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2026年09月29日 08:11

こんなアート初めて♡ 作品が動き回り、反応し、どこまでもつながる世界【チームラボボーダレス】を親子で探検(東京・港区)

アートの世界に身体ごと没入する体験で、世界的に人気を集めるチームラボ。麻布台ヒルズにある常設ミュージアム【チームラボボーダレス】は、作品同士の境界がなく、作品が空間から飛び出して動き回るのだとか。いったいどんな世界が広がっているのでしょう? 夏休みのワークショップに小5の息子と参加し、その魅力を体験してきました!

なぜ「地図のないミュージアム」は生まれた? まずはそのヒミツを知るところから

昨年、豊洲の【チームラボプラネッツ TOKYO DMM.com】も取材させていただきましたが、【森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス】は今回が初めて。

チームラボならではの、あの幻想的な世界を今度はどんなふうに体験できるのか、息子もワクワクしながら、8月6日(木)に開催されたワークショップ「たんけん!エプソン チームラボボーダレス ~地図のないミュージアムのヒミツ~」に参加しました。

エントランスの作品《人間はカメラのように世界を見ていない》。ある位置から撮影すると、ゆがんだ文字がまっすぐ浮かび上がるように見える不思議な作品

対象は小学3~6年生とその保護者で、参加費は1組2名6,000円です。

ワークショップは、【チームラボボーダレス】がなぜ「地図のないミュージアム」なのか、そのヒミツを知るところからスタート。

【チームラボボーダレス】には、作品と作品を隔てる決まった境界も、順路もありません。ミュージアム内を自由に歩きながら、次々と現れる作品を楽しめます。「世界に境界はあるのか」という疑問からこうした世界が生まれたのだそう。

そして、今回のワークショップで届けたいテーマは、「当たり前が変わる瞬間」。見方を少し変えるだけで、見えてくるものが変わるのだとか。そう聞くと、息子といっしょに「どんな発見が待っているんだろう?」と期待がふくらみました。

いざ親子で探検! 動き回る&反応する作品に息子の好奇心が全開

オリジナルの「探検シート」を片手に、5つの作品をめぐる今回のワークショップ。

シートに書かれたアクションに挑戦したり、クエスチョンの答えを探したり、アートを見て、動いて、考えながら楽しみます。

ミュージアム内に一歩足を踏み入れると、そこは一気に別世界。

作品名《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》

照明を落とした空間に、色とりどりの光が広がる、チームラボならではの幻想的な世界に、息子も思わず周りを見渡します。
そして、最初の作品に向かっていると、息子が小声で「ところで、境界って何?」とひと言。思わず「そうか、知らなかったんだ」と驚きましたが、ここからの体験を通して、息子が「境界」について何を発見するのか、ますます楽しみになってきました。

まずはスタッフといっしょに、《境界のない群蝶(ぐんちょう)》の世界へ。

作品名《境界のない群蝶》

シートを手に、飛んでいる蝶を探したり、追いかけたりしながら、その不思議な動きを観察します。
「触るとどうなる?」というスタッフの問いに手を伸ばしてみると、手を触れたところから次々と蝶が生まれてくる!

触るたびに変化する蝶がおもしろいようで、息子はあちこちに手を伸ばして夢中で試していました。

さらにシートには、「ずっと同じ部屋にいるかな?」という問いかけも。そこで蝶の動きをじっくり見つめていると、部屋の外へ飛び出していく蝶を発見しました。

自分なりに気づいたことを探検シートにメモする息子

作品がひとつの部屋にとどまらず、別の空間へつながっていく――。その様子を実際に目のあたりにして、「これが境界がないってことなんだ!」と、息子なりにその意味を感じ取ったようでした。

その後は、残りの4作品を探して自由にミュージアム内を探検。とくに息子が「これ好き!」と気に入ったのが次の2作品です。
まずはこちら、黒いモヤモヤがうごめく、どこか妖しげな雰囲気の作品《中心も境界もない存在》。

作品名《中心も境界もない存在》

作品の前に行くと、スタッフから「手を伸ばしながら壁に近づいてみてください」と声をかけられました。言われた通りに近づいてみると……

手が黒いモヤモヤの中を、するりと通り抜けたんです!

実は、そこにあるはずの壁は、真ん中だけぽっかり空いていました。思いがけない仕掛けに、親子で思わず顔を見合わせます。

「おーっ、すり抜けたね!」と、息子も楽しそうに何度も手を伸ばしていました。

そしてもう1つの作品が、《Infinite Crystal World(インフィニット クリスタル ワールド)》。無数の光がきらめくカーテンの中を進んでいくような、幻想的な空間です。

作品名《Infinite Crystal World》

ただ静かに眺めているだけでも楽しい作品ですが、なんと「チームラボアプリ」を使えば、自分で世界の色を変えられるんです。スマートフォンやタブレットからエレメント(光のマーク)を選んで投げ込むと、目の前の光がガラッと変化!

どんな色や光になるのか、次々と試したくなる面白さです。

息子はすっかり夢中になり、「先に行くよ」と声をかけても気づかないほど。次々とエレメントを投げ込んでは、変化する光を楽しんでいました。

今回のテーマ作品を探している途中にも、思わず足を止めてしまう、おもしろい作品に出会いました。
次々と現れる人や動物の顔にしばらく手を当てていると、こちらを向いてくれる作品に息子も興味シンシン。

作品名《Walk, Walk, Walk》

さらに、落ちてきた漢字に触れると、その言葉に関連した絵が現れる作品もありました。

作品名《世界はこんなにもやさしくうつくしい》

触れるたびに作品が反応するのが面白くて、息子も「これはどうなる?」と、次々に手を伸ばしていました。

あまりにも「触ってみたい!」という気持ち高まり、気づけば親子そろって、触れてはいけない作品にまで手を伸ばしそうになる場面も……(笑)。 みなさんも、作品に触れるときは案内をしっかり確認して楽しんでくださいね。

振り返りタイムで発見! 親子で気づいた「見えている世界」の不思議

探検が終わると、今度は5つの作品について、見つけたことや感じたことを振り返る時間です。

会場では積極的に発言していなかった息子ですが、帰宅後に改めて感想を聞いてみると、『中心も境界もない存在』の振り返りで聞いた「目ではなく、頭(脳)で見ている世界」という話が印象に残ったそう。

黒いモヤモヤの壁があるように見えたのに、手を伸ばすとすり抜けた。実は、そこには壁もモヤモヤも存在していない――。人間は、目に映るものをそのまま見ているのではなく、自分の頭(脳)が「そこにある」と思ったものを見ているのだそうです。

実際に自分の手で確かめたからこそ、「見えているものがすべてではない」ということに気づけたのは、息子にとって大きな発見だったよう。会場では黙って聞いていた息子の中にも、しっかりと残っていたんだなと、親としてもうれしくなりました。

この振り返りタイムで、ほかにも「頭(脳)によって“そこにある”と認識していることに気づかされる作品(認識上の彫刻)がある」と紹介され、ワークショップ終了後に息子と訪れてみました。
向かったのは、ここ【チームラボボーダレス】にしかない作品《Bubble Universe: 光の球体結晶、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 - ワンストローク》。

作品名《Bubble Universe: 光の球体結晶、ぷるんぷるんの光、環境が生む光 - ワンストローク》

無数の光る球体が浮かぶ空間に入ると、まず目を奪われるのが、その圧倒的な美しさ。無数の光がきらめく幻想的な世界に、思わず見入ってしまいます。

さらに球体をよく見てみると、中に結晶のようなものが見えます。でも、実際に球体の中に結晶が入っているわけではありません。光の見え方によって、そこに「ある」ように見えているのです。

美しい光景の中で、「見えているもの=そこに存在するもの」ではないという不思議を実際に体験できた、印象的なひとときでした。
当たり前を別の角度から見てみる――。そんなチームラボならではの自由な発想や「なぜ?」と考える視点を、息子がこれからの学びや将来に生かしていってくれたらうれしいです。

次々と広がる発見! 好奇心のままに楽しめる【チームラボボーダレス】

今回のワークショップでは、5つの作品を探しながらミュージアム内を自由に探検。「次は何があるんだろう?」という好奇心のおもむくままに進むと、触れると反応する作品や、見えているのに実際には存在しない不思議な世界など、さまざまな発見に出会えました。

作品名《人々のための岩に憑依する滝》、《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》

「見るだけ」のアートではなく、自分で動いて、触れて、確かめることで、作品との関わり方が変わっていくのが【チームラボボーダレス】の面白さ。さらに、ひとつの世界から別の世界へと自然に広がっていくため、「次はどっちに行こう?」とミュージアム内を探検するような感覚で楽しめるのも魅力です。

今回参加したワークショップは期間限定ですが、【チームラボボーダレス】は常設のミュージアム。決まった順路がないからこそ、気になる作品を見つけたら立ち止まり、好奇心のままに次の場所へ進めます。

作品名《色彩性秩序に宿る闇の存在》

親子で好奇心のままに進めば、きっと思いがけない発見に出会えるはず。ぜひ、【チームラボボーダレス】を探検してみてください。

チームラボボーダレス 基本DATA

■所在地:東京都港区虎ノ門5-9 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB B1
■通常営業時間:8:30~21:00 ※営業時間は変更になる場合あり
■定休日:不定休 ※公式HPにて確認
■予約:時間指定のチケット制で当日券が売り切れることが多いため、事前予約を推奨
■料金:※変動価格制を導入
◎大人 (18歳以上) 3,600円~
◎中学生・高校生 2,800円~
◎子ども (4歳~12歳) 1,500円~
◎3歳以下 無料
■アクセス:
◎東京メトロ日比谷線「神谷町駅」5番出口から徒歩2分
◎東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」4番出口から徒歩6分
※地上に上がらず、地下通路をお進みください
■駐⾞場:麻布台ヒルズの駐車場「P6」が最寄り。駐車料金サービスあり
■トイレ:あり
■⾷事:麻布台ヒルズにレストランあり
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※以上情報は変更がある場合がありますので、おでかけ前に公式HP等で最新の情報をご確認ください。

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)

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