子どもの塾通い、何年生からが多い? 3割以上の親はプログラミング必修化対策も
エス・エー・アイは、プログラミングスクールもしくは学習塾に子どもを通わせている保護者を対象に、「子どもの成長に求めること」に関する調査を実施しました。その結果、子どもの塾通いをスタートされる年代で最も多いのは「小学校4~5年生」で、3割以上の保護者がプログラミング学習の対策をおこなっていることがわかりました。
個別指導で本格的なプログラミングが学べる子ども向けプログラミングスクール「Swimmy」を運営するエス・エー・アイ(東京都新宿区 代表取締役:近藤隆)は、プログラミングスクールもしくは学習塾に子どもを通わせている保護者を対象に、プログラミングスクールや学習塾に通わせている親が「子どもの成長に求めること」に関する調査を実施しました。
子どもを学習塾に通わせている人に、いつから学習塾に通わせているのかを質問したところ、「3歳より以前(2.9%)」、「小学校に入る前(18.4%)」、「小学校低学年(1~3年生)(27.3%)」、「小学校高学年(4~5年生)(31.4%)」、「中学生以降(20.0%)」と続きました。つまり、小学校高学年から中学校にかけて、塾に通い出す子どもが多いようです。
次に「子どもを学習塾に通わせる理由(複数回答可)を質問したところ、「学校の勉強に遅れないため(54.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「受験に合格するため(38.4%)」、「成績を上げるため(38.2%)」と続きました。半数以上の人が学校の勉強を中心に考えているのに対し、受験合格や成績を上げるといった明確な目標を持って通わせている人もいるようです。
学習面以外に塾で子どもに学んでもらいたいこと(複数回答可)を質問したところ、「向上心(62.7%)」と回答した方が最も多く、次いで「応用力(60.0%)」、「自立心(50.1%)」、「論理的思考力(39.0%)」、「競争心(28.4%)」と続きました。向上心や自立心のように、精神的な部分への影響はもちろんのこと、応用力などの勉強に関する能力を高めていってほしいと考える人もいるようです。
また、子どもを学習塾に通わせること得られる効果(複数回答可)を質問したところ、「自分で勉強するようになった(41.1%)」と回答した方が最も多く、次いで「学習意欲があがった(38.2%)」、「成績があがった(38.0%)」、「向上心が身に付いた(28.1%)」、「自立心が身に付いた(16.8%)」と続きました。勉強に対する意識が変わったように感じている人が多いようです。
小学校では2020年度から、中学校では2021年度からプログラミング教育が必修化されましたが、何か対策を行っているかを質問したところ、3割以上の人が「はい(33.8%)」と回答しました。
また、実際に対策をしている人に具体的におこなっている対策の内容(複数回答可)を質問したところ、「プログラミングスクールに通わせる(49.3%)」と回答した人が最も多く、次いで「パソコンを使って親が教える(41.6%)」、「学習塾で学ばせる(32.2%)」と続きました。
続いて、今後、どのようにしてプログラミングを学ばせたいかを質問したところ、「プログラミングスクールに通わせる(39.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「パソコンを使って親が教える(19.2%)」、「学習塾で学ばせる(15.9%)」、「学習サイトやアプリなどで学ばせる(14.2%)」、「本や動画などで学ばせる(8.3%)」と続きました。
将来のために子どもに身に付けて欲しいこと上位3つを質問したところ、「英語力(65.2%)」と回答した人が最も多く、次いで「プレゼンテーション力(49.9%)」、「課題解決力(47.4%))」、「論理的思考力(44.0%)」と続きました。グローバル化が進んでいく中で、英語力を身に付けたいと考える人が多いようです。
回答をした親の現在の職業を質問したところ、「会社員(正社員)(48.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「パート・アルバイト(32.9%)」「医療従事者(4.3%)」、「会社員(契約社員)(4.2%)」、「公務員(4.0%)」。また、その最終学歴は、「大学卒(47.0%)」、「高校卒(15.6%)」、「専門学校卒(15.5%)」、「短大卒(15.0%)」、「大学院卒(6.1%)」と続きました。
【調査概要】
調査名称:「子どもの成長に求めること」に関する調査
調査期間:3月3日(木)~3月4日(金)
調査方法:インターネット調査
調査人数:1,003人
調査対象:プログラミングスクールもしくは学習塾に子どもを通わせている保護者
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
株式会社SAI
https://www.sai.co.jp/swimmy/
(マイナビ子育て編集部)