クレマチスの花言葉｜クレマチスの名前の由来も解説

クレマチスの代表的な花言葉は、「旅人の喜び」「精神の美」「策略」です。

ヨーロッパにて、旅人が快適に過ごせるよう、宿の玄関にクレマチスを植えていたことが由来しています。玄関先に飾るのにぴったりな花言葉ですね。

細く弱々しく見えるツルですが、折れにくく大輪を咲かせることができます。毎年咲き続けるクレマチスの内にある美しさを讃え、「精神の美」という花言葉をつけたと言われています。

クレマチスの葉や茎からでる液体が皮膚につくと、その毒性からかぶれる事があります。フランスの物乞いが、わざとこの毒素で皮膚をかぶれさせ、同情を誘ったという事が「策略」の由来になっています。

今のところ、明確な色別や種類別の花言葉はつけられていません。

クレマチスの花言葉には怖い意味があるとよく言われますが、実際にはありません。

しかし、クレマチスの中でも中国原産のテッセンという品種には、「縛り付ける」「甘い束縛」など怖い意味やネガティブな意味がついているため、それがクレマチス全体の意味として怖い花言葉があると勘違いされるようになったのだと思われます。

クレマチスはキンポウゲ科のつる性多年草で、花の色や咲き方に種類がたくさんあり、とても人気です。クレマチスの開花期は系統によって様々で、早春に咲くタイプ、春に咲くタイプ、初夏に咲き四季咲き性のあるタイプ、夏に咲くタイプ、冬に咲くタイプがあります。それぞれの系統の中にたくさんの品種が存在し、色、形、咲き方などバリエーション豊富なのもクレマチスの魅力のひとつです。

クレマチスの多くはつる性ですが、中には木立性のものもあります。また、冬に落葉するものと常緑のものがあります。品種によって伸びるつるの長さがまったく違い、30～50cmの短めのものから、10m近く伸びるものまで様々です。

・分類…キンポウゲ科センニンソウ属（クレマチス属）
・原産地…世界の温帯地域、オセアニア
・別名…鉄線（和名）
・開花期…4月～10月、11〜2月（種類による）
・出回り期…3～10月

クレマチスは、ギリシャ語で「つる」「巻き上げ」を意味する「klema」に由来します。 「klema」がラテン語に入り、「蔓性植物」の意味で「Clematis」となりました。 イギリスではバラと並んで人気があり、「バラ」を「キング」、「クレマチス」を「クイーン」と呼ぶことから、日本でも「蔓性植物の女王」と呼ばれています。

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
クレマチスが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

繊細なツルと優美な花を咲かせるクレマチスは、ちょうど5月に開花株が出回るため、母の日のプレゼントとして最近、じわじわと人気が高まっています。

クレマチスの花言葉には「精神の美」という意味もあるので、母への感謝の気持ちや母を称える気持ちを伝えるのにもぴったりな鉢花ですよね。

クレマチスはつる性多年草のひとつで、トレリスやアーチ、フェンスにつるを誘引して、豪華に花を咲かせることから、「つる植物の女王」とも呼ばれています。寒さに強いので地植えで育てることができますし、もちろん鉢植えにして育てることもできます。

また、暑さ・寒さにも強く、比較的育てやすい品種です。日光を好むため、日当たりの良い場所に置き、水捌けや風通しの良い場所を選ぶこともポイントです。庭植えの場合は、水捌けをよくするために、あらかじめ鉢の底に軽石を入れておくといいでしょう。真夏を除けば、一年中植え付けと植え替えができますが、休眠中の12月から2月あたりが最適です。ただし、クレマチスは、根を切られることを嫌うため、植え替えの際には根を傷つけないように丁寧に扱いましょう。

「つる植物は手入れが多くて難しいのでは？」と心配になるかもしれませんが、育て方のポイントをおさえれば意外と簡単に育てられます。
なかでも初心者に気をつけて欲しいクレマチスの育て方のポイントは、季節に合わせた水やりと種類に合わせた植え替え・剪定です。
とくにクレマチスは種類によって、開花時期(種類)や植え替えや剪定の時期も異なります。そのため、自分が育てているクレマチスがどの種類なのかを把握しておくことが育てる上で大切になってきます。

クレマチスの花言葉は全体的にポジティブで、庭植えにしたり鉢花でのプレゼントにも向いているつる植物といえますね。

クレマチスにはさまざまな種類があるので、ぜひ、いろんな種類のクレマチスを植えてみて、さまざまな花姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。