離乳食のツナ缶はいつから?汁はどうする?中期・後期・完了期レシピ【管理栄養士監修】
ストックがしやすいツナ缶を常備しているご家庭は多いでしょう。もしツナ缶も離乳食に使えたら便利ですよね。今回は赤ちゃんにツナ缶をいつからあげられるか、汁は捨てた方がいいのか、離乳食ではどんな種類を選べばいいのかなどを解説します。中期・後期・完了期の赤ちゃん喜ぶツナ缶レシピも一緒にチェックしてくださいね。
ツナ缶、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?
・中期の調理:粗くすりつぶしたり、細かくほぐしてから調理します。
・後期の調理:細かくほぐしてから調理します。
・完了期の調理:軽くほぐしてから調理します。
気をつけたいツナ缶の始め方
ツナ缶に使われる魚は、カツオやマグロです。カツオやマグロを試してから始めていきましょう。ツナ缶の原材料で、試していない食材の有無を確認するとよいです。
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ツナ缶の種類はどんなものから始めたらいい?
ツナ缶には水煮や油漬けなどがありますが、おすすめしたいのは水煮の食塩不使用のツナ缶。食塩不使用なので、汁ごと使うことができます。離乳食では、ほぐしやすいフレークタイプがおすすめですよ。離乳食の塩分については、以下の記事で詳しく解説しています。
▶︎離乳食で味付けはどうする?調味料の種類や量、時期
ツナ缶の離乳食、よくある疑問
ツナ缶はどんな栄養がある? 汁は捨てる?
ツナ缶の材料にはカツオやマグロが使われますので、たんぱく質、DHAなどが補えます。
塩分不使用のツナ缶の汁は、気になる場合は捨ててもいいですが、そのまま料理に使うと、うまみが利用できます。捨てずに料理につかっても大丈夫。
冷凍保存もできる?
ほぐして、1回分の量ごとに小分けにして冷凍すると便利。スープごとでも可。離乳食の保存について、詳しくは以下を参考にしてください。
▶︎離乳食の冷凍保存|メリットやポイント、食材別テクニック
食塩不使用の水煮缶が手に入らなかったらどうしたらいい?
食塩の入ったタイプの水煮缶は、魚の身を取り出し茹でて塩抜きする方法があります。また、油漬けは、熱湯をかけて油抜きをしてから使いましょう。1歳をすぎれば、オイルを切るだけで使うことができます。
ツナ缶の離乳食レシピ! 中期・後期・完了期
<離乳中期のレシピ> ツナと大根みぞれあん
材料(1回量)
作り方
① ツナをほぐして粗くすりつぶす
② 鍋にツナ缶の汁・大根おろし・1のツナを入れて煮る
③ ②を水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成
<離乳後期のレシピ> ツナと野菜のトマト煮
材料(約1回量)
作り方
① ツナは細かくほぐしておく
② 玉ねぎとズッキーニは5mm角に切る。トマト缶は種や皮を外して、細かくきざむ
③ 鍋にオリーブ油を入れて、②の玉ねぎ・ズッキーニを炒め、ツナ缶の汁を入れてやわらかくなるまで煮る
④ ③に①のツナとトマト缶を入れて味がなじんだら完成
<離乳完了期のレシピ> ツナチーズトースト
材料(約1回量)
作り方
① やわらかく茹でたブロッコリーを細かく刻み、ほぐしたツナに混ぜる
② 食パン耳を外し、パンの上に1のツナをのせて、ピザ用チーズを散らす
③ オーブントースターでチーズがとろけるまで焼き、食べやすくカットする
まとめ
ツナ缶は加熱調理済みなので、ほぐして調理するだけでたんぱく質源となります。中期以降のたんぱく質源として気軽に取り入れられるので、ストックしておくと便利です。
無塩の水煮缶が手に入らなかった場合は、軽く茹でればOKです。買い物に行けないときなどの心強いアイテムとして上手に活用しましょう。
その他、離乳食のたんぱく質やストック食材については以下の記事も参考にしてください。
▶︎離乳食のタンパク質の適正量 おすすめ食材
▶︎離乳食の高野豆腐はいつから?下処理方法とレシピ
▶︎離乳食のトマト缶いつから?時期別レシピ
▶︎瓶詰ベビーフードの活用法
(文:夏目千恵子 先生、監修:川口由美子 先生)
※調理撮影:マイナビ子育て編集部
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