
圧力鍋の使い方! 専門家オススメの活用法とは?
圧力鍋って扱いにくそう、何だか難しそう……そんなイメージはありませんか? 圧力鍋の使い方は意外と簡単! 料理の時間を大幅に短縮してくれる、かなり便利な道具です。今回はそんな圧力鍋の魅力と、オススメの使い方をご紹介します。
圧力鍋で時短・節約!

こんにちは。暮らしと食のオーナガイザー、吉井謡子です。
皆さんは圧力鍋を使っていますか? 圧力鍋は使い方のコツを知ると手放せなくなる道具の一つ。今回は私も手放せない圧力鍋の魅力についてお伝えします。
鍋を火にかけると水分が蒸気に変わりますが、圧力鍋は完全密閉されているので膨張した蒸気の逃げ場がありません。すると鍋の中は蒸気でいっぱいになって圧力がかかり、100℃以上の高温が保たれます。
その中で調理すれば、食材にはあっという間に火が通ります。火にかけて鍋に圧がかかったら、弱火にしてあとは食材に合わせて、数分から長くても20分ほど火にかけるだけ。火を止めたら圧が抜けるまで放置します。作業もとても簡単なので、忙しい時には頼もしい存在です。
煮込み料理など、通常では長時間コトコト火にかける料理も、短時間の加熱でOK。またフライドチキンやスペアリブなど、揚げたり焼いたりする料理の下処理に使えば、かなりの時短になります。ガス代や電気代の節約にもつながり、お財布にもやさしいのです。
圧力鍋でおいしく、体にやさしく

圧力鍋で豆や根菜類などを煮れば、あっという間にやわらかくなるだけでなく、味がぎゅっと凝縮されて、他の鍋で調理した時とは違ったおいしさに驚くはず。
また、かたまりの肉を調理すればとろけるようにやわらかくなるので、カレーなどを作ってもおいしさが変わってきます。魚なら骨まで柔らかく仕上がるので、骨ごといただいてカルシウム補給もできるだけでなく、お子さまからご年配の方にも食べやすくなるのも魅力です。
圧力鍋は短時間の加熱で済むため、素材の栄養も壊れにくく、また皮や骨などの普段捨ててしまう部分もおいしく食べることができ、体にもやさしいのです。
圧力鍋は炊飯にも便利

わが家でも日々圧力鍋は活躍していますが、特に便利だなと感じるのは炊飯です。通常お米を研いだらお米を30分ほど水に浸してから炊飯しますが、圧力鍋なら浸水の必要はありません。
また、白米なら圧がかかってからたった4分程度の加圧で済むので、本当にあっという間にごはんが炊けてしまうのです。朝お弁当を作るときや、帰宅後にすぐにごはんにしたいとき、炊飯器の予約タイマーを忘れてしまったときにも……思い立ったときにすぐに炊くことができるので、本当に便利です。
もしかしたら、コンビニにレンジ用のごはんを買いに走るより、早いかもしれません。

特におすすめしたいのは、玄米を炊くこと。玄米って炊飯器で炊いても鍋で炊いても、どうしても固かったりぱさぱさしたりしがちですが、圧力鍋で炊くとびっくりするほどにふっくらもちもちに。玄米が苦手だなと思っていた方でも、きっとおいしくいただけるのでは? と思います。
わが家の圧力鍋のご紹介

わが家で愛用している圧力鍋は、WMFのもの。一つ前の型でシンプルな見た目もとても気に入っています。サイズは小ぶりな2.5リットルのタイプ。小さめだけれどごはんなら4合まで炊くことができ、肉を煮るときも意外とたっぷり入ります。小さいので手軽に使えて、後片づけも楽チンです。
材料を中に入れたら、蓋にパッキンと取っ手がきちんとついているかをチェックして蓋を締め、カチッとロックされたことを確認。強火にかけてしばらくすると、圧力表示ピンが上がってきます。圧がかかったことを確認したら弱火にし、加圧時間を守るだけ。
圧力鍋はシューっという音が大きく怖いイメージがありましたが、この圧力鍋は音もとても静かで、通常の鍋と同じような感覚で使うことができます。
まとめ
圧力鍋は使い方も簡単、時短、おいしいすぐれもの。キッチンに一つあって後悔はしません! まだこれからという方は、ぜひ試してみてくださいね。きっと忙しいママの味方となってくれるはずです。