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2021年07月06日 18:50 更新

【何歳まで?】ベビーシートとチャイルドシートの違いを解説

子どもを車に乗せる際は、安全のためにベビーシート・チャイルドシートの使用が義務づけられています。高価なものですので、購入するときは、後々のことを考えて慎重に選びたいですね。本記事では、ベビーシート・チャイルドシートの違いや、兼用が可能なのかどうか、という疑問、レンタルの可能性も含めて解説します。

ベビーシートとチャイルドシートの違い

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子どもは体が小さいので、大人用のシートベルトを使用することができません。そのため、子どもを安全に車に乗せられるよう、チャイルドシートの使用が義務付けられています。ベビーシートは、チャイルドシートのなかでも、乳児に使用できるものをさします。

乳児用・幼児用・学童用 対応年齢が異なる

チャイルドシートには、乳児用、幼児用、学童用と、大きく分けて3つの種類があります。それぞれ対応年齢が異なり、使用できる期間が違います。

・乳児用 一般的にベビーシートと呼ばれる。生まれてすぐから1歳ごろまで対応。
・幼児用 一般的にチャイルドシートと呼ばれる。1歳から4歳ごろまで対応。
・学童用 一般的にジュニアシートと呼ばれる。3歳から4歳以降に対応。

子どもの体格にあわせて使用する必要があるため、年齢区分は目安です。なかには、乳児期と幼児期、または幼児期と学童期を兼用できる商品もあります。

チャイルドシートの基礎知識

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チャイルドシートを選ぶ際に、理解しておきたい基礎的な用語について解説します。カタログを見るときの参考にしてください。

取り付け方法などの用語を知っておこう

・ISO-FIX(アイソフィックス)

チャイルドシートは、自動車の座席部分に固定して使用します。取り付け方には、主に2種類の方法があります。ひとつは、シートベルトを利用する方法です。もうひとつは、「ISO-FIX(アイソフィックス)」と呼ばれる方法で、専用の金具を使用し、簡単に正しく取り付けることができるタイプです。ISO-FIXのシートは、対応している車種にしか取り付けできないので、注意が必要です。

・5点式ハーネスタイプ

子どもを座らせるときに、5つのハーネスで拘束するタイプのチャイルドシートです。両肩、両腰周り、股下にハーネスがあります。子どもが座ったときに、お尻が前にせりださないようになっています。こうすることで、ハーネスが骨の上にあたり、万が一衝撃を受けた際にも、内臓を守ってくれます。

・インパクトシールドタイプ

子どもを座らせるときに、膝の上に緩衝材(インパクトシールド)を置き、その上からシートベルトで固定するタイプのチャイルドシートです。胸の下あたりから腰周り全体を覆い、固定することで、衝突時に体が前へ飛び出さないようにします。

・回転式

チャイルドシート全体が、360度回転します。乳児を乗せたりおろしたりするときには便利ですが、シート自体が大きくなりがちです。

安全な製品の選び方

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チャイルドシートを選ぶ際にもっとも大切なポイントは、安全性です。国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)では、市販のチャイルドシートの安全性能を試験した結果を公表しています。

国土交通省の安全性能評価を目安に選ぼう

チャイルドシートの安全性能は、国土交通省と自動車事故対策機構による「前面衝突試験」「使用性評価試験」を経て、評価されます。「前面衝突試験」結果は、「優・良・普・推奨せず」の4段階で示されています。

「使用性評価試験」は、使いやすさ、車への取り付け方などの5項目について、5点満点で評価したものを図で示しています。

国土交通省のHPでは、各製品の安全性をまとめた「チャイルドシート比較安全BOOK」を見ることができますので、一度確認してみましょう。

ISO-FIX製品のうち、衝突試験結果のすべてが優だった製品には、ゴールドマークがついています。

また、国土交通省の安全基準に適合したものには型式認定マークがついていますので、こちらも確認しましょう。

専用タイプ・兼用タイプ どっちを選ぶ?

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チャイルドシートには、年齢ごとに使い分ける専用タイプと、使い続けられる兼用タイプがあります。

いつまで使えるかコストを考慮しよう

兼用タイプは、ベビー&チャイルド兼用、チャイルド&ジュニア兼用、全年齢兼用の3つのタイプがあります。チャイルドシートが義務つけられているのは6歳までですが、身長が140センチを超えないと、大人のシートベルトは安全に使用できません。全年齢兼用タイプは、身長135センチ以下、10歳ごろまで対応しているので、長期にわたり安全に乗車することができます。

専用タイプはコンパクトです。買い替えが必要ですが、おさがりを譲り受けてもよいですし、レンタルを利用する手もあります。コストを考慮して選んでみてください。

ベビーシート・チャイルドシートの安全な使い方

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チャイルドシートは、使用説明書をよく読み、安全に使用しましょう。

後部座席の歩道側(左側)の設置がおすすめ

自動車で、もっとも安全なのは運転席の後ろの座席だとよく言われますが、車種や車の大きさによって違いがあります。助手席に設置した場合、衝突時にエアバッグが開いた勢いで子どもがケガをするおそれがあるため、チャイルドシートは後部座席に設置するのがよいでしょう。

子どもの乗り降りを考えると、運転席の後ろではなく、助手席の後ろ、歩道側に設置するほうがより安全です。運転席からも斜め後方の座席のほうが声をかけやすいので、こちらをおすすめします。

まとめ

ベビーシート・チャイルドシートは、乗車時の子どもの安全を守るために必要なものです。座らせると嫌がる子もいますが、そこで妥協してしまっては、いざというときに後悔することになりかねません。小さい頃から習慣づけて、安全に使用できるようにしておきましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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