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【助産師監修】「貧乳だと母乳が出ない?」の疑問に答えます
初めての出産を控え、さまざまなことが不安になるものです。今回は「貧乳でも母乳は出るか」という疑問を、国際認定ラクテーションコンサルタントで助産師の坂田陽子先生にお答えいただきます。
<質問> 私、貧乳ですが、産後母乳は出ますか?
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助産師をしていると、妊婦さんからいろいろな疑問を投げかけられます。中でも「胸の大きさと母乳の出の関係」については、よく聞かれることのひとつです。
<回答> “貧乳”でも母乳は出る
乳房(おっぱい)が小さめなことを “貧乳” と言う人もいるようですが、結論から言うと、おっぱいが小さくても母乳は出ます。
おっぱいの大きさ=脂肪の量。母乳の量とは無関係
おっぱいの大きさは脂肪の量で変わってきます。でも、母乳を作るのは脂肪ではなく“乳腺”という組織で、脂肪の量(つまりはおっぱいの大きさ)は母乳を作る量にも貯める量にも関係ないことがわかっています。
妊娠していないときは脂肪と乳腺、それぞれの組織の量は同じぐらい。妊娠すると多く分泌されるホルモンの影響で、乳腺組織が発達しおっぱいが大きくなります。個人差が大きいものの、一般には妊娠22週ごろまでに大きさが一定するとされています。そして、出産を経て授乳するようになると乳腺組織が脂肪の倍ほどまでに発達するのです。
おっぱいが小さかった人でも、母乳育児はできますので安心してください。
まとめ
普段の胸の大きい・小さいは脂肪の量。母乳を作るのは乳腺なので、脂肪の量は関係ありません。妊娠中は乳腺組織が発達し、サイズも大きくなります。おっぱいが小さかった人でも母乳育児は行えますので、安心してくださいね。そのほか不安なことがあれば、気軽に主治医や助産師に聞いてみてくださいね。
(文:マイナビ子育て編集部/監修:坂田陽子先生)
※画像はイメージです
※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました
※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます