
ウォールナット塗装で作るDIYの簡単な方法とは
「ウォールナット」とは、家具や床の材料に使われる木材。DIYでも人気の素材で、オシャレな家具や小物を作るにはピッタリ。ここでは、今ある家具を、ウォールナット素材に変身させるための方法を伝授します。濃い茶色の色合いが高級感をかもし出すことができますよ。
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ウォールナットって何?

ウォールナットの特徴
ウォールナットは、床材や家具に使われている木材です。一般的にウォールナットと呼ばれているのは、ブラックウォールナットという種類の木。その名の通り、色は黒っぽい濃いブラウンで、高級感があります。建材としては硬い部類に入りますが、比較的加工がしやすく、家具材としては人気が高いもの。丈夫で木目が美しいところも評価されています。
一番の魅力は、使い込むごとに深くなる色合いでしょう。木のぬくもりとシックなデザイン性が両立するウォールナット製の家具は、少々価格が高くても欲しくなってしまいます。ウォールナットは、同じくらいの強度で家具によく使われるタモ材と比べると、1.5倍程度の価格です。
無印良品にもある! ウォールナット材を使った家具
無印良品には、ウォールナット材を使った家具が展開されています。お値段は少しはりますが、ウォールナット材の家具でそろえると、お部屋が大人モダンな印象になりそうですね。

33,900円(税込)
ウォールナット材のチェストは、リビングや寝室、キッチンなど、どこに置いても美しい。

38,900円(税込)
スツール付きのドレッサー。化粧品がすっぽり収まるサイズ感がいい。引き出しの中にフィットする、PPケースをいれれば、種類ごとにメイク道具を分けてしまうことができます。
塗装して簡単にアンティーク風にチェンジ!

ウォールナット製の家具をそろえようと思うと、結構な値段がします。また、大型家具はそろえられても、すき間収納やちょっとした棚などは、同じ素材でピッタリのものが見つかりにくいでしょう。そこで、今ある家具をリメイクして、ウォールナット材っぽく見せるアイディアをご紹介します。
ワトコオイル(ウォールナット)
ワトコオイルを塗って、ウォールナットの質感を出す方法です。ワトコオイルは、安価な集成材や加工しやすい木材を使った家具を塗装することができます。ただし、あくまでオイルであり、ペンキのような塗料ではありません。元の材質を生かしつつ、自然に仕上げることができるのが魅力。そのため、木材によって、色の出方は変化します。ウォールナットのような色合いがでるかは、板の材質によりますので注意してください。
塗り方は簡単。いらない布に染みこませて、拭くだけです。染みこませるタイプの塗料ですので、乾燥に2~3日かかります。サッと塗るだけでアンティーク風の家具ができあがります。塗装の際、臭いが気になるという方もいますが、1週間ほどで抜けていきます。天然の亜麻仁油を使っているため、子どもやペットのいるご家庭にもおすすめ。塗料はホームセンターで手に入ります。

簡単! ウォールナット(塗装)を用いた活用方法

ウォールナット(塗装)で、テレビボードをリメイクDIY
白木でできたテレビボードをリメイクしてみましょう。全体の汚れやほこりを拭き取ったら、塗装したくない部分にマスキングテープを貼ります。その後、ワトコオイルを塗っていきますが、広い面を塗るときは台所用のスポンジを使うと便利です。もともとワトコオイルは塗りむらができにくい塗料です。大胆に塗っても心配ありません。
色合いの好みにもよりますが、2回塗りをおすすめします。まず、1回目を塗り終わったら15~30分乾燥させ、浮いてきた余分なオイルを拭き取ります。さらに1時間乾燥させ、2回目は薄めにオイルを塗ります。手触りをよくしたい方は、まだ湿っている状態で、サンドペーパーで磨いてください。2時間たったら再度余分なオイルを拭き取り、24時間乾燥させて完成です。
ウォールナット(塗装)で、テーブルをリメイクDIY
テーブルの天板も塗装してリメイクすることができます。基本的に、オイルステインと呼ばれる油性の塗料は、木に染みこむタイプの塗料です。そのため、リメイクできるのは無塗装の木材に限ります。すでに塗装されている場合は、塗装をはがす必要があります。そこで、天板の表面をサンドペーパーや電動のサンダーで削ります。ペンキのような水性塗料は、専用の剥離剤を使ってもいいでしょう。
塗料をスポンジや布に染みこませて塗っていきます。15~30分ほど乾燥させたら、余分なオイルを拭き取り、1時間後に再塗装します。あまり濃く色づけしたくないときは、1回の塗装でもかまいません。24時間乾燥させたら、布でよく磨くとツヤが出ます。ウォールナットを塗ったテーブルは、天板の傷や跡も味になりそう。アンティーク感のある家具となっていくでしょう。
すのこ&ウォールナット(塗装)で棚をDIY

ちょっとした棚は、DIYにチャレンジして作りましょう。便利に使えるのは、すのこ。薄くて加工しやすく無塗装で、ウォールナット風の棚にうってつけです。
すのこはそのまま組み立てて、釘またはビス留めをすると棚として使えます。裏側の棚木が内側へ向くように組み立てて、棚板代わりのすのこをのせる部分にするのです。オーダーメイドサイズに仕上げたい場合は、すのこをいったんバラバラに解体して、素材として使います。すのこ板の幅を基準にしてサイズ設計をしましょう。塗装は、組み立てが終わってから行います。
まとめ
オシャレで高級家具の素材として知られているウォールナットは、オイル塗装で手軽に再現できます。リメイクや簡単DIYにチャレンジして、憧れのインテリアを手に入れましょう。ワトコオイルという塗料は扱いやすく、天然の油を利用しているので環境にも優しい素材です。唯一においが気になる方もいるので、作業は屋外かベランダで行うことをおすすめします。
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