
窓つき封筒で絵本を手作り! ふうとうえほん『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』Vol.4
ペットボトルや牛乳パック、空き箱などにちょっと一手間加えるだけで、ユニークなおもちゃに大変身! SNSで話題となったおもちゃ作家、佐藤蕗さんのアイデアが一冊の本になりました。簡単に作れて本当に遊べるおもちゃを厳選。『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』(偕成社)より、親子で作りたくなるすてきなおもちゃをご紹介します。
ふうとうえほん

窓つき封筒を使った、絵が動くしかけおもちゃです。封筒の外の絵と中の絵のくみあわせで、ストーリーを作ってみてね。
長男が2〜3歳のころ、長い時間乗りものに乗っていると飽きてしまって、ワーッと泣きだしたり、早く降りたいとぐずったりして、たいへんでした。あるとき、とっさにポケットに入っているパスケースを使って、Suica(JR東日本のICカード)にかかれたペンギンの絵をチラッと出したりひっこめたりしてみたら、それが意外と好評だったのです。そのように着想を得て、事務用品でおなじみの、窓つきの封筒を使ったおもちゃを作ってみました。サンプルはていねいに色えんぴつと絵の具でかきましたが、もっと簡単にペンでかいたり、キャラクターのシールを貼ったりするだけでも、じゅうぶんです。
用意するもの
窓つき封筒
A4の紙(2枚)
絵をかく色えんぴつなど
作り方

1.窓つき封筒の上に、A4の紙の角をきちんとあわせるようにして重ねる。重ねた紙に、窓の部分をかきうつす。

2.1でかきうつした紙の上に白紙を重ね、窓の形を透かしながら、かくれる部分と見える部分を考えて絵をかく。

3.2の紙を3つ折りにする。ほかの面も2と同じように絵をかく。折り目で切り、重ねて封筒に入れる。たくさんかいて、いろんなストーリーを楽しもう。

ポイント
封筒に入れたとき、かくれる部分が多い方が楽しいよ!

(佐藤蕗・著『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』(偕成社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
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書籍『ふきさんのアイデアおもちゃ大百科』について

家にあるペットボトルや空き箱などが、こんなにユニークでかわいいおもちゃに大変身!
手順はシンプルに描くだけ、切るだけ、貼るだけ。でも、ほんのちょっとした工夫に「なるほど、そうきたか!」と、ひらめきアイデアが満載です。
実際にふきさんが子どもとの暮らしや遊びからヒントを得たものばかりで、楽しさは実証済み。子どもも大人も本を開けば、「どれを作ろうか?」「どうやって遊ぼうか?」と、ワクワクした気持ちがわいてくること間違いなしです。
佐藤 蕗さんのプロフィール
育児をしながら作っていたおもちゃが反響を呼び、デザイナーやイラストレーターとしての活動のかたわら造形作家として、現在は雑誌や新聞、WEBなどで作品を発表している。最新刊は『ふきさんのシーズンおもちゃ大百科』(偕成社)。
note:https://note.com/fukisato