ベビースタイの選び方、洗い方は? 出産祝い&ハンドメイドの作り方
新生児~乳児期にかけて活躍するベビースタイ。でも、いつからどのように使うのか、何枚くらい必要なのかわからないプレママもいるでしょう。ベビースタイの使い方・洗い方と、月齢別におすすめの素材・タイプ、枚数の目安をご紹介します。出産祝いに喜ばれるブランドと、ハンドメイドスタイの作り方も併せてチェックしてくださいね。
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ベビースタイの基本!選び方・洗い方と必要枚数
ベビースタイはいつ頃からどのような目的で使うのでしょうか?まずは、ベビースタイの基本について見ていきましょう。月齢別の使用目的とおすすめの素材・タイプ、必要枚数の目安をご紹介します。気になるお手入れ方法も確認しましょう。
ベビースタイはなぜ、いつまで必要?
ベビーグッズの必須アイテムといっても過言ではないスタイ。ビブ、よだれかけとも呼びますが、いつ頃どのような目的で使う物か、詳しくわからないママも少なくないでしょう。ベビースタイは服を汚さないために使用するもので、主には赤ちゃんのよだれが多くなる時期に活用します。この他、母乳・ミルクの吐き戻しや離乳食のちょっとした食べこぼしにも使えるので、新生児~乳幼児期の長期にわたって使用できる便利グッズです。スタイを使うことで服の汚れをある程度防ぐことができるので、着替えの頻度を少なくすることができます。
ちなみに、スタイとはよだれかけの意味を表す和製英語で、実は日本でしか通じない言葉です。昔、ベビーグッズの輸入業者がよだれかけを「スタイ」で販売したところ爆発的に売れ、この言葉が浸透したそうです。英語でstyというと「ものもらい」の意味になるので、外国ではスタイではなくビブ(bib)と呼びましょう。
月齢で違う?ベビースタイ選びのポイントと必要枚数
では、ベビースタイはどのような素材・タイプを何枚くらい用意すればいいのでしょうか?スタイの使用頻度は月齢によって変わってきます。以下に、月齢ごとにおすすめの素材・タイプと、おおよその必要枚数をまとめました。購入時の参考にしてください。
■新生児期~2ヶ月頃
母乳・ミルクの吐き戻しに活用できます。ただ、この時期は寝ている時間も多く、吐き戻しはタオルやガーゼで対応することもできるので、枚数はそれほど多くなくても大丈夫。活用する場合でも4~5枚あれば十分でしょう。素材は、ガーゼやタオルなど肌触りのやさしい生地が、かぶれる心配が少なくていいですね。また、スナップやボタンは首の横で止めるタイプがいいでしょう。ねんねのじゃまにならず、取り換えも楽です。吐き戻しの保険で装着するくらいなら、着るタイプや背中で止められるタイプがじゃまにならなくていいですね。紐で結ぶタイプは、この時期には使い勝手が悪く、首が締まる危険もあるので使用を控えることをおすすめします。また、マジックテープはかぶれることもあるようなので、注意しましょう。
■3ヶ月頃
早い子では歯が生える準備が始まります。歯茎がむずがゆくなるので手やおもちゃなどを口に入れることが多くなり、よだれが出やすくなります。よだれが増えるとスタイを取り換えることも多くなるので、枚数はこれまでより多く用意しておくと安心です。個人差がありますが、よだれの多い子では10枚ほど準備しておきたいですね。少し大きめのものが、口元を拭きやすいのでおすすめです。よだれが多いと服に染みやすいので、防水性のスタイを検討するママもいるでしょうが、肌のことを考えれば、まだガーゼやタオル素材がいいですね。できるだけ、厚手のものを選びましょう。
まだ寝ていることが多いので、顔にかからないよう着るタイプや背中で固定できるタイプでもいいですが、このタイプは口元を手軽に拭けないというデメリットがあります。よだれが多い場合は、不向きかもしれません。スタイを止める部分(スナップやボタン、紐など)のおすすめと注意点は、新生児期と同じです。
■4~5ヶ月頃
赤ちゃんによっては、この頃から歯が生え始める子もいます。まだまだよだれは多い傾向にあるので、使用頻度は高いでしょう。取り換えが多い子では10枚ほど、中には20枚くらいないと間に合わない場合もあるようです。個人差があるので、赤ちゃんの様子を見て用意しましょう。
手指の動きが活発になるこの頃には、スタイを引っぱったり口に入れることが多くなるので、できれば洗剤も意識したいですね。無添加や漂白剤の入っていないものなら、赤ちゃんの口に入っても安心です。洗濯の回数が多くなるので、素材は洗いやすい綿100%がおすすめです。
■6ヶ月以降
離乳食が始まる時期からは、ちょっとした食べこぼし対策としても使用できます。よだれが少なかったり落ち着いてきた場合は、防水性のスタイでもいいでしょう。また、この頃になるとお出かけする機会も増えるので、デザイン性も重視して、ファッションアイテムとして取り入れるのもいいですね。たまご型、バンダナ型、スカラップ、襟付きと、さまざまなデザインや形のものがあるので、デザインと機能を兼ね備えた一石二鳥のスタイを探したいですね。
お手入れ方法も知っておこう
よだれやミルク、食べこぼしの汚れがひどい場合は、さっと水洗いした後、少し濃いめに作った洗濯液につけおきしましょう。その後、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗えば、汚れがきれいに取れます。赤ちゃんがスタイを口に入れてしまう心配があまりない時期は、つけおきの際に漂白剤も一緒に入れると除菌もできていいですよ。酸素系の漂白剤なら色落ちの心配がないので、色柄ものにも使えます。あまり汚れていないときは、そのまま洗濯機で洗ってもかまいません。ガーゼなどデリケートな素材は、洗濯ネットに入れましょう。できれば、デリケートなものは分けて洗えると一番いいですね。ママのランジェリーやブラウスなどと一緒に、ネットに入れてソフト設定で洗うことをおすすめします。
教えて!出産祝いに喜ばれるベビースタイ
使用頻度が高く、いくつあっても嬉しいベビースタイは、出産のお祝いにぴったり。ただ、せっかくならちょっといいものをあげたいですよね?出産祝いにもらって嬉しい主なブランド5つをまとめました。
お祝いにぴったり!スタイの人気ブランド5選
出産祝いに贈りたくなるのはもちろん、ついつい自分の子供用にも買ってしまいたくなるおすすめブランド&スタイをご紹介します。
MARLMARL(マールマール)
まあるい形のよだれかけで有名なブランド。デザイン性に優れているのはもちろん、機能性もバツグン!回しながらいろんな面が使えるので、汚れてもすぐに取り換える必要がないんです。機能性&見た目のかわいさを兼ね備えた、贈り物に最適なスタイです。
Mum2Mum(マムトゥーマム)
数々の賞を受賞している高品質ブランド。ここのスタイは吸収性に優れているので、よだれが多い赤ちゃんに最適です。特におすすめは、バンダナワンダービブ。よだれをキャッチするのに適した形というだけでなく、明るくきれいなデザインで色の種類も豊富。使い勝手のよさから、リピートするママも多いようですよ。
bib-bab(ビブバブ)
「ちょっとおしゃまさん」をコンセプトにしたブランド。フォーマルな場でも使えるおしゃれなスタイがそろっています。特に人気なのが、セーラーカラーのスタイ。まるでセーラー服を着ているかのようなデザインで、おしゃれな場面にうってつけです。色の組み合わせも迷っちゃうくらい多いので、男女問わず使え、選ぶのも楽しそう。4層仕立てで吸収性に優れ、型崩れしにくいなど、機能性もバツグンです。ちょっとお高めですが、奮発できるのもお祝いだからこそ。自分では手に取りにくいという点も、贈り物にぴったりですね。
Lara Boyle(ララボイル)
ロンドンのママたちが考案したおしゃれなよだれかけ。ロンドンの高級百貨店でも取り扱われる人気スタイです。イチゴの形や星型など、斬新でカラフルなデザインが特徴。また、着るよだれかけをコンセプトにしているだけあり、洋服を着せる感覚の大きなサイズ感もポイントです。綿100%のタオル地で吸収性にも優れているので、よだれ対策だけでなく、離乳食用のお食事エプロンとしても使えます。
SOULEIADO(ソレイアード)
南フランスのプロヴァンス地方の伝統を受け継ぐテキスタイルブランドです。生地や陶器など幅広く取り扱っていますが、ソレイアードの生地を使ったキッチンウェアやベビーグッズも人気です。特に、付け襟タイプのスタイがおすすめ!スタイとしてだけでなく、後ろ前を逆にすれば付け襟としても使えるので、ファッション性バツグンです。柄やデザインもさまざまなので、いくつか揃えて服に合わせて着せ替えたくなっちゃいますね。表はコットン、裏はパイル地でできているので、触り心地がやわらかなのも嬉しいポイント。女の子への贈り物にぴったりのスタイです。
チャレンジしたい!手作りスタイ
かわいい既製品もいいけど、自分好みの生地で好きなデザインをハンドメイドするのもいいですよね。かわいい我が子に世界でひとつだけのスタイを作ってあげられるのも、手作りならではのポイント。最近は、簡単に作れるキットや、型紙を無料でダウンロードできるサイトもあるので、ぜひチャレンジしてみましょう。簡単な作り方をご紹介します。
意外に簡単?ハンドメイドスタイの作り方
ここでは、スタイの基本的な作り方をご紹介します。まずはシンプルな形を作ってみて、慣れてきたらいろんなデザインに挑戦してみてくださいね。
準備するもの
・30cm×30cmの布2枚(中布を入れる場合は3枚。コットンやタオルなど、吸収性のよいものがおすすめ)
・裁縫道具:手縫い針(もしくはミシン)、糸、チャコペン、裁ちばさみ、目打ち(あればでOK)
・マジックテープ、ボタン、スナップなど
・アップリケやアイロンプリントなどのデコレーショングッズ(必要に応じて)
作り方
1.無料でダウンロードできるサイトなどから、型紙を用意しておきます。最初は、できるだけシンプルな形を選びましょう。
2.布に型紙を置いて、形に沿って型紙から5mmほど外側にチャコペンで印をつけていきます。このとき、一定の間隔を開けて点線を描くようにすると、布がずれにくいです。
3.印に沿って、裁ちばさみで布を裁っていきます。このとき、はさみの片側を常にテーブルにつけるよう意識すると、布がブレにくくなります。
4.マジックテープやボタンを取り付けます。アップリケなどデコレーションを施す場合も、一緒に付けましょう。
5.2枚の布を合わせ、ずれないようまち針で止めていきます。裏表ともに表側になる面(柄布の場合は柄がある面)を内側に向かい合わせて止めましょう。中布としてもう一枚入れる場合は、中布は一番下にします。
6.布の端から5mm内側を縫っていきます。このとき、返し口(裏返すときの穴)を残すのを忘れないよう注意しましょう。また、縫い始めと終わりは返し縫でしっかり留めましょう。
7.縫い終わったら角の縫い代を切り落とし(角を丸くし)、カーブがきつい部分には数センチ間隔で浅い切り込みを入れましょう。そうすることで、裏返したときにごわつきにくくなります。
8.返し口から、布を裏返していきます。きれいに仕上げるためにも、焦らずゆっくり返していきましょう。すべて裏返したら、角や返し切れていない部分を目打ちなどで整えます。
9.アイロンをかけて縫い目を整えます。
10.返し口をすくいとじで縫ったら完成です。
まとめ
ベビースタイは乳幼児期の必須アイテムです。長く使う分、購入時は機能性や耐久性を重視して選びましょう。また、常に身に着けるものだからこそ、デザインにもこだわりたいですね。おしゃれな既製品をいくつか持っておくのもいいですし、愛情たっぷりの手作りスタイもおすすめです。いくつあっても無駄にならないので、いろんなタイプをそろえておきましょう。