
大掃除の窓用洗剤はどれがいい? 汚れの種類・用途で使い分けよう
とくに高いところの汚れは見て見ぬフリしたくなりますが、大掃除ともなると避けて通れない窓掃除。そのへんにある洗剤を使って手早く済ませたいところですが、使用する洗剤を間違うと、掃除の手間を増やしてしまうことがあるので注意が必要です。そこで今回は、窓用の洗剤を特集。汚れの種類や用途ごとの使い分け方についてご紹介します。
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窓の手垢(油汚れ)に効く洗剤は?

重曹水
窓の内側にはホコリ、手垢による皮脂汚れのほか、キッチンから流れてきた油が付着していることがあります。タバコを吸う人がいる場合は、ヤニも付いているはずです。
そんな汚れを落とすのに便利なのが重曹水です。重曹水を使った掃除はとても簡単。用意するものと作り方・使い方の手順は以下の通りです。
・重曹
・お湯&水
・スプレーボトル
・容器
・マイクロファイバークロス
1. まず容器に40度前後のお湯を用意し、お湯200mlあたり小さじ2の重曹を加え、よくかき混ぜてください。
2. 作った重曹水をスプレーボトルに移し替えます。
3. マイクロファイバークロスに重曹水をスプレーして、窓の汚れを拭いてください。
4. 汚れが浮き上がったら、マイクロファイバークロスを水で濡らして水拭きします。
5. 乾いたマイクロファイバークロスで乾拭きしたら完了です。
マイクロファイバークロスがない場合は、雑巾でもOK。しかし、雑巾を使った場合は繊維が残りやすい可能性があります。
セスキ炭酸ソーダ水
しばらく掃除を怠ってしまうと、窓の内側に付いた手垢にホコリやキッチンの油分が加わり、頑固な汚れと化してしまうことがあります。そんなときは重曹よりもアルカリ性の成分が強いセスキ炭酸ソーダ水を使うのがおすすめです。
アルミサッシの場合、強いアルカリ性のものが触れると変色する恐れがあります。セスキ炭酸ソーダ水がかからないようご注意ください。
窓の水垢汚れに効く洗剤は?


クエン酸水
拭き残しなど、水道水に含まれているマグネシウムやカルシウムといったミネラルが残留することによって、窓に水垢ができていることがあります。水垢汚れはアルカリ性。酸性を帯びるクエン酸水で中和して取り除くのが得策です。
・クエン酸
・水
・スプレーボトル
・容器
・キッチンペーパー
・マイクロファイバークロス
1. まず容器に水200mlとクエン酸小さじ1を入れて、よくかき混ぜてください。
2. クエン酸水をスプレーボトルに移し替えます。
3. キッチンペーパーにクエン酸水を吹きかけ、窓に貼り付けます。窓に直接スプレーし、キッチンペーパーを貼ってもOKです。
4. 汚れを浮き上がらせるために、しばらく放置してから、マイクロファイバークロスで水拭きして水垢を取り除きます。
5. 乾いたマイクロファイバークロスで乾拭きしたら完了です。
クエン酸を使う際の注意点

クエン酸水を使用する際は、漂白剤などの塩素系洗剤を混ぜないようくれぐれもご注意ください。有毒なガスが発生してしまう恐れがあります。
また、メラミンスポンジを使う場合、必ずマイクロファイバークロスを使って仕上げの乾拭きをしてください。怠ると水滴が残り、水分が蒸発するとマグネシウムやカルシウムなどのミネラルだけが残って、水垢汚れができてしまいます。
2度拭き不要の洗剤は?

窓ガラス専用クリーナー

市販されている洗剤を使う場合は、2度拭き不要の洗剤を使うのがおすすめです。跡が残りにくく、汚れを浮き上がらせたあと、水拭きせずに乾拭きすることができて便利。
1. まず洗剤を窓にシュッと吹きかけてください。たくさん使う必要はありません。一般的な掃き出し窓であれば、上段、中段、下段と3箇所ぐらいでOKです。
2. マイクロファイバークロスを使って乾拭きしてください。
水拭き不要。2ステップで窓拭きが完了します。
専用クリーナーを使う際の注意点
とっても便利な窓ガラス専用クリーナーですが、スプレーしたあとはすみやかに拭き取るよう心がけてください。時間がたってしまうと拭き取ったあとに筋が残ることがあります。1枚片付いたら次、という具合に、窓1枚ずつ掃除するとよいでしょう。
まとめ
手間や時間がかかるイメージのある窓掃除ですが、使用する洗剤を正しく選べば、思いのほか手早く片付けることができます。大掃除といえども、いろんな場所を掃除しなければならず、ひとつの掃除場所にそんなに時間をかけられない、いろんな掃除グッズを手に入れるのは難しいでしょう。お家にあるものを使って、できるだけ簡単にできるこの方法で、試してみてくださいね。
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