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2018年11月25日 15:00 更新

洗濯用洗剤の効果アップ! 洗濯の裏技とエコ洗剤の作り方

洗濯用洗剤の種類はさまざま。液体、粉、キューブといった形状の違いから、純石鹸、合成洗剤など原材料の違いまで、多種多様です。洗濯のときは、よい洗剤で臭いや汚れをスッキリ落としたいですね。そこで今回は、いま使っている洗濯用洗剤の効果をアップさせる裏技をご紹介します。手作りエコ洗剤の作り方もあわせて解説します。

洗濯用洗剤の効果をアップさせる裏技

Photo by Ricardo Gomez Angel on Unsplash

事前に洗濯用洗剤だけを撹拌する

普段の洗濯は、どのような手順で行っていますか? 多くの方は、洗濯物を洗濯機に入れ、スイッチを押して洗剤を投入していると思います。洗濯機が自動的に洗濯物の重さをはかり、洗剤の量を教えてくれるので便利ですね。ところが、この方法ですと洗濯用洗剤の力が十分発揮されているのかどうかわかりません。洗濯洗剤の洗浄力を十分発揮させるためには、事前に洗濯用洗剤だけを撹拌して泡立てておくことをオススメします。

方法は、最初に洗濯機に水(できれば20℃程度のぬるま湯)だけを入れて、洗いコースで10分ほどまわします。すると、もこもこした泡が立つと思います。泡には、表面の汚れを包み込んで取ってくれる働きが期待できます。そのため、先に泡立てておくことにより、洗浄力がアップするというわけ。泡は、ハンドボールくらいの泡が立っていればOKです。泡が小さければ、洗剤の量を少し増やしましょう。

ぬるま湯を使って洗濯する

冷たい水で洗うよりも、ぬるま湯で洗った方がきれいになります。しかし、あまり熱いお湯だと繊維を傷めますから、気をつけましょう。水温が20℃以下になると、洗剤の洗浄力は低下すると考えられています。お風呂の残り湯を使って夜に洗濯したり、わかした熱湯をさし湯して水温を調節するといいでしょう。

適切な洗濯物の量で洗濯機をまわす

洗濯物を入れすぎるのも、洗浄力に影響が出ます。全自動洗濯機の場合、洗濯物がしっかり水につかる水量で、洗濯槽の中で無理なく動く程度が目安になります。規定量の7~8割がちょうどいい重さになります。

洗濯物の部分汚れや臭いを解消する裏技

Photo by Jason Briscoe on Unsplash

セスキ炭酸ソーダのつけ置きがオススメ

洗濯物の部分汚れは、洗濯機に入れる前に予備洗いをしておくとよく落ちます。袖口やエリの皮脂汚れは、黒くなって落ちにくいですね。固形石鹸を塗って、ハンディタイプのブラシでこする方法もありますが、繊維が傷んですぐにダメになってしまいます。それよりも、セスキ炭酸ソーダのつけ置きがオススメ。セスキ炭酸ソーダ1に対し、水10の割合で液を作ってつけ置きます。面倒なら、スプレーしてから洗濯するだけでもよいでしょう。

洗濯物のイヤな臭いは焼きミョウバンで!

洗濯物が乾いたあとも、イヤな臭いがすることがあります。これは、洗濯物に残った雑菌が繁殖するせい。抗菌力の高い洗濯洗剤を使っても、菌を完全に取り除くことはできません。抗菌効果を高めるには、すすぎのタイミングで焼きミョウバンを使います。

ミョウバンは、食品のあく抜きに使われる食品添加物であり、安全なものです。ミョウバンの殺菌効果によって菌の繁殖が抑えられ、イヤな臭いを防ぐことができます。焼きミョウバンはドラッグストアで手に入りますよ。

大さじ2杯を500mlの水に溶かし、すすぎの水に加えて使ってください。

エコな洗濯用洗剤を手作りする裏技

Photo by Feliphe Schiarolli on Unsplash

エコ洗濯用洗剤の作り方

洗濯用洗剤には、界面活性剤が使用されています。界面活性剤は、衣服の繊維に入りこんだ皮脂を溶かし、水と中和させることで汚れを落としているのです。しかし、洗濯の水は生活排水として下水道で処理されていますが、界面活性剤が環境に与える影響は少なくありません。そのため、多くの製品は、生物分解性の高い界面活性剤を使うなど、環境に配慮しています。それでは物足りず、もっと環境によいエコなものを使いたい! という方は、エコ洗濯用洗剤を手作りしてみましょう。

【 材料 】
無添加の天然固形石鹸 200g
重層 100g
炭酸ソーダ 200g
天然塩 100g
アロマオイル 30滴程度
水 2,500ml 

固形石鹸をおろし金ですりおろしたら、水を沸騰させ、よくまぜて溶かします。それから、炭酸ソーダ、重曹、塩を順番に少しずつまぜ、溶かしていきます。すべて完全に溶けたら、しばらく冷まし、アロマオイルをたらして再度まぜあわせて完成です。アロマオイルは香りづけなので、お好きなものを使ってみてください。

すべて天然の材料でできているので、環境負荷が低く、エコな洗濯洗剤です。石鹸を使ってタオルや布おむつ、肌着を洗濯すると、柔軟剤がいらないくらいふわっと柔らかに仕上がりますので、小さいお子さんのいるご家庭にオススメします。

まとめ

洗濯機に洗濯物を放り込んでスイッチを入れるだけの全自動洗濯機は、とても便利。働くママの強い味方です。しかし、汚れ落ちが悪くて洗濯洗剤を使いすぎたり、臭い防止にたくさんの柔軟剤を使ったりするのは、環境にも家計にもよい影響を与えません。もし、家事時間に余裕があって洗濯日和の休日があれば、洗剤の洗浄力をアップさせる裏技を試してみてください。洗濯物をきれいに片付けて、気分をスッキリさせましょう!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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