
ベビーシッターを利用したことのあるママは何割? ある派・ない派、それぞれの意見に納得
個人の自宅に派遣され、子どもの面倒をみてくれるベビーシッター。保育所への送迎、病後児保育など、さまざまな利用方法があります。今回は、実際にベビーシッターサービスを利用した人の感想と、利用したことのない人の理由についてアンケートを行いました。ぜひ検討の際の参考にしてください。

ベビーシッターを利用したことはありますか?

「ベビーシッターを利用したことはありますか?」と質問したところ、利用したことがある人は約13%。多くの人が利用したことがないという結果になりました。
なぜ利用したことがないのか、また利用したことがある人はなぜ利用したのか、その理由を聞きましたので紹介します。
ベビーシッターを利用したことがある
ベビーシッターを利用した人には、さまざまな理由がありました。
もしものときのための調査が目的、という理由にはうなずけますね。どうしても子どもを預けなければならない緊急時に、優良なサービスを見極める余裕があるとは思えません。事前に検討しておくことで安心感が得られます。
自治体が行なっているファミリーサポートは、ベビーシッターとほぼ同様のサービスがあります。地域の保育経験者が多く登録し、ボランティア価格で利用可能です。
短時間保育や保育園の送迎もお願いできるので、疲れたときにちょっと利用するという使い方もできます。
ベビーシッターを利用したことがない
料金が高い
ベビーシッターの利用を躊躇する原因のひとつが、費用です。シッターの相場は、1時間1,500円~3,000円程度。「自分の時給より高い!」という人も多いのではないでしょうか。
個人で契約してくれるシッターさんは比較的費用がおさえられる傾向にありますが、希望日に必ず利用できるとは限りません。費用対効果を考えると、自分でなんとかしようと思ってしまうのかも。
自治体によっては、ベビーシッターの利用料金を補助しているところもありますので、住んでいる自治体で一度確認してみてくださいね。
信頼できるかどうか不安
過去にベビーシッターによる事件があったこともあり、ベビーシッター全般に対する不信感を持っているという意見がありました。ほとんどの事業所や個人シッターは誠意を持って仕事をしていますが、不安を感じる心理も理解できます。どのような人が対応してくれるのかわからないと、親としては心配ですね。
抵抗感がある
子どもを預けること自体に抵抗感があるという人もいます。親族や友人など、「普段から信頼関係がある相手にも預けたことがない」という人にとっては、ベビーシッターの利用は難しいかもしれません。この背景には、「育児は母親の責任」という社会通念が大きなプレッシャーになっていることも考えられます。
大勢の人の目がある保育園とは異なり、自宅に来てもらう必要があることも心理的な障害になっている点でしょう。
必要を感じない
ベビーシッターを利用したことがない人のなかには、そもそも必要性を感じていない人もいました。
夫婦どちらかが時間をやりくりして面倒を見られる家庭や、近くに近親者など頼れる人がいる家庭では、積極的に利用を検討することは少ないようです。
まとめ
現代の日本ではまだマイナーなベビーシッターですが、便利に利用している人もいます。一方で、心理的・金銭的に抵抗のあるママたちが多くいるようです。シッターの資格制度や利用料金の補助など、安心して利用できる環境整備が進み、共働きで忙しい家庭に選択肢が増えることを期待したいですね。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年4月27日~5月16日
調査人数:158人(22歳~40代までのママ)
(マイナビ子育て編集部)