
使いにくさはこれで解決! 開き戸の洗面台収納術
新しいお宅は引き出しタイプの収納がついている洗面所が主流になってきているとはいえ、まだまだ開き戸タイプの収納の洗面所もあります。開き戸タイプの洗面所の収納部は「配管がある」「奥行きが浅い」「棚がない」という三重苦で使いづらい……。しかし、洗面所の貴重な収納スペースです。収納力をUPさせる収納用品の使い方をご紹介します。
こんにちは! SPACE PLUS+東京の整理収納アドバイザー&インテリアコーディネーターの斉藤夏枝です。
我が家は古いタイプの洗面所。開き戸タイプで使いにくいし、古いし、狭いし、と収納には困っています。
同じお悩みを持つ方の参考になればと、今回は開き戸タイプの洗面所収納の工夫をご紹介します。

我が家の洗面所の写真です。
洗面所には吊戸棚がなく、鏡は三面鏡ではなく一面鏡。鏡裏の収納もありません。
洗面所の側面のガラス扉と洗面所下の開き戸が、貴重な収納スペースとなっています。
開き戸の収納スペースを見てみると……。

一部棚の色がはがれてきています。そのくらい古い設備なのです。
配管が通っており、開き戸の収納を奥行までいっぱいに使うことが難しい状態。その奥行の問題ゆえに、収納用品も選択肢が限られてしまいます。
開き戸には、扉が3つあるので、右側、真ん中、左側と3分割で収納を考えています。
【開き戸・右】スペースにあったバケツ選び

右側は奥まで使えるスペースがあります。その奥行きを活かして、バケツを収納しています。
使っているのは、現在廃盤となっていますが、無印良品の「持ち手付きの四角いバケツ」。バケツの中に、マイクロファイバークロスや詰め替え洗剤の一部も入れています。
また、配管と配管の間にスペースがあるのを逆に利用して、体重計と小物用洗濯ハンガー(使用頻度は低め)をスキマに差し込んで立てて収納しています。
【開き戸・真ん中】使いやすい収納用品はダイソーの積み重ねボックス

無印良品にもほぼ同じサイズのそっくりさんがあります。お値段を考慮してダイソーで揃えました。
このボックスにちょっと一工夫! 積み重ねボックスは、そのままだと半透明で中身がかなり透けますので、ガラス目隠しシートを貼っています。
また、積み重ねボックスはその名の通り積み重ねることも可能なのですが、使い勝手を考慮してコの字ラックを導入し、2段の引き出しに見立てています。

上段は積み重ねボックス・深型を利用して、ストック品や掃除道具を収納しています。2つのボックスに分けて、掃除系・シャンプーなどのストックを。
積み重ねボックス深型の高さは16.5cm。ストック品がちょっと顔を出した状態になりますので、在庫チェックもしやすいのです。
多くのストックは持てないので、ストックがなくなったら次のストックを買ってきています。

下段には、積み重ねボックスの浅型を利用しています。こちらはメラニンスポンジと重曹、クレンザーを収納しています。
【開き戸・左】コの字ラックと無印良品の引き出しでドライヤ―収納

開き戸の左側は、唯一配管に関係なくモノが置ける場所。しかし、開き戸自体が大きくなく、片側しか開かないので、幅が狭いのです。
そんな場所にもストック収納。フタ付きのボックスに歯ブラシや石鹸のストック(お気に入りの銘柄があり、まとめて大量買いしています)、旅行で使うサニタリーグッズなどを入れて、スタッキング収納にしています。
ここでも違うタイプのコの字ラックを置いて、無印良品の布製ボックスを置いています。中にはドライヤーとヘアアイロンを収納しています。

なぜ布製ボックスなのかというと、ここの入り口の幅が狭く、入れたいモノとそれが入る収納用品を探した時にどうしても1cm入らない! という事態に。
布製BOXは多少ゆがめたり折り畳めたりすることが可能なので、狭いスキマにも入りました。ドライヤーを取り出すときは、布製BOXのヘリをを少し下げて出し入れしています。

まとめ
昔ながらの開き戸タイプの洗面所の収納。狭いから、配管があるからこそ、収納の工夫のしがいがあるところです。
この3つのポイントを押さえると、収納力がアップします。
①扉ごとに収納を考えること
②コの字ラックなどの収納用品を使い、空間を仕切ること
③収納スペースに合ったボックスを使い、ジャンル分けして収納すること
また、狭いからこそ少ないストック量で済み、在庫管理もラクになります。
ぜひ参考になれば嬉しいです。
SPACE PLUS+とお片付け
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