物価高騰の中、お米の価格は下がっている!? 米も値上がり傾向だと誤解している人が約3割も
タイガー魔法瓶はこのほど、全国20代~60代の料理習慣のある既婚者男女328名を対象に「物価高騰に伴う家庭の食卓の変化に関する調査」を実施。その中から今回、主食の代表である「お米」とその価格に関する調査結果を発表しました。
物価高騰のなか、実はお米の価格は下がっている!?
円安による輸入原料や飼料・肥料コストの増加やエネルギー価格の高騰により、2022年1月~10月までに小麦製品や加工食品などを中心に値上げを行った食品が2万品目を超え、10月は単月の値上げは6,500品目以上となっています。
こうした状況下にあって、実はお米の小売価格は2020年10月から2022年8月まで一貫して、前年同月比よりも価格が下がっているのも事実です(※1)。 しかし今回の調査を通じて、主食の代表である「お米」の価格が値上がり傾向だと誤解している人が約3割もいることがわかりました。
お米の価格が値上がり傾向であると誤解している人が約3割も!
主食の代表である「お米」ですが、調査時の9月上旬において、「昨年に比べてお米の価格が高くなっている」と回答した人が約3割もいました。実際、コメの小売価格は直近3カ年においては値下がり傾向(※1)であるため、お米の価格傾向について誤解している人が一定数いることがわかりました。
パンや麺の価格高騰で、お米を主食として食べることが増えた人は24.1%
また、「小麦価格の高騰を理由に、お米を食べる量を増やしたい」と答えた人は70.7%、「パンや麺の価格高騰により、主食でお米を食べることが増えた」と回答した人は24.1%にのぼることがわかりました(※2)。
さらに、おいしくごはんが炊ける炊飯器への見直しを検討している人は40.2%と、お米への関心が高まっていることがうかがえます(※3)。
昼食&夕食にはお米を食べる人が最も多い
主食としてごはんを食べる人の割合を調査したところ、「朝食にごはんを最も食べることが多い」と回答した人が約24.1%、昼食では約42.1%、夕食では約74.7%となりました。
朝食ではパン派(約46.3%)に次ぐ結果となったものの、昼食と夕食ではごはんを食べる人が最も多いという結果となり、日本の家庭の主食では依然としてお米への支持が強く、主食の代表格であるということがわかりました。
また、朝食はパン派が優勢なものの、物価高騰を受けてお米を食べる量を増やしたいと思っている人のうち3人に1人が「朝食をパンからごはんへ変更したい」と回答しています(※4)。
(※1)コメの相対取引価格
令和元年産米の年度平均価格:15,716円、令和2年産米の年度平均価格:14,529円、令和3年産米の2021年9月~2022年7月の平均価格:12,839円
出典:農林水産省「米に関するマンスリーレポート」(令和4年9月号)よりデータ引用
(※2)(※3) (※4) 2022年9月27日発表済み
調査概要
調査対象:週に4回以上料理をする20~60代の既婚者男女 328名
調査期間:2022年9月7日(水)~8日(木)
調査方法:インターネット調査(自社調べ)