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2021年07月02日 08:00 更新

レンジで簡単!離乳食の蒸しパンレシピ 調理時の注意点や保存方法も!【管理栄養士監修】

ほんのり甘くてふわふわの蒸しパン。わざわざ蒸し器を使わなくても電子レンジであっという間にできて、手づかみ食べにも役立ちます。電子レンジで蒸しパンを作る時のポイントや気をつけたいこと、簡単にできるレシピをご紹介します。

レンジで簡単!離乳食の蒸しパンレシピ4選

蒸し器や鍋などを用意しなくても、レンジでできる蒸しパンのレシピ! 時短で手軽に蒸しパン作りを楽しみましょう。

ホットケーキミックスを使った簡単蒸しパン(離乳後期ごろ〜)

離乳食の蒸しパン

■材料(約1回量)
・ホットケーキミックス 大さじ2
・牛乳 大さじ1

■作り方
① マグカップにホットケーキミックスを入れ、牛乳を加えて粉のダマがなくなるまで混ぜる
② ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分30秒ほど加熱する。竹串等を刺して何もついてこなければOK
  ※生地がついてくる場合は、10秒ずつ加熱して火の通りを確認する


離乳期のホットケーキミックスについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
▶︎離乳食のホットケーキミックスはいつから?後期・完了期レシピ

おやつにぴったり!ふわふわリンゴ蒸しパン(離乳後期ごろ〜)

りんごの皮を剥く

■材料(作りやすい分量)
・小麦粉 100g
・りんご 60g
・ベーキングパウダー(アルミフリー) 小さじ1
・牛乳 100ml

■作り方
① リンゴは皮をむき芯を取り、1cm角くらいに刻む
② ボウルに小麦粉・ベーキングパウダーを入れ、①のりんご・牛乳を加えて混ぜる
③ シリコンカップの7~8分目まで生地を入れる
④ ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分30秒ほど加熱する。竹串等を刺して何もついてこなければOK
  ※生地がついてくる場合は、10秒ずつ加熱して火の通りを確認する

栄養たっぷり!野菜蒸しパン(離乳完了期〜)

ほうれん草の蒸しパン

■材料(作りやすい分量)
・ホットケーキミックス 100g
・卵 1個
・豆乳 70cc
・ほうれん草(茹でて刻む) 大さじ1
・にんじん(茹でて刻む) 大さじ1

■作り方
① 卵を割りほぐし、豆乳と混ぜる
② ①にホットケーキミックス・ほうれん草・にんじんを加えて切るように混ぜる
③ 耐熱容器やタッパーなどに薄く油を塗るか、オーブンシートを敷き、②の生地を流す
④ ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で2分ほど加熱する。竹串等を刺して何もついてこなければOK。
  ※生地がついてくる場合は、10秒ずつ加熱して火の通りを確認する
⑤ 赤ちゃんが食べやすい大きさに切る

アレルギー対応!卵なし蒸しパン(離乳後期ごろ〜)

シリコンカップ

■材料(作りやすい分量)
・米粉(製菓用) 100g
・ベーキングパウダー 小さじ1
・豆乳 70ml
・バナナ 1本
・小松菜 15g

■作り方
① バナナはフォークやマッシャーでつぶす
② 小松菜は茹でて、葉先を細かく切る
③ ボウルに①・②と豆乳を入れて混ぜ、米粉とベーキングパウダーを加えて混ぜる
④ シリコンカップの7~8分目まで生地を入れ、ふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分30秒ほど加熱する。竹串等を刺して何もついてこなければOK
  ※生地がついてくる場合は、10秒ずつ加熱して火の通りを確認する

離乳食に蒸しパンはいつごろから? 赤ちゃんにおすすめな理由

おすわりをする離乳中期ごろの赤ちゃん

離乳食に蒸しパンを作るご家庭は多いようです。まずは、蒸しパンのどんなところが赤ちゃんにぴったりなのか、またいつごろから蒸しパンを食べられるのかについて解説します。

基本的に離乳食の中期ごろから食べても大丈夫

蒸しパンは離乳中期ごろから食べられます。離乳食が進んで食べ物に慣れてきたら、少しずつ食べさせましょう。

はじめは蒸しパンそのままでは食べにくいので、牛乳や粉ミルクなどで煮てパンがゆにすると食べやすくなります。赤ちゃんが自分で上手に食べられるようになるまでは、様子を見ながら少量ずつ口に入れてあげましょう。

入れる具材でアレンジができる

いろんな具材の蒸しパン

蒸しパンは材料を選べば、炭水化物・たんぱく質・ビタミンやミネラルなどの栄養素を一度にとることができます。また、甘さを控えた蒸しパンは主食に、甘みのあるレーズンやリンゴなどを加えるとおやつにと、主食にもおやつにもできます。

野菜を入れるのであれば、赤ちゃんが食べ慣れているにんじんやほうれん草、バナナやさつまいもは定番でしょう。それ以外にも、苦手な野菜も蒸しパンの甘味で食べることができるかもしれません。また、小麦アレルギーがあるのであれば、ホットケーキミックスや小麦粉ではなく米粉を使って作ることもできます。

お好みの具材でアレンジの幅が広がりますよ。

量や大きさも好きに作れる

シリコンカップなどで1つずつ作るのもいいですが、まとめて大きく作った蒸しパンは、赤ちゃんが食べやすい大きさに切り手に持たせたり、家族みんなで切り分けて一緒に楽しむことができます。離乳食がちょっと足りないときや、1回分を作って外出する時に持っていくなど、好きな量や好みの大きさに作ることができるのも蒸しパンがおすすめの理由の一つです。

レンジを使用することで簡単にすぐ作れる

電子レンジで加熱

蒸し器を使って蒸しパンを作るのであれば、鍋にお湯を沸かす必要があり、加熱も10〜20分ほど時間がかかります。

その点、電子レンジを活用すると、材料を混ぜてから2分前後で蒸しパンが完成します。赤ちゃんにあげたいときにすぐに作れるのは便利ですね。

作った蒸しパン、保存はどうすればいいの?

たくさん作っても、一度に食べきることはできませんね。そんなときの保存方法やふっくら食べるコツをお伝えします。

冷凍保存がおすすめ

朝ごはんを食べる赤ちゃん

蒸しパンは、冷ましてから1つ1つをきっちりとラップに包み、密閉できる保存袋や保存容器に入れて冷凍できます。多めに作って冷凍しておくと、忙しい時の朝ごはんや、おやつに使うことができてとっても便利です。

解凍時にひと工夫!

冷凍した蒸しパンは、そのまま加熱したり温めすぎたりすると、かたくなったりパサついたりします。

表面に水分を吹き付けてから電子レンジで温めましょう。蒸しパンの大きさや電子レンジによって違いますが、500Wで20~30秒くらいが目安です。

赤ちゃんに蒸しパンを食べさせるときの注意点

蒸しパンは離乳食に便利なメニューですが、赤ちゃんに食べさせる時に気をつけたいポイントがあります。

アレルギーに注意!

アレルゲン

蒸しパンには小麦粉・牛乳・卵といった、アレルギーを起こしやすい「特定原材料7品目」に含まれる食材が使われています。これらを使った蒸しパンを初めてあげるのは、それぞれの食材を単体で試してからにしましょう。

なぜ初めて食べる食品は一つずつ試すかというと、アレルギーが出たときに原因物質が特定しやすいためです。

小麦粉の代わりに米粉を使ったり、牛乳の代わりに豆乳や豆腐・野菜の水分を使ったり、卵を使わないレシピもありますので、アレルギーの心配がある赤ちゃんには置き換えて作るといいですね。

しっかりと加熱しましょう

蒸しパンができあがったら、竹串や爪楊枝で中心を刺して、何もついてこなければしっかりと蒸しあがっています。ドロッとした生地がついてきたら、再度しっかり加熱しましょう。

小麦粉のでんぷんは、生焼けだと消化しにくいため大人でもお腹を壊すことがあります。しっかりと加熱をして食べさせましょう 。

まとめ

ベビーカーで出かける赤ちゃん

電子レンジを使えば、蒸しパンも短時間で調理することができます。中に入れる食材を変えれば、主食にもおやつにもなる蒸しパン。家族で同じものを食べながら、赤ちゃんが自分で食べる楽しみを教えてあげることもできますので、ぜひ離乳食にも活用してみてくださいね。

(文:三浦真由美 先生、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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