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2022年10月14日 18:50 更新

コロナ禍で親の不安は増大…つのる「教育への不安」って学年ごとに違うの?<データで見るお金の不安>

新型コロナウイルスの大流行により、私たちの生活は一変しました。会社への通勤、学校への通学が制限。行事もことごとく中止に。生活環境が大きく変化する中で、子どもの教育への影響に不安を感じた親も多いでしょう。実際にどれほどの親が、コロナ禍での教育に不安を感じていたの調査結果がありましたのでみていきましょう。

コロナ禍での子どもの教育、不安を感じる親の割合

ソニー生命保険株式会社は、大学生以下の子を持つ親を対象に、コロナ禍の影響についてアンケート調査を実施。コロナ禍における「子どもの教育に対する不安の増減」を尋ねたアンケートの結果は…。

「不安が増加した」親は7割半以上

出典:ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金に関する調査 2022」

調査の「全体」結果を見てみると、「コロナ禍での子どもの教育に対する不安」に関して、「非常に増加した」が25.3%、「やや増加した」が51.3%。合計で76.6%。
新型コロナにより慌ただしく変化する中、教育に対する不安が増加した親が7割半を超えることがわかりました。

一方、「減少した」(「やや減少した」と「非常に減少した」の合計、以下同様)の回答は23.4%。少ないながら、コロナ禍で教育への不安が軽くなった親もいることがわかります。

「不安が増加した」のは大学生等の親がもっとも多い

続いて、上記グラフの就学段階別結果を見てみましょう。

「増加した(計)」の回答がもっとも多く見られたのは、大学生等の親で79.8%。続いて多いのが、中高生の親で77.6%でした。

新型コロナウイルスの蔓延が懸念され始めた2020年には、多くの学校が一時通学を中止に。オンライン授業に切り替える異例の措置がとられました。
特に通学年数が短い中学・高校・大学の場合、貴重な学校での生活時間が削られ、先生や友だちとコミュニケーションをとる機会が減ったことも不安材料になったでしょう。

ここ最近は規制も緩和傾向にあり、通常どおりの教育活動も再開され始めています。しかし、まだまだ先が見えないコロナ禍での生活。
今後、子を持つ親たちの不安が大きく解消されることはあるのでしょうか。

<調査概要>
子どもの教育資金に関する調査 2022(ソニー生命調べ)
調査対象::ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女
調査期間:2022年1月28日~1月31日の4日間
調査方法 :インターネット調査
調査地域 :全国
有効回答数 :1,000サンプル(有効回答から各条件がほぼ均等になるように抽出) (内訳)親の性別×子の性別×子の通う学校(未就学、小学校、中学校・高校、 大学・短期大学・専門学校・予備校)で16分割、ほぼ均等割付
調査協力会社 :ネットエイジア株式会社

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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