【近所付き合い希薄化】「ご近所の顔や名前を全く知らない」人は何割? 近所付き合いは年々低下傾向に
ナビットは10月18日、全国の主婦を中心としたモニター会員1,000人を対象に実施した「ご近所付き合いについて」に関するアンケート調査の結果を発表しました。
約2割が「近所の人の名前や顔を全く知らない」
同社の調査によると、近所の人をどの程度知っているかという質問に対し、約8割が「人柄事情」「家族構成」「顔や名前」を知っていると回答しました。「家にあげたり仲良くしている程度」はわずか4.8%となっています。「顔や名前を全く知らない」という回答も、18.1%見られました。
次に、近所付き合いは得意であるか聞くと、半数近くの48.6%が「とても苦手」「どちらかといえば苦手」と答えました。「とても得意」と「どちらかといえば得意」は、合わせても12.8%に留まっています。
また、どの程度の近所付き合いがよいと思うか尋ねると、46.3%が「あいさつをする」程度と答えました。「立ち話をする」は23.6%、「すれ違ったときに会釈をする」は17.1%となっています。
続いて、近所付き合いは必要だと思うか聞くと、49%が「必要だと思う」、8.8%が「必要だと思わない」と答えました。42.2%は「どちらともいえない」と回答しています。
近所と良好な関係を保つために、気をつけていることを自由に答えてもらったところ、「あいさつ」と回答した人が300人近くと最も多くなりました。「深入りしない」「音に気をつける」「ルール、マナー、モラルを大切に」などの声も多くなっています。
同社では、「国による『地域での付き合いの程度に関する意識調査『によると、近所付き合いの程度は都市・地方を問わず低下しています。この背景としては①少子高齢化②共働き世帯の増加③単身者世帯の増加といった社会構造の変化が挙げられます。さらに、直近ではコロナ禍も『ご近所付き合い『の希薄化に影響を与えているものとみられています」とまとめています。
<調査概要>
調査期間:2022年9月
サンプル数:男女1000人
調査方法:インターネット調査
ナビット
https://www.navit-j.com/
(マイナビ子育て編集部)