「日本のママたちは罪悪感を感じがち」
昨年7月に第一子を出産したタレントの峯岸みなみさんが、子どもを預けて仕事に行くことで抱えている「罪悪感」を打ち明け、涙を流しました。
■「産後セックスレスです」
ABEMAにて配信中の“ママによる、ママのための情報バラエティ”『秘密のママ園』。建前抜きでママたちの本音を語り話題となっているこの番組ですが、13日の放送では番組MCを務める新米ママ・峯岸みなみさんが三児の母でモデル・滝沢眞規子さんに“ガチ相談”する場面がありました。
ママの悩みに峯岸さんと滝沢さんが率直な意見をアドバイスする「こっそり聞きたい 秘密の匿名アフターヌーンティー」のコーナーで寄せられた「産後セックスレスです」という悩みに、「早めに解決したほうがいい。長くなればなるほど解消しにくくなる」と回答した滝沢さん。
滝沢さんは「女の人ってやっぱり産むとスンッてなって子育てに集中してるから、それどころじゃないんだよね」と、夫婦の営みどころではないママの立場に共感しつつ、夫婦の未来のために「そこは(女性がパートナーを拒絶せず)努力したほうがいい」「自分の気持ちをそこに持っていく努力が必要」という考え。「そういう気持ちにならなくても、そっちに自分を仕向けるほうがいいと思う。そのほうが、結果、自分の幸せにつながるんじゃないかなって私は思ってる」と持論を述べました。
一方で、産後まもない峯岸さんは「自分でもびっくりするくらい本当にこんなスンッてなるんだと思って。本当に前と変わらず人として好きなのに、イチャイチャモードのスイッチが全然入らなくて」「でも旦那さんは変わらずキャッキャしたいときもあって、それに対してあまり応えられないときもあった」と、正直な気持ちを告白。
しかし拒絶してしまったあと、「男性も臆病だから、次いつその雰囲気を出していいのか怖くなっちゃって。手さえ触っていいのかわからないという恐怖感」を察知し、自ら歩み寄って「女性の方から甘えてあげるじゃないけど、寄り添ってあげるのは、未来の夫婦のために必要な食いしばりかなと思う」といいます。
また「そこで(自分が)スンッとしたのに数年後にお母さんとしてしか扱ってくれないよね、とか(不満に)なっちゃうだろうなと思ったときに、それって過去の自分が歩み寄れなかったからだなって後悔すると思う」と峯岸さん。以前の収録で、滝沢さんと近藤千尋さんから受けた助言「ラブラブはこっちからいっちゃったほうがいいよ」を実践していると明かしました。
■妻の葛藤に、夫はどうすべき?
峯岸さんから滝沢さんへの悩み相談も飛び出し、涙する場面もありました。
峯岸さんは「私の旦那さんは、『仕事は応援するけど……未練がないなら家のことをやりながらおうちで待っててくれたら嬉しい』というスタンス」と明かし、「(自分自身も)お仕事で上を目指そうとか稼ごうというよりは、今は(仕事が)結構リフレッシュ。お仕事楽しいし完全にやめるのも寂しいし、エンジョイ系お仕事の仕方をさせてもらってるので、“させてもらってる感”がすごいあるんですよ」「生活としての仕事じゃないので、“だったら子どもといてあげた方が良くない?”っていう自分もいたりして……」とモヤモヤを吐き出しました。
さらに今の時期、慣らし保育に関するSNS投稿を目にする機会が多く、「本当は子どもといたいけど働かなきゃいけないから泣いてる子どもを見送って……みたいなお母さんもいる。自分が働く必要が金銭的にあるわけじゃないのに働くって、なんて贅沢なんだろう」「東京に来て仕事のついでに友達とご飯食べている自分がすごいなんか嫌になっちゃうときがある」と、涙ぐみながら複雑な感情を打ち明けた峯岸さん。
すると滝沢さんは「いいじゃん。そこに罪悪感を一切感じる必要ないと思う」と断言。「だって峯ちゃん、それで今すごい幸せなんだから。それでハッピーな顔して帰ったら、きっとご主人も喜ぶと思う」と優しく寄り添うと、峯岸さんの目はウルウル……。
続けて「楽しむことに罪悪感を感じがちだと思う、私たち(日本のママたち)って。ちょっと楽してるとか、人の手を借りてご飯食べに行っちゃおうとか、全然いいのに
自分に課していくところがあるけど、そこはなくていい」と励ました滝沢さん。
さらに「この先、仕事を続けていくと、もっと仕事がしたくなるかもしれない。でもお子さんは今のまま一生赤ちゃんなわけじゃないから、たぶん想像と全然違う生活が待っているんだよね。だから、その時にまた考えればいいの」とエールを送りました。
峯岸さんは「今日も明日も仕事で、東京に二泊なんですけど。行く前はすごい楽しみにしてたんですけど、新幹線の中でもう子どもに会いたくなってて。感情がまだ追いつかないところがあって……」と話しながら、ぽろぽろ涙がこぼれます。滝沢さんは「これがママですよ」と、峯岸さんの感情の揺れに共感。
最後に滝沢さんは“世の夫たち”に向けて、妻にこうした相談をされたら「『うんうん』ってただ聞いてください。『今、子育てもしたい・仕事もしたい。で、なんで泣いてるの?』とか絶対言わないでほしい!」と呼びかけ。「ただただ涙に付き合ってくだされば、私たち勝手に泣き止むもんね~」とお茶目に締めくくっていました。
■出産・子どもが理由になる「産後レス」
子どもが生まれると、夫婦には「お父さん」「お母さん」という新しい役割が増えます。夫婦関係に占める割合が「夫・妻」よりも「お父さん・お母さん」が上回ったときに、夫婦の営みの優先順位はグンと下がるといいます。
また日本の住宅事情では、夫婦だけの空間を確保しづらい点も、産後レスの一因になりがちです。子どもが寝ているそばで性的なことをするのに抵抗を感じる人は少なくありません。
しかし「セックスレスは風邪と同じで予防が大事」という考え方もあります。日常的な予防策として夫婦の会話を充実させることがあります。子どものことや家族としての連絡事項だけではなく、「きょう、楽しかったこと」「一緒に観たい映画」「最近、読んでよかった小説」など、パーソナリティが伝わる話題を提供してみてください。相手が好きな話題を振って、聞き役に回るのもいいでしょう。
セックスレスの悩みは他人に話しづらく、ひとりで抱え込んでしまいがちです。二人の関係を見つめ直したいと思ったとき、二人の間に誰か仲介してほしいと感じたときなどは、夫婦・カップルカウンセリングを受けることもおすすめです。
(マイナビ子育て編集部)