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離乳食の鮭フレークいつから?後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】
お弁当でご飯の上にのせたり、おにぎりの具にしたり、野菜と和えたり、幅広く便利に使える鮭フレークは、瓶詰めを常備するご家庭も多いですよね。でも、離乳食にも使えるものなのでしょうか? 今回は赤ちゃんに鮭フレークをあげるときの注意点やコツなどをお伝えしていきます。
鮭フレーク、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?
![鮭フレークの離乳食開始時期目安](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/362693/10430%E9%AE%AD%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF_%E9%9B%A2%E4%B9%B3%E9%A3%9F%E9%96%8B%E5%A7%8B%E6%99%82%E6%9C%9F.jpg)
・中期の調理:味のついていないものを少量から
・後期の調理:味のついていないものか、味付きのものはお湯で茹でて塩抜きをして、少量を味付け程度に
・完了期の調理:味のついていないものか、味付きのものはお湯で茹でて塩抜きをして、少量を味付け程度に
どんな栄養があるの?
鮭フレークの主原料である鮭の主な栄養はタンパク質ですが、抗酸化作用のあるアスタキサンチンやビタミン・DHAやEPAなども含まれています。
しかし、調味された鮭フレークはメーカーによって作り方が変わり、添加されている調味料も変わります。鮭フレークでタンパク質を摂るというよりも、魚のうまみも生かして調味料の一つとして使うことをおすすめします。
鮭フレークは離乳食に使っていいの?
![瓶詰めの鮭フレーク](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/362697/2375869_s.jpg)
市販の鮭フレークには、食塩や調味料などで味を付けたものが多く流通しています。そのまま使うと塩分が多く、赤ちゃんの腎臓に負担をかけてしまうので、使うときは塩分の入っていない、無塩の鮭フレークを選んで使いましょう。
鮭フレークをはじめるときに注意したいこと
鮭フレークの原料の鮭は、アレルギー表示推奨品目に指定されています。特に乳児期に気を付けたほうがいい食品というわけではありませんが、少量から様子を見るといいでしょう。
鮭フレーク、下処理・下ごしらえの方法
鮭フレークはポイントを押さえることで、離乳食でも使えるようになります。
鮭フレーク、下処理のコツ
![皿に持った鮭フレーク](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/362705/4134839_s.jpg)
味のついた鮭フレークは、沸騰したお湯で茹でてから使うといいでしょう。
そのまま使用する場合は、離乳後期以降にスープの味付けなどに調味料の一つという考え方で少量を使用しましょう。
鮭フレーク、食べやすくする工夫
無塩の鮭フレークはパサつきがあり、そのままでは食べにくいので、おかゆに混ぜたり、野菜と一緒に煮たり、とろみをつけて食べさせましょう。
鮭フレークの離乳食、よくある疑問
ここからは、ほぐした鮭との違いや冷凍保存がOKかなど、よくある疑問についてお答えしていきます。
鮭フレークと鮭ほぐしの違いは?
![シャケをほぐす](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/362712/836616_s.jpg)
市販品には、鮭フレークと、鮭ほぐしと記載してあるものがあります。両者の明確な違いはありませんが、どちらも鮭を茹でたり蒸して細かくした加工品です。塩分や調味料などが含まれますので、ラベルの表示を確認しましょう。
冷凍保存もできる?
瓶詰や缶詰で日持ちのする鮭フレークであっても、開封後は長持ちしませんので早めに食べきりましょう。食べきれない場合は、1回分ずつに小分けにして冷凍保存可能ですが、1週間を目途に使い切りましょう。
鮭フレークの離乳食レシピ! 中期・後期・完了期
それでは、鮭フレークを取り入れた離乳食レシピをご紹介します。少量の鮭フレークで、定番食材も一層おいしくなるかもしれませんよ。
<離乳中期のレシピ>じゃがいもと鮭フレークの煮物
![じゃがいもの皮を剥く男性](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/362721/%E3%81%97%E3%82%99%E3%82%83%E3%81%8B%E3%82%99%E3%81%84%E3%82%82%E3%81%AE%E7%9A%AE%E3%82%92%E5%89%A5%E3%81%8F%E7%94%B7%E6%80%A7.jpeg)
材料(1回量)
・じゃがいも 20g
・鮭フレーク(無塩) 大さじ1
・だし汁 大さじ1
作り方
① じゃがいもは皮をむき、芽を取ってラップをし、電子レンジ(600W)で1分ほど加熱してやわらかくする
② 鮭フレーク(無塩)をお湯で茹でて脂分を取り、つぶす
③ ①をスプーンで粗くつぶして鍋に入れ、②とだし汁を加えて、ひと煮立ちする
<離乳後期のレシピ>鮭フレークとほうれん草のおかゆ
![茹でたほうれん草](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/362728/4432586_s.jpg)
材料(1回量)
・鮭フレーク(無塩) 大さじ1.5
・ほうれん草 葉先4枚分
・全がゆ 90g
作り方
① ほうれん草はやわらかく茹でて、水を切ってみじん切りにする
② 全がゆに①と鮭フレークを加えて混ぜる
<離乳完了期のレシピ>鮭フレークと野菜のスープ
![スープを作っている鍋](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/362735/4514678_s.jpg)
材料(1回量)
・鮭フレーク 小さじ2
・白菜 10g
・にんじん 10g
・大根 10g
・水 1/2カップ
作り方
① 白菜・にんじん・大根は千切りにする
② 鍋に水・鮭フレークと①を入れ、野菜がやわらかくなるまで煮る
まとめ
![離乳食を美味しく食べた後の赤ちゃん](https://cdn.kosodate.mynavi.jp/uploads/content/image/362766/2773997_s.jpg)
鮭フレークは、皮や骨・血合いが取り除いてある便利な市販品です。
赤ちゃんに使う場合は、塩分無添加を選べると安心ですが、味付きのものは少しをうま味として使うか、塩抜きしたりして使うようにしましょう。
(文:三浦真由美 先生、監修:川口由美子 先生)
※画像はイメージです