
夫を洗濯名人にする「家事シェア」のコツ! 自ら洗濯するようになる3つの工夫
子育てや家事に忙しい毎日。家族に手伝って欲しいけど「どうすればいいか分からない」と言われて諦めてはいませんか? そこで今回は、洗濯を楽に、そして時短に繋がる方法を4人の子育て中の母が伝授。今日から始められることもありますよ!
こんにちは。4人の子どもと暮らすライフオーガナイザー®︎中矢くみこです。
子どもがいると、毎日の洗濯ってとっても量が多いですよね。保育園に通っているとなおさら、毎日の洗濯物は山のようになってしまいます。子どものお世話に手がかかるし、ちょっとした隙間時間を探して洗濯をするのも負担が大きい……。だからこそ、ご主人が「洗濯名人」になってくれたら、とっても助かりませんか?
今回は「夫を洗濯名人に!」を合言葉に、洗濯家事を夫とシェアする工夫についてご紹介します。
洗濯もやりやすい方法はみんな違う
洗濯をしてほしい、でも夫は進んではやってくれない……。でももし、ご主人に手伝いたい気持ちがあるなら「洗濯するのって大変かな?」と聞いてみてはいかがでしょうか?


ご主人が洗濯するときに、なんとなく気が重くなることを共有してみるんです。
そのときに大切なのは、自分のやり方を押し付けないこと。
「あなたがやりやすいのは〇〇なのね」
「こういうのが気が重くなってしまうのね」といった感じで。
得意不得意なことが違うように、家事のやり方も自分にとってやりやすい方法とやりにくい方法があるので、お互いに知ることからスタートです。
夫はどうして洗濯名人になったのか?
以前、いつの間にか洗濯をしてくれるようになった夫に「今はこんなに洗濯上手なのに、どうして、今までしてくれなかったの?」と聞いたことがありました。すると、こんな返事が……。
①間違ったときに注意されるかも? と思うと手伝いにくかった
②洗剤の量や種類の使い分けがよく分からなかった
③洗濯の干し方で、注意されるのも気が重かった


そう! 無意識に、自分のやり方をかなり押し付けていたことに気がつきました。
とはいえ、夫も自分流のこだわりがあったわけでもないので、私のやり方に合わせたい気持ちは持っていたそう。
何がきっかけで「夫のやる気を削ぐ3つの原因」が解決されていたのか? 解決方法を順番にご紹介します。
①洗濯の仕方を見える化
今の洗濯機は、モードがいくつもあったり、細かく設定できますよね。インターネットやSNSでもよく見かける「ボタンを押す順番を書く」工夫も、もし、使い方を覚えるのが面倒だなぁと思っても、指示通り押すだけ。楽ちんに繋がります。

わが家の洗濯機には「お気に入り」ボタンがあるので、設定できる3つを事前にセットしておきます。ただ「お気に入り」の設定が3つもあることで、どれが良いのかを迷う……。そこで、ボタンを押したときの表記も書いておくんです。

「お気に入り」設定の1つ目は「82L 洗い8分 すすぎ1回 脱水3分」。
これは朝の洗濯で使うモードなので「あさ 82L」とマスキングテープに書いて貼っています。夜も同じく「よる 42L」と書いてあります。
こうやって貼っておくと、私の希望も伝えつつも、毎回確認せずにすみますし、夫もふと忘れたときに、私に聞かずに勝手に洗濯ができるんです。
「自動ボタン」で洗濯をしているなら、「自動ボタンでスタート」と書いておくだけでもいいかもしれません。
②洗剤がわからない! からやめてみた
洗濯を全くしない人にとって、洗剤をどのくらい入れたらいいのかは迷うところ。さらに、最近では洗剤を詰め替えボトルに入れていたりすると「何Lに対してどのくらい」の表記を見たくても「ラベルがない……」ということも。
わが家では、普段の洗濯には「ランドリーマグちゃん」を使っています。「ランドリーマグちゃん」は5kgまでの洗濯物に対してひとつを、洗濯機にポンと入れるだけで、洗濯から乾燥までそのまま洗濯機に入れっぱなしでいいという、洗剤の代用商品。

わが家の場合は、「ランドリーマグちゃん」が2つあれば、洗剤は必要ありません。夜は5kg程度なので使うのは1つ、朝は10kg程度なので使うのは2つをポンッと洗濯物と一緒にいれるだけです。
ひとつだけ買ってお試ししていた頃は、不足分をセスキ炭酸ソーダを入れて洗剤がわりに補っていましたが、補足分はセスキ炭酸ソーダや一般の洗濯洗剤と併用しても問題なく使えるそうですよ。
好みの洗剤は各家庭ごとに異なるので、こちらが万人の方のベストとは言えないかもしれません。ただ、何よりも「ポンと中に入れるだけの手軽さ」は、夫が一番洗濯のハードルを下げてくれたと話してくれました。
洗剤から切り替えて最初の1カ月くらいは、大丈夫かな? と思いながら使っていた「ランドリーマグちゃん」も、1年近く継続して使っている今では「ラク・時短」にはかかせない存在です。

③洗濯ハンガーはかけるだけで干せるタイプを
以前こちらの記事でも紹介したのですが、わが家ではハンガーやピンチハンガーは使っていません。

使っている洗濯ツールは「アイリスオーヤマ」のタオルハンガーと「IKEA」の物干しラックです。

どちらも共通して「掛けるだけ」で干せるもの。靴下もひとつひとつ洗濯バサミにはさまなくても、ポンと置いたり、掛けたりするだけで干せるので楽ちんです。「洗濯竿に引っ掛けているハンガーだと、子どもが届かないからお手伝いもお願いしにくい……」というお悩みも、床置きのタイプなら解消です。
「ハンガーで干して、乾いたらそのままクローゼットにしまいたい」という方には向いていない干し方ですが、洗濯家事をより簡単に、誰でもできるようにしたい方にはおすすめの洗濯グッズです。
洗濯を干すグッズをいろいろ使っていたときは、どこに何を干したらいいのか迷うことが多かった夫。私も「これはこっちに干して欲しいんだけど……」と干し方の違いにモヤっとすることがありました。干し方がシンプルになることで、干し方の違いも出にくく「感謝したいんだけど、でも一言いいたい」と矛盾したモヤっとした感情も減りました(笑)。
まとめ

日々、子どものお世話にたくさんの家事。こんなに忙しいのに「洗濯くらいやってよ!」と責めたくもなりますよね……。そんなときは、家族が手伝いやすい環境にシフトしてみる。案外、家族からも目から鱗な「家事を楽にするコツ」が発見できるかもしれません。
わが家では基本的に私が洗濯を担当していますが、この3つの工夫によって、結局1週間の洗濯回数のうち半分は夫がいつのまにかやってくれるほど「洗濯名人」になりました。
まずは、一言「洗濯お願い〜!」だけで洗濯ができる環境を整える。初めから完璧を求めず長い目で見守る。そうしているうちに、いつのまにか「洗濯まだだな。じゃあ、洗濯しとこう」とか「あ、洗濯機の中に洗濯物。じゃあ、干しておこう」と、気がついてくれるようになったらうれしいですよね。
上から目線でもなく、だからといって自分がやるべきものとも思わず、まずはフラットな立ち位置で、お互いのやりやすさを共有するところから、始めてみてくださいね。
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