カシミヤコートの正しいお手入れ方法は? いい状態を保つ保管テク
寒い季節に大活躍するカシミヤコート。一般的なコートよりも値が張る分、長く愛用したいですよね。カシミヤコートは、自宅で毎日お手入れすることがポイントです。クリーニングに出しすぎている方は要注意! 今回はカシミヤコートを長持ちさせる裏技をご紹介します。
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カシミヤコートの正しいお手入れ方法
中国北西部やイランなどに生息するカシミヤヤギの毛を使用したカシミヤニット。カシミヤの毛は私たちの髪の毛や羊毛などと比べて、とっても細いという特徴があります。そのため、軽いのに保温性と保湿性に優れているのです。
さらに、柔らかい肌触りと光沢のある質感も兼ね備えた、高級素材です。弾性があり伸縮率が高いのに型崩れしにくいことからセーターやコート、マフラーなどに加工されています。
一方で、毛玉が発生しやすいというデメリットも。非常にデリケートな素材ゆえ、定期的なお手入れが必要になってきます。
やさしくブラッシング
カシミヤコートの手入れは、ブラッシングが有効です。ハンガーにかけたまま、毛並みに沿って上から下に向かってブラシをかけていきましょう。ブラシをかけながら、ほこりを払うように意識して汚れを落としてください。
特にカバンやカバンの肩掛けがあたる部分は丁寧にブラッシングが必要です。首周りや襟ぐり、ポケットなど、手や肌にあたる部分は皮脂がつきやすくほこりもつきやすいので入念なブラッシングを。
カシミヤはとてもデリケートな素材なので、過度なケアはかえってダメージを与えてしまいます。ブラッシングは、2週間に1回程度のペースで行うといいでしょう。
カシミヤに適したブラシは?
洋服用のブラシにはさまざまなタイプがあります。持ち手などの形状は好みのものを選べば良いでしょう。ブラシの毛は馬や豚の毛を使用したものが一般的です。カシミヤなどの柔らかい素材には、馬の毛のブラシがいいといわれています。また、カシミア用の専用ブラシもあるので、それを使えば生地に必要以上ダメージを与えてしまう心配がなくなりますね。
カシミアのコートをいい状態で保つには
カシミヤコートをできるだけ良い状態で保つには、どうすればいいのでしょうか? ここでは、カシミヤコートの正しいケア方法についてチェックしていきましょう。
クリーニングに出しすぎない
毎回着用後に、クリーニングに出しすぎてしまうと生地にダメージを与えてしまう原因になります。
基本的に毎日のケアは、丁寧にブラッシングすればOK。汚れを発見した場合は、ぬるま湯で湿らせた布で軽く押さえるようにとんとん叩いて落としてください。
明らかにぬるま湯だけでは落とせないような汚れを見つけたときには、クリーニングへ。そのときは、どのような汚れで、いつ頃ついたものなのかを伝えると、汚れに対して適切な処理をしてくれるでしょう。
通気性のいい場所・状態で保管する
ブラッシングを終えたカシミヤコートは、ハンガーに吊るして保管します。通気性の良い環境で保管してください。
クリーニングに出して戻ってきたときにも、ビニールカバーがかかっていると思います。ビニールカバーは、通気性に優れていないので、不織布のものなどに変えておきましょう。
コートに合ったハンガーを使用する
針金でできた華奢なハンガーは、使用を控えるのがベストです。吸湿性と防臭性に優れた木製の分厚いタイプがおすすめ。また、肩幅に合わせるようになるべく太めのものを使用すると、型崩れしにくくなります。
汚れない工夫をする
首周りや袖周りなど、肌が直接触れる部分は皮脂汚れや汗ジミがつきやすいです。できるだけ肌に触れる部分が減るよう、カシミヤコートを着るときはスカーフやタートルネックをあわせましょう。汚れがつくのを防げるだけではなく、温かさもアップするので一石二鳥ですよ。
まとめ
高級素材として知られているカシミヤですが、繊細であるため適切にケアすることが必要です。長く着られるようにするには、着用後はブラッシングや、汗を蒸発させるために、通気性よく保管しておくことが大切。
汚れてしまったら、クリーニングにすぐに出す方もいると思いますが、出しすぎないように気をつけ、生地へ負担をかけすぎないようにしましょう。
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