
【漫画】地震で飛んできたおたまで大ケガ⁉『防災クエスト』Vol.2
「防災ってRPGに似ているんです!」防災のプロとして活躍する国際災害レスキューナース・辻直美さんと現役パパの漫画家・エイイチさんの最新刊『防災クエスト』(小学館クリエイティブ)より、家族みんなでできる防災をご紹介。家族というパーティで協力してアイテムをそろえ、レベルを上げる……。「防災クエスト」はじまりはじまり!
包丁やおたまが飛んで大ケガをすることも! キッチンの防御力を上げるには?




キッチンで危ないところはどこ?
キッチンには危ないものがたくさんあります。使いやすさや見た目を重視して、外に出したままにしている人は要注意! 菜箸、おたまやトングなどは軽いから大丈夫と思っていませんか? 東日本大震災ではこれらのものが飛んできて体に刺さり、大ケガをした方や亡くなった方もいます。大きな地震では、フライパンやお鍋、電子レンジなども飛んでくる可能性があり、冷蔵庫や食器棚が倒れることもあります。
割れた食器が床一面に散らばっている写真を見たことがあるかと思いますが、そうなってしまうと、たとえ命が助かっても、在宅避難が難しくなります。
今回紹介するチェックポイントを参考にして、地震に強いキッチンをつくりましょう。


(文・漫画:『防災クエスト』(小学館クリエイティブ)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
書籍『防災クエスト』について

「防災」と聞くと、「大変そうだな」「ハードルが高いな」と感じがちですが、そんなことはありません。災害は怖いけど、防災はおもしろいんです。
本書は、子どものいる家庭に最低限知っていてほしい防災の知識を、RPG(ロールプレイングゲーム)風のマンガで紹介する本です。防災はRPGに似ています。だれもが最初はレベル1。そこから少しずつ経験値を積み、スキルを覚えて、パーティ(家族)で力を合わせて災害に立ち向かう。本書では、防災スキルを覚えるための13のミッションを紹介しています。知るだけでOKの簡単なものから、少し難易度が高いものまでさまざまですが、どれもゲーム感覚で取り組めるものばかり。防災に取り組んでいるのはママだけ、という家庭が多いかもしれませんが、パパも子どもも一緒になって、遊びながら防災に取り組めます。