プラスチック定規の汚れを落とす裏技は？　紙にペンが滲む対策も

お子さんの筆入れの中は、キャップをしないまま鉛筆を入れてしまったなどで、インクや鉛筆汚れがあちこちに付いていることも。一緒に入っている定規は、そんな汚れが付いて黒ずんでいたり、インクの跡があったり……

プラスチック定規についた汚れは、どのように取れば良いのでしょうか。

鉛筆汚れは、プラスチック定規の掃除としては比較的簡単に落とせるレベルの汚れです。鉛筆なら活用できるのは消しゴム。紙の上に書いた文字を消す要領で、消しゴムを定規の上で擦っていってください。水で濡らした布でも落としきれない汚れも、消しゴムを使えばきれいに消すことができますよ。

消しゴムなら、定規の他にも下敷きやビニール製の筆箱など、他の文具についた鉛筆汚れも落とすことができます。文具だけではなく、壁紙やフローリングもOK。壁紙は強く擦ると傷めてしまう可能性があるので注意してくださいね。

この他、クレジットカードや靴のラバー、スウェードの汚れを落とすこともできます。汚れを見つけたら、まずは消しゴムで擦ってみると良いかもしれません。

鉛筆汚れは比較的簡単に落とせますが、ボールペンやマーカーペンの汚れは少しやっかい。ペンには、水性や油性、ボールペンの場合はジェル性のインクもあります。

これらの汚れは灯油やライター用のオイル、エタノール、プラスチック用の研磨剤などで落とすことができるといわれていますが、いつも家にあるとは限らないし、扱い慣れていないものも多いです。

これらの道具よりも、より扱いやすくおすすめのアイテムが除光液です。落とし方はとても簡単で、コットンやティッシュに含ませ、定規の汚れ部分にパック。数分経ったら拭き取るだけです。ただし、定規によっては濁ったり、変色したりする可能性があるので、目立たないところや細かな数字が書いていない部分で少し試してから広範囲に使うようにしてください。

汚れを落としたり、新品の定規をおろしたりする場合は、事前に保護しておくとプラスチック定規自体に汚れがつくのを防ぐことができます。定規全体を包むようにセロハンテープを貼ってください。汚れが気になったら、セロハンテープを交換しましょう。

ペンと定規のトラブルで汚れとともに私達を悩ませるのが、ペンが滲んでしまうという問題。せっかくきれいな線を書けたのに定規を外した途端、ペンのラインが滲んでしまうとテンションが下がってしまいますよね。ペンを滲ませずに、きれいなラインを書くにはどうすれば良いのでしょうか。

定規を使って線を引いたときに、ペンが滲んでしまうのは定規の使い方が誤っているから。定規は通常、いずれの辺が斜めにカットされていますが、その斜めの面を上に向けたまま、線を書いてしまうと、毛細管現象が起こります。毛細管現象とは液体インクが持つ性質により発生する現象。

前述の通り、斜めの面を上に向けたまま、線を書いてしまうと定規と紙の隙間にインクが吸い込まれて、滲みができます。

ペンの滲み対策は実はとても簡単。定規の斜めにカッティングされている面を紙にあたるように定規を置くだけです。こうすることで、ペンと紙、定規の間に隙間ができるので、毛細管現象は起こりません。これだけでインクの滲みを解消することができます。

また、僅かながら定規にインクが付着するため、きれいな線を引きたいなら、使うたびに定規についたインクを拭き取ることが大切です。ティッシュや柔らかい布などで優しく拭き取りましょう。

定規についた鉛筆の汚れは、消しゴムを使えばきれいに取ることができます。消しゴムは定規の他、下敷きやフローリングなどさまざまな汚れ落としに活用できるので知っておくと便利です。ペンの汚れも慌てず除光液を活用すれば、きれいに落とすことができます。今回ご紹介した方法できれいな定規によみがえらせてくださいね。