楽しそうでイラッ! SNSでのキラキラ育児投稿、ママたちはどういう目で見てる?
今やSNSで当たり前のように発信されてきている、ママさんたちの育児投稿。中には、キラキラした育児投稿を見て、複雑な気持ちになった事のあるママさんも少なくないはず。そこで、SNSでのキラキラした育児投稿で落ち込んだ経験についてママさんたちに聞いてみました。
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Q.SNSでキラキラした育児情報を発信する投稿を見て、落ち込んだことはありますか?
SNSで見かける、楽しそうな育児の投稿。ママは小綺麗で、赤ちゃんの洋服もおしゃれ、離乳食も手が込んでいて……なんて、キラキラした育児投稿に落ち込んだことはありませんか?
マイナビ子育てで調査してみたところ、「SNSでキラキラした育児情報を発信する投稿を見て、落ち込んだことはある」というママは、13%でした。
今回は、キラキラしたSNS投稿を見て落ち込んだエピソードとともに、落ち込んだ経験のないママのコメントもご紹介します。
落ち込んだことがあるママの意見
生活感のなさに
●ママ友が優雅に子どもとおしゃれカフェでランチしていて、うちの息子は暴れん坊でそんな優雅にランチなんて無理と思って、少しうらやましくなった。(33歳/建設・土木/事務系専門職)
●おしゃれな服を着て、おいしそうな食事風景を見ると、自分はダメだと落ち込んでしまったから。(39歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
●インフルエンサーのモデルルームのような部屋を見て、我が家との違いに愕然として、もうインスタ自体見ないようにした。(34歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)
SNSのなかには、育児中なのに生活感をまったく感じさせないような素敵な写真が載った投稿があります。そしてその投稿写真からにじみ出るのは、「いかにお金や時間に余裕があるか」という雰囲気……。そうした投稿を見ると、自分と比較してしまったり、自分はダメだと錯覚してしまったりしたママが多数いました。
産後なのに……!
●出産報告の写真の見た目がめっちゃきれいで落ち込んだ。私は髪ボサボサでやつれていたよ。(34歳/医療・福祉/事務系専門職)
●夜泣きで寝られなかった時期に、子育て楽しいアピールのSNSを見てしまい、落ち込むよりイラッとした。(37歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
SNSに多い、出産報告として産まれた瞬間の赤ちゃんとのツーショットや、産後の育児の様子。キラキラ系ママの投稿写真は、「産後なのに、こんなにキレイでいられるもの?」と驚いてしまうようなものばかりですよね。
手の込んだ料理
●インスタではキレイなママがきれいに盛り付けた料理、きれいな部屋だから。(38歳/学校・教育関連/専門職)
●彩り鮮やかな幼児食を見て。(35歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
手料理の投稿もよく見かけますよね。盛り付けといい、色味といい、お店のものかと思うぐらいに手が込んでいて美しかったり……。さらには料理だけでなく、食器やテーブルクロスなんかも凝っていて、とても毎食そんなことはできません!
落ち込んだことがないママの意見
自分は自分、よそはよそ
●自分は自分というように、割り切るようになりました。(33歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
●人それぞれなので気にしない。(34歳/小売店/販売職・サービス系)
●人は人であまり気にしない方がいいと思う。(38歳/金融・証券/事務系専門職)
趣味趣向は人それぞれで、時間やお金の使い方もさまざま。自分の生活そのものに満足していれば、キラキラした投稿を見ても、自分は自分だと割り切れるものなのでしょう。
参考になる
●むしろ勉強になります。(29歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)
●参考にさせていただきます。(30歳/自動車関連/事務系専門職)
キラキラした投稿のなかには、子連れ向けのスポットの紹介や、リビング・手料理などをオシャレに見せる方法など、育児をする上で参考になる情報がたくさんあります。それでモチベーションが上がって、参考になるというママもいました。
SNSがすべてではない
●他人の生活は気にしない。表面上は良くても裏があると思うから。(35歳/金融・証券/事務系専門職)
●SNSだけでは現状はわからないと思うから。(29歳/小売店/販売職・サービス系)
●SNSはフィクションの世界だから。(32歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
そもそも、SNSは24時間まるまる発信しているわけではなく、あくまでも本人が見せたい部分だけ投稿する断片的なもの。「発信されているものが、その人の私生活のすべて」とは限らないですよね。
そもそも見ない
●見ないからわからない。(40歳以上/情報・IT/技術職)
●SNSはあまり利用しませんし気にも留めませんが。(31歳/医療・福祉/事務系専門職)
落ち込む以前に、そもそもSNS自体を見ていないというママさんも。どうしても気にして仕方がない場合、いっそSNSを見るのをやめてしまうというのも手段かもしれません。
まとめ
SNSのキラキラした育児投稿と自分を比べてしまい、ついつい落ち込んでしまうママは13%という結果になりました。家庭と仕事の両立で精神的にも肉体的にも疲れ育児が満足にできていないとき、どうしても他人と比べてしまう人もいるかもしれません。しかし、落ち込んだことのないママのコメントも一理あるものばかり。捉え方や視点を変えてみることで、気持ちを楽にしてくださいね。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2021年7月30日~8月4日
調査人数:252人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)
