妊娠中&産後が危険!? 名言から学ぶ、夫婦円満の5つの秘訣と心構え
夫婦円満は、幸せな家庭を築く重要な要素です。冷えきった家庭にならないよう、結婚当初の愛情を末永く持ち続けるにはどうすればいいのでしょうか?著名人の名言を基に、夫婦円満の5つの心得をひも解いていきましょう。特に危険といわれる、妊娠中と出産後の夫婦円満の秘訣についてもご紹介します。
夫婦円満の秘訣とは?名言でひも解く心得
夫婦関係が円満であるには、お互いが努力しなければなりません。幸せな家庭を築くには、どのような心構えが必要なのでしょうか?著名人の名言に基づいた、夫婦円満の5つの心得をご紹介します。
お互いを認め、思いやろう
性格の不一致なんて言うけど、最初から一致してる性格なんてないんだから(岡田真澄)
他人のものさし、自分のものさし。それぞれ寸法がちがうんだな(相田みつを)
司法統計2013の「性別離婚申し立ての動機別割合の推移(1975-2013)」によると、主な離婚動機の1位は、男女共に「性格の不一致」でした。夫婦は所詮赤の他人同士。育ってきた環境が違うのですから、価値観や考え方が違うのは当然のことです。大切なのは、相手を認めて尊重すること。どうしても気になることは、話し合って折衷案や打開策を考えましょう。
欠点を見るのではなく、美徳を見るのです(ウォレスD.ワトルズ)
価値観が違う→性格が合わない→こんな人だっけ?となりやすいのが夫婦。恋愛中にはわからなくても、結婚してわかってくることはたくさんあります。知らなかった…という点を、どう見るかも大切です。嫌なところばかり見るようになっては、関係は悪化の一途をたどるばかり。相手の良い点を見るよう努力しましょう。
また、相手の立場に立って考えることも大切です。相手の大変さに目を向ければ、自分だけが損してるという考えがなくなるはず。
たまには羽を伸ばしておいで。タラちゃんは僕がみるよ(マスオさん)
こんな風にお互いが相手の状況を推し量り、少しだけ思いやってあげるだけで、不満やイライラを少なくできるでしょう。女性も、「たまには友達と飲んでくれば?」というぐらいの度量を持ちたいですね。
感謝を忘れないで
夫婦は感謝のしあいっこなの(斎藤一人)
身近な「当たり前」の存在になっている人こそ、自分にとって「かけがえのない大切」な人です(鍵山秀三郎)
生活が日常になってくると、そのありがたさを忘れてしまうのが人の常。今、何不自由なく暮らしているのであれば、それは夫婦がそれぞれの役割をしっかり果たしているからこそ。頑張ってくれているパートナーに、常に感謝の気持ちを持ちましょう。相手を思いやる気持ちが自然とわき、ちょっとしたことは気にならなくなりますよ。
親しい仲にも礼儀を
結婚前には両眼を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ(トーマス・フラー)
相手に関心は持つべきですが、過干渉はいけません。特に、携帯をのぞいたり、誰と飲みにいくのかなど、プライベートに口出ししすぎるのは関係悪化の引き金になりかねません。干渉しすぎると嫌な部分もより目につくようになります。余計な関心は持たず、親しい仲にも礼儀を重んじましょう。
夫婦の時間を大切に
夫婦生活は長い会話である(ニーチェ)
夫婦円満の最大の秘訣は、一緒の時間を増やすことと言っても過言ではないでしょう。夫婦に限らず、人との関係においてもっとも大切なのはコミュニケーションです。互いに思っていることをわかり合うことで、良好な関係は築けます。現に、晩酌と夫婦仲の良さは比例するとの調査結果も出ています。食事など、ちょっとした時間を一緒に過ごすだけでもいいですし、同じ趣味があるなら一緒に楽しんだり、たまには旅行に行くのもいいでしょう。せっかくなら、夫婦円満にご利益のある神社などに訪れてみては?北海道の美瑛神社、東京の今戸神社、京都の貴船神社、島根の出雲大社、熊本の弓削神社などが有名ですね。
スキンシップをとろう
性生活さえ順調であれば、たいていの場合ほかの少々の摩擦は問題にならない(G・V・ハミルトン)
スキンシップも夫婦円満の重要な要素です。手をつなぐ、抱きしめ合う、キスするなど、なんでも構いません。恥ずかしがらず、積極的に行いましょう。参考までに、セックス頻度と幸福感についての研究もあります。調査の結果、幸福と答えた男女でもっとも多かったのは、週に1回の割合でセックスをしていた人たちだったそうです。
実はもっとも危険?妊娠中と出産後の夫婦円満の心得
妊娠中と出産後は、夫婦関係がこじれやすいといわれる時期です。それはなぜでしょうか?夫婦円満を維持できるよう、対策も知っておきましょう。
妊娠中は夫が浮気しやすい?
妊娠中は夫が浮気しやすい時期といわれています。これは、妊娠による女性の心身の変化にともなう、男性の心の変化が要因と考えられています。
妊娠中に浮気に走ってしまった男性の言い訳として多いのが、以下の4つです。
・家事などがサボりがちになったり、だらしなくなった。
・いつもイライラしていて、家にいるのが負担になった。
・話しかけてもうっとうしがられるから、寂しかった。
・セックスができなくて欲求が抑えられなかった。
つわりや体重の増加、お腹のふくらみによる体の変化に加え、ホルモンバランスによる心の変化(イライラなど)と、妊娠前と後では女性の心身には大きな変化があります。これを理解できないと、男性は不満を抱えがちになるようですね。
浮気させない対処法は?
では、妊娠中も旦那を浮気に走らせないにはどうすればいいのでしょうか?
まずは、妊娠による体の変化が女性にとってどれほど負担になるものかを知ってもらいましょう。知らないと、寝てばかりいる、家事がおろそかになったなど、生活面での不満が募りやすくなります。たまに妊婦健診に一緒に行ってもらうなどして、先生からもしっかり伝えてもらうといいでしょう。
次に、ストレスのはけ口を夫にしないよう注意が必要です。妊娠中はホルモンバランスの影響でストレスがたまりやすいですが、うまく発散する方法を見つけましょう。家に閉じこもらず、友達と会って話したり、適度な運動を心がけましょう。ストレッチにはストレス解消効果があるといわれるので、マタニティヨガなどに通うのもおすすめです。妊娠中でも、家は心休まる場になるよう心がけるのが重要ですね。
赤ちゃんのことばかり考えて夫をおろそかにするのもいけません。新しく生まれる命は大切で愛おしいものですが、その子を育てていくパートナーもかけがえのない人です。これまでと同じように大切に接してください。また、男性は子供が産まれるまで親になる実感が湧きにくく、中には親になるのが怖くて遊びに走る…というパターンもあるそうです。妊婦健診に同伴させる、父親学級に参加させる、赤ちゃんグッズを一緒に買いに行くなど、父になる心構えをする機会を与えましょう。ただ、嫌がるのを無理にさせるのは逆効果。無理強いはせず、少しずつ親になる準備をさせてください。
最後に、セックスの問題。妊娠中は、これもホルモンバランスの影響で性欲が湧きにくいものですが、だからといって10ヶ月の間ずっとごぶさたでは旦那さんも可哀想かもしれませんね。その欲求不満で浮気というパターンはよくあること。安定期に入ったら激しくないセックスならOKなので、体調に問題がないときはたまに相手をしてあげましょう。
出産後は夫婦仲が悪化しやすい?
出産後に夫婦関仲が悪くなることも珍しくありません。出産後数年の間に夫婦関係が悪化することを、産後クライシスとも言います。では、なぜ出産後は夫婦関係が悪化しやすいのでしょうか?それは、赤ちゃんが産まれることによる家族関係の変化に要因します。
多くの場合、女性は赤ちゃんの誕生によって自分の時間が少なくなります。加えて、子育てによる寝不足や疲労、ホルモンバランスにともなう体調の変化(抜け毛、肌荒れなど)などで、ストレスは溜まりやすい傾向に。うまく発散できないと、そのはけ口は夫に向かいやすくなります。
夫の場合は、妻の優先順位が自分より赤ちゃんになることに慣れず、その状況を受け入れられないケースも少なくないようです。自分のことをもっと構ってほしいと思う反面、明らかに増えた妻のイライラや小言にはうんざりします。
また、慣れない育児でお互いにストレスがたまった状態でいることも少なくありません。夜泣きが多い赤ちゃんの場合はなおさらです。二人そろってイライラしているのでは、家が心休まる場でなくなってしまいますね。このような状況の中、夫婦仲が徐々にこじれていく場合があるようです。
夫婦円満になる秘訣は?
子育ては簡単なことではありません。始めて経験する場合は、その大変さについていけず、つい身近な人に当たってしまうことも多いでしょう。そんな時こそ、お互いを思いやる気持ちを忘れないことです。夫は妻のツラさを推し量り、少しでも楽になるよう協力しましょう。妻は、夫の寂しさを考慮し、常にやさしく接してあげましょう。何もかも自分でやろうとせず、たまには夫に助けを求めるのも大切です。頼られていると思うと嬉しいもの。育児は共同作業なので、パートナーと手を取り合って行いましょう。
たまには、親などパートナー以外の人に甘えるのも重要です。短時間でも子供を預かってもらい、夫婦だけの時間を持ちましょう。預けられる人が近くにいないときは、理由を聞かずに預かってくれる一時託児所もあります。ほんの数時間だけでも預かってもらい、一緒に羽を伸ばしてストレス解消してもいいですね。
まとめ
夫婦円満を維持するのは、お互いの努力にかかっています。夫婦は、所詮は他人同士。ちょっとしたことでも壊れ得る関係であることを忘れず、常に相手への思いやりと配慮を忘れないようにしましょう。相手の立場になって考える。これが一番大切なのかもしれませんね。