捨てるなんてもったいない! 意外と使える「牛乳パック活用法」
牛乳パックは、使い終わったら捨てるものって思っていませんか? 手軽に手に入る牛乳パックは、いつも使っているものの代用品にもなって、実はとっても便利なアイテム。まな板や、子どものおもちゃの材料などとしても使えます。捨てる前に、もうひと働きしてもらいませんか?
キッチンで大活躍! 牛乳パックの意外な使い道
ライフオーガナイザー®/リユースマスター®の佐藤美香です。
使い終わった牛乳パック、キッチンで洗って、キッチンで乾かすことも多いのでは? それならば、そのままキッチンで活用してみませんか? 実は、牛乳パックを活用して作れるものがたくさんあるんです!
牛乳パックを活用すれば、新たに買いに行く手間を減らせて時短に繋がりますし、余計な出費を減らすことだってできちゃいます。
まな板に変身
牛乳パックを開いて洗った後は、底の部分を切り取り、半分にしてストックしておくと便利です。
カボチャや、人参など、まな板に色がついてしまうものや、肉や魚などの生ものを切る時に使えば、毎回まな板を消毒したり漂白したりする手間がはぶけます。
油切りのシートにも
上記で紹介した、半分にしてストックしておいた牛乳パック、内側の防水面をはがせば油切りのシートとしても使えます。お弁当のおかずなど、少量の揚げ物の油切りとして使うととっても便利♪
カトラリーの仕切りとして
キッチンツールやカトラリーなど、キッチンの引き出しの中は細かなものがいっぱい。市販のケースを使っても分けても、ケースの中でごちゃごちゃと混ざってしまいます。そんな時、ぴったりサイズの仕切りがあると、すぐに出せて、戻すときも迷わずに済みますね。
野菜室の仕切りボックスとしても
冷蔵庫の中でも、野菜室は野菜の皮や土などで特に汚れやすいですよね。にんじんやきゅうりなど、立てて入れておきたい野菜は、牛乳パックを使って、立てておくのはいかがでしょう? 汚れても牛乳パックなら処分しやすいですし、買い物やストックの量に合わせ、増やしたり減らしたりが簡単にできるのも便利です。
ケーキの型にも
小さなお子様がいると、たまには手作りのおやつも作りたいところ。しかし、たまに作るために道具を揃えるのは、ハードルが高いですよね。こんな時にも牛乳パックが活躍します。
(1)牛乳パックの1面を写真のように切り取る
(2)黄色い線の部分に切り込みを入れる
(3)ピンク色の線の部分を折る
(4)中央の面を折ったらホチキスで留める
これで牛乳パック型のできあがりです!
冷やして固めるケーキの場合は、そのまま生地を流して使用して頂けますが、オーブンやレンジを使用する場合は、中にクッキングシートをしいて使うと、焼き上がりを取り出しやすいですし、安心です。
オーブンを使う場合には、牛乳パックの下にアルミホイルをしいて使用してください。
レンジでご使用になりたい場合は、発火する危険があるので、ホチキスは使用しないようにしてくださいね。
ケーキの型に使用するときの注意点
牛乳パックの内側には、ポリエチレンがコーディングされています。そのため、高温で調理する場合は溶けてしまう可能性があり、食品に付着する場合も。無害なものといわれていますが、溶けたポリエチレンも一緒に口に入れてしまう可能性があるため、高温で調理をするときは内側にクッキングシートをしいて対応することをおすすめします。
成長の早い子どもにも、牛乳パックのおもちゃが大活躍
保育園に通っていると、先生方の牛乳パック使いをリスペクトせずにはいられません……。子どもの靴や靴下を個々に管理するためのボックス、エプロンやオムツ入れなど、いろいろなところに牛乳パックが活用されていて、アイディアとクオリティの高さに圧倒されるばかり。
中でも、感動したのは子どもたちのおもちゃ。子どもたちがとても楽しそうに遊んでいたので、私も作ってみました。
省スペース2wayキッチンセット
作ったのはシンクとコンロ。保育園では別々でしたが、自宅で使うなら収納のことも考えたい。出し入れが楽で、省スペースで済むよう、少しアレンジして作ってみました。
材料費は600円! 手軽に揃うものだけで作れます
材料は、100均で調達。
・アルミプレート
・曲がるフック
・アルミテープ
・流し台テープ
・タルトケーキ型
・パンチング ゴミ受け
すべてセリアで揃えました。子どもにおもちゃを作るなら、材料もすぐに手に入るものにしたいですよね。
製作時間は1時間! 作り方もザックリでOK
まずは土台作りです。
① 牛乳パックを好みの大きさになるよう並べる
② クラフトテープ等で固定する
③ アルミプレートが入るように穴をあける
④ 全体にアルミテープを貼る
(見える部分だけでOKです)
部品も作っていきます。
① アルミプレートに穴をあける。
(パンチング・ゴミ受けが入るサイズです)
② 型の裏に油性ペンで線を入れる
(まわりを切り取り、平面になるようにします)
③ 曲がるフックに
④ 流し台テープを巻きつける
あとは、それぞれを配置。
アルミプレートに、パンチング・ゴミ受けをセットしたら、土台にのせます。土台に蛇口用の穴をあけ、曲がるフックも差し込みます。
曲がるフックを取り外して、裏返すとコンロ面です。タルト型を2枚並べ、油性ペンでスイッチ等を書けば完成。
まとめ
牛乳パックを利用するというと、何だかチープな印象を受けるかもしれません。また、洗っているとはいえ、衛生面が気になる方もいらっしゃいますよね。ですが、お手軽でアレンジしやすく、思いっきり使えるというメリットもあります。試しに使ってみてください。