
離乳食の枝豆はいつから?赤ちゃんにそのままはNG!【管理栄養士監修】
大人にも子供にも好まれる枝豆ですが、赤ちゃんはいつごろから食べられるのでしょうか。今回は枝豆を離乳食で取り入れる際に知っておきたい、開始時期の目安や調理のコツ、冷凍や市販品を使う際の注意点などを解説します。完了期の枝豆離乳食レシピもご紹介します。
枝豆、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

中期〜後期はペーストにして食べさせ、完了期以降も必ず小さく切ってからあげます。
・中期の調理:薄皮を取り除き、裏ごししたり、つぶしてとろみをつける
・後期の調理:薄皮を取り除き、裏ごししたり、つぶしてとろみをつける
・完了期の調理:薄皮を取り除き、小さく切る
枝豆はどんな野菜?


枝豆は大豆を緑色の未成熟な段階で収穫したもの。たんぱく質もビタミンも両方含んでいるので、栄養の面で大豆と野菜の両方の長所を兼ね備えている野菜といえます。
枝豆の旬の時期は「夏」
大人のお酒のおつまみとしても人気の枝豆。旬はイメージ通り夏となります。とはいえ冷凍枝豆もおいしいので、一年中楽しめます。
離乳食の枝豆、下処理・下ごしらえの方法
洗い方のコツ
水洗いの時に、塩をまぶし、こするように洗うと、うぶ毛がとれてきれいに茹で上がります。
加熱のコツ


離乳食のみに使用するのであれば、塩なしで茹でるのもいいでしょう。大人のおつまみとしても食べるときは、塩を加えたお湯で茹でてさやをとってから、離乳食用は再度茹でると塩分を落とせ、やわらかさも調整できます。
枝豆の離乳食、よくある疑問
冷凍枝豆を赤ちゃんにあげるには再加熱が必要?


大人がおいしく食べられるかための食感になっていることが多いので、再度加熱することがおすすめです。
スーパーで売っている茹で枝豆、そのまま使える?
そのままでは塩分が気になりますね。さやをむいてから再度茹でるなどして、塩分を落として使用すれば大丈夫です。
枝豆の薄皮はそのままでいい?

薄皮があることで、調理のときにきざみにくかったり、食べたときに喉にひっかかりやすかったりするので、なるべくむいてから使います。
枝豆の離乳食レシピ! 完了期


<離乳完了期のレシピ>枝豆入り卵おじや

材料

・かつおだし 150㏄
・卵 1/2個
・枝豆 5粒
・しょうゆ 少々
作り方
① 卵はよく溶きほぐしておく。枝豆は、茹でて薄皮をとり、みじん切りにする
② お鍋にかつおだしを入れ、沸騰したらごはんとみじん切りの枝豆を入れて、5分ほど炊く
③ 溶いた卵をまわし入れ、さらに3分ほど加熱し、卵がしっかりかたまったら、しょうゆを少しだけたらし、かき混ぜる

<離乳完了期のレシピ>白身魚の枝豆おろしあんかけ

材料

・大根 20g
・枝豆 5粒
・かつおだし 適量
・水溶き片栗粉 小さじ1(水:片栗粉=1:1)
作り方
① 大根は皮をむいてすりおろす。枝豆は茹でて薄皮をとり、みじん切りにする
② お鍋にかつおだしと鯛を入れ、ほぐしながら煮て、アクをとる
③ 鯛に火が通ったら煮汁を50㏄ほどに減らし、おろした大根、みじん切りの枝豆を入れ、さらに5分ほど弱火で加熱する
④ 最後に水溶き片栗粉でとろみをつける

<離乳完了期のレシピ>枝豆とにんじんのパンケーキ

材料

・卵 1/3個
・牛乳 40g
・にんじん 5g
・枝豆 5粒
・バナナ 15g
・油 適量
作り方
① 卵は割りほぐし、にんじんはすりおろし、バナナはつぶす。枝豆は茹でて薄皮をとり、つぶす
② ボールに、①と小麦粉、牛乳を入れ、混ぜ合わせる
③ フライパンに油を薄くしき、②を食べやすい大きさに広げて、両面焼き色がつくように焼く


まとめ


大人のおつまみに大活躍の枝豆は、そのままでは噛むことに慣れていない赤ちゃんには難しい食材ですが、工夫しだいで離乳食の彩りや、食感のアクセントにもなります。一緒に食卓を楽しむことを考えるととても良い食材です。塩分と切り方を工夫して離乳食に活用してみましょう。
(文:木下麗子 先生、監修:川口由美子 先生)
※調理撮影:マイナビ子育て編集部
※そのほか挿入画像はイメージです