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2018年07月16日 21:00 更新

シャンプー・リンスの正しい捨て方は? 便利な再利用法まとめ

買ってはみたものの、髪質に合わなかったシャンプーはどのように処分すればよいのでしょうか。液体は燃えるゴミ? それともお風呂に流す? いまさら人に聞けない正しい捨て方をお伝えします。掃除に、洗濯に……意外(?)な再利用方法も紹介していきます。

シャンプーの正しい捨て方、知ってる?

Photo by Charisse Kenion on Unsplash

「シャンプーなのだから、お風呂場に流せばいいでしょ」と思うのは間違いです。シャンプーはほんの少量でよく泡立ちますね。原液のまま流してしまうと、大量の泡が出て排水口が詰まる恐れがあります。シャンプーの正しい捨て方は、使用済みの食用油を捨てる要領と同じなんです。

1.牛乳パックにボロ布かキッチンペーパー、新聞紙などを詰める。
2.捨てるシャンプーを流し入れ、吸わせる。
3.牛乳パックの蓋を閉めて、ガムテープでとめる。
4.自治体の燃えるゴミに出す。

シャンプー原液を下水に流すのではなく、別のものに吸い取らせて燃えるゴミに出します。牛乳パックではなく、ビニール袋に入れてもいいのですが、破けやすいので、しっかり吸い取らせてから捨ててください。この方法は、シャンプー以外のリンスや洗剤にも使えます。

汚れた水をキレイに浄化するには、多くのエネルギーが必要です。下水を汚さないことが、水道水の品質保持につながります。

使いきれないシャンプーの再利用法5つ

Photo by Jelena Ardila on Unsplash

実際に使ってみたら、髪に合わない……! という場合は、ただ処分するのはもったいないです。シャンプーは髪を洗うだけの用途に限らず、実はいろいろな活用方法があります。シャンプーを再利用するための方法5つを紹介。

お風呂掃除

使い切れないシャンプーをただ捨てるのはもったいないですね。せっかくですから、再利用する方法を考えましょう。まず、シャンプーはお風呂の掃除に使えます。もともと髪の皮脂やタンパク質汚れを取るための洗剤ですから、浴槽の皮脂汚れを落とすにはぴったりです。

シャンプーはよく泡立てて使ってください。泡が汚れを包み込み、落としてくれます。頭皮に使うものなので、手荒れを気にする必要もありません。お風呂を出るとき、ついでに掃除するとキレイな浴室を保てます。ただし、泡はぬめりの原因になるので、しっかり流してくださいね。

トイレ掃除

シャンプーはトイレ掃除にもおすすめです。トイレ用洗剤と同じように、便器の内部に使えます。泡立ちがとてもよいので、量を出しすぎないように。量が多いと、水を流したときに泡があふれてしまいます。

洋服の汚れ落とし・オシャレ着用の洗剤

意外なところで、洋服の汚れ落としやオシャレ着の洗剤としても活用できます。洗濯の前に、皮脂汚れが目立つワイシャツの襟やカフス部分に塗っておきましょう。洗濯の際に、汚れが落ちやすくなります。シャンプーの界面活性剤には静電気防止の効果もあるので、オシャレ着用の洗剤にしても◎。ウールのセーターや化繊のブラウスを洗うときに使います。

鏡・ガラスの曇り止め

Photo by Suhyeon Choi on Unsplash

お風呂に鏡があるなら、シャンプーを塗った手で鏡を触ってみてください。鏡が曇らなくなります。ガラスも同様に曇り防止になるので、車の窓に使えます。これは、シャンプーに含まれる界面活性剤のおかげ。界面活性剤は水になじみ、鏡やガラスの表面に薄い水の膜を作りだします。この膜のおかげで曇らずにすむという訳。ただし、効果は長続きしません。

メイク道具のケア

シャンプーは、もともと頭髪に使用するもので、毛の汚れを落とすのに向いています。また、裸で使うことを想定しているので、肌が荒れないよう考慮した素材が使われているのが特徴。この安全性を生かして、メイク道具のケアに使います。メイク用のスポンジ洗いやブラシのお掃除に使ってみましょう。1滴垂らし、水に濡らしてよくもみ洗いを。泡立って汚れが落ちたら、しっかりを水で流します。

残ったリンスも活用! 便利な再利用法3つ

Photo by Jason Briscoe on Unsplash

シャンプーとリンスを同時に使い切るって意外と難しいですよね。シャンプーに合わせてリンスを買うと、たいていリンスが先に切れ、買い足すと逆にリンスが余ってしまいます。

シャンプーとリンスは性質が異なるので、残った場合の用途も異なります。余りがちなリンスは、他の用途で使う方法を開拓しましょう。

柔軟剤

リンスは、衣類の汚れ落としではなく、柔軟剤として再利用できます。原液のままだと濃いので、4~5倍に薄めて使いましょう。

家電のお掃除用液剤

薄めたリンス液を使って、家電の掃除ができます。

リンスに含まれる界面活性剤には、静電気を防止する効果があるので、家電にほこりや汚れがつきにくくなります。界面活性剤は、電気を通しやすい性質を持っているのです。そのため、家電の表面に膜ができ、電気を大気中に放電しやすくします。おかげで、静電気が溜まらず、ほこりもつきにくくなるのです。

仕上げ拭き

家電の掃除もそうですが、室内の仕上げ拭きにもリンスが効果的です。リンスの薄め液に浸した布をよく絞り、網戸やフローリングの仕上げ拭きを行います。フローリングには、ワックスをかけたようになります。

まとめ

髪質に合わなかったり、ニオイが気に入らなくて使い切れなかったりするシャンプーやリンスの捨て方は、食用油の捨て方と同じです。間違っても、排水溝にそのまま流さないように! ほんの少し残ったようなときは、別の用途に再利用しましょう。シャンプーとリンスを同時に使い切ることは難しいですが、余ったほうを再利用をすれば、新しいシャンプーやリンスの銘柄をそろえて使い続けることができますね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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