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2023年06月07日 17:51 更新

アジサイの花言葉|アジサイの概要や特徴、花言葉、名前の由来を解説

梅雨時期に咲く花の代表格とも言えるアジサイ(紫陽花、あじさい)。公園や家庭の庭などで見かけることが多いアジサイですが、近年は切り花やドライフラワーも出回っており贈り物としても人気。贈るとなると、花言葉も気になりますよね。ここでは、アジサイの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

アジサイ(紫陽花、あじさい)の花言葉

あじさい

雨の中、鮮やかに咲くアジサイは梅雨時期の風物詩のひとつですよね。

そんなアジサイの花言葉は「移り気」「冷酷」「辛抱強さ」

アジサイの花は土壌よって花色が決まり、土壌の状態の変化に合わせて花色も変化していきます。
「移り気」は、そんなアジサイの色の移り変わりからつけられた花言葉と考えられます。

「冷酷」は青紫の花色の印象から。

「辛抱強さ」は、長崎で蘭学を教えていたドイツ人・シーボルトの恋の物語が由来。
シーボルトは長崎で「お滝さん」と呼ばれる日本の女性と恋に落ちます。しかし、帰国するため別れることに。植物学も学んでいた彼は、恋人への気持ちをアジサイの学名にこめて「otaksa(オタクサ)」と名づけました。

離れても辛抱強く愛する女性を思った彼の姿が、花言葉に反映されたというわけです。

アジサイの花言葉は怖い&ネガティブなものばかり?

アジサイ

「移り気」「冷酷」「辛抱強さ」と、あまりポジティブとはいえない花言葉がつけられているアジサイ。「冷酷」に関しては少し怖さまでかんじてしまいます。そうなると。贈る花としては向いていないのでは…とも思ってしまいますよね。

ただ、アジサイにはネガティブな花言葉だけでなく、「家族」「団らん」の花言葉もあります

たくさん集まって咲くその姿にちなんでつけられたこの花言葉。「冷酷」とは真逆の、温かみを感じる言葉です。

アジサイの色別の花言葉

アジサイ

アジサイは土壌によっても色が変わり、実にたくさんの種類の色が存在します。続いては、色別のアジサイの花言葉を紹介します。

青のアジサイの花言葉

青のアジサイの花言葉は「辛抱強い愛情」

アジサイの中でも特によく目にするのが青や紫のアジサイですよね。
青のアジサイの花言葉「辛抱強い愛情」は、前述したシーボルトとお滝さんの愛の物語にちなんだものと考えられています。

白のアジサイの花言葉

白のアジサイの花言葉は「寛容」

何色にも染まらない真っ白な花姿から、心が広く何事も受け入れる意味をもつこの花言葉がつけられたとされています。
パートナーとお互いに認め合うという意味で結婚式に使われることも多い花です。

ピンクのアジサイの花言葉

ピンクのアジサイの花言葉は「元気な女性」

こちらはフランスでつけられた花言葉。
アジサイの開花期である6月といえば日本では梅雨でジメっとした印象ですが、フランスではカラッとした気持ちのよい気候の時期。そんな快適な気候と明るいピンク色にちなんだ言葉です。

ガクアジサイの花言葉

ガクアジサイ

ガクアジサイは、一般的に知られる丸い形のアジサイ(ホンアジサイ)の原種。
中心に小さな粒のような花が集まり、その外側を花びらのような咢(がく)が囲む、ユニークな花姿をしています。この様子が額縁のように見えることから、ガクアジサイの名がつきました。

このガクアジサイにつけられている花言葉は「謙虚」

ホンアジサイに比べボリュームが小さく、ひっそりと咲く姿にちなんだ花言葉です。

アジサイの特徴

アジサイ

アジサイは、日本を原産国とするアジサイ科アジサイ属の植物。開花期の5~7月になると、枝先に10~30cmほどの散房花序をつけます。
一見、小さな花びらをつけた花が密集して丸い形になっているようにみえますが、花びらに見える部分は、実は咢(がく)。本来の花は咢の中心にある粒のような部分です。

アジサイの花は咲く場所によって色が異なるのが特徴で、これは土壌の影響。土が酸性だと青色、アルカリ性だと紅色の花になります。同じ株で同じ場所に咲いているアジサイでも、土壌によって毎年色が変わることもあるというわけです。

そんなアジサイの色の変化は「七変化」と表現され、昔は化花や幽霊花とも呼ばれていました。

アジサイの基礎知識

・分類…アジサイ科アジサイ属
・原産地…日本、東アジア
・別名…シチヘンゲ(七変化)、紫陽花(和名)
・開花期…5~7月
・出回り期…通年

アジサイの名前の由来

アジサイ

アジサイの語源は、藍色の花が集まっている様子を意味する「アズアイ(集つ藍)」といわれています。これがのちに「アヅサイ(集つ財)」と名前を変え、アジサイになったのだそう。

「集つ財」の言葉どおり、蓄財祈願の象徴的な花とされています。

アジサイの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
アジサイが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

6月3日、6月14日、6月26日

アジサイは母の日や父の日にも人気

アジサイ

公園などに咲いているイメージが強いアジサイですが、フラワーショップでも扱われており、近年は母の日や父の日の贈り物としても人気。切り花だけでなく、鉢植えとしても販売しています。

大ぶりな花は見栄えがよく、花もちも長いのでプレゼント最適。「家族」「団らん」の花言葉も、母の日・父の日にはぴったりですね。

アジサイのドライフラワーもおすすめ

ドライフラワー

贈り物ならアジサイのドライフラワーもおすすめです。

鮮やかな青や紫が印象的なアジサイですが、ドライフラワーにするとアンティークな茶色に。こちらもまた趣があります。

ドライフラワー専門店などで購入できるほか、自宅で作ることも可能。切ったアジサイを、直射日光があたらない場所に下向きで吊るしておきます。
乾燥剤として使われるシリカゲルを用いた作成方法であれば、アジサイの色味をうっすら残したドライフラワーもつくれますよ。

まとめ

アジサイには、少し暗い花言葉もあれば、ポジティブでプレゼント向きの花言葉もあります。
アジサイの色でも花言葉が変わってくるので、アジサイを贈る際は花色も意識するとよいでしょう。

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